アメリカの治安が良い・悪い州と6つの注意点を解説

アメリカの治安が良い・悪いエリアと6つの注意点を解説
アメリカの治安は悪い、というイメージは現地に行ったことのない人にも浸透しているでしょう。
たしかに日本と比べると注意しなければいけないことも多く、全く違う世界であると言えるかもしれません。
しかし、実際はエリア・街・州ごとに治安の良し悪しは大きく異なります。
今回は、アメリカの治安について詳しく解説しながら、自分の身を守る注意点についてもご紹介していきたいと思います。

目次
アメリカの治安は日本と比べていい?悪い?
なぜアメリカの治安が悪いと言われるのか?3つの理由
 銃社会
 格差が大きい
 地域によって経済・産業・政治が違う
アメリカで巻き込まれる可能性のある犯罪・トラブル
 強盗
 薬物の売買
 銃を使用した暴力
 置き引き・盗難
アメリカで治安の悪いエリアTOP5
 治安の悪い州
  1位 アラスカ州
  2位 ニューメキシコ州
  3位 テネシー州
  4位 アーカンソー州
  5位 アリゾナ州
 治安の悪い地域
  1位 ミズーリ州セントルイス
  2位 アラバマ州バーミングハム
  3位 メリーランド州ボルチモア
  4位 テネシー州メンフィス
  5位 ミシガン州デトロイト
アメリカで治安がいいエリアTOP5
 治安の良い州
  1位 バーモント州
  2位 メイン州
  3位 ニューハンプシャー州
  4位 ユタ州
  5位 マサチューセッツ州
 治安の良い地域
  1位 ハワイ州ホノルル
  2位 ヴァージニア州ヴァージニアビーチ
  3位 ネバダ州ヘンダーソン
  4位 テキサス州エルパソ
  5位 ニューヨーク州ニューヨーク市
留学・旅行におすすめのエリア
 留学におすすめのエリア
 旅行におすすめのエリア
同じ街でもエリアごとに治安は異なる
アメリカで自己防衛するための5つの注意点
 時間帯に気を付ける
 脇道に入らない
 密室に誰かと2人きりにならない
 電車で寝ない
 席取りにスマホを置かない
危険を感じたらすぐ通報しよう
まとめ

アメリカの治安は日本と比べていい?悪い?

アメリカの治安のイメージについて、日本人100名にアンケート調査をしたところこのような結果が出ました。
アメリカの治安のイメージについて、日本人100名にアンケート調査
※100名を対象に「アメリカの治安についての日本人のイメージ」アンケート調査

「治安はやや悪い」「治安は悪い」と答えた人は56%で、半数以上の人がアメリカの治安にネガティブなイメージを持っていることが分かりました。
「治安はやや良い」と答えた人は全体のわずか17%にとどまり、一般的な世間の評価は厳しいようです。
実際の治安について結論から言うと、アメリカの治安は平均して日本よりも悪いと言えます。

日米それぞれの犯罪件数を見てみましょう。

【アメリカ】
・事件件数:7,560,867件
・犯罪件数:8,879,728件
・内訳
財産に関する犯罪:60.5%
人に対する犯罪:25.2%
社会に対する犯罪:14.3%

この中で、殺人・強盗など暴力に関する犯罪は4年振りに増加し127万件を越えたことも大きな話題となりました。

【日本】
・刑法犯の認知件数:61万4,231件
・検挙件数:27万9,185件
・内訳
窃盗:48.5%
暴行:13.6%
障害:10.3%
横領/遺失物横領:6.6%
詐欺:4.6%

日本が完全に安全だとは言えないものの、犯罪件数の桁が違うことが分かります。
もちろん日本とアメリカでは人口が大きく異なります。
しかし人口比2.6倍を加味したとしても、やはりアメリカの犯罪件数は頭ひとつ高い水準です。

なぜアメリカの治安が悪いと言われるのか?3つの理由

なぜアメリカの治安が悪いと言われるのか?3つの理由
ではなぜアメリカの治安は悪いのでしょうか?
その理由として考えられる3つの社会的要因について見ていきましょう。

銃社会

もっとも大きい要素は「アメリカは銃社会である」ということ。
全米で出回っている銃の数は4億丁とも言われており、悲しいことにアメリカの人口約3億3,000万人を大きく上回ります。

アメリカでは18歳以上であれば銃を買うことができ、様々な銃が売られているガンショップも多くあります。
さらに、大手スーパーのウォルマートでは限られた品揃えになるものの、銃や弾薬も店頭で販売されています。

一般の人であっても護身用に銃を家に置いている家庭も普通で、街中だけでなく家の中で悲しい事件が起きる原因の1つにもなっています。

格差が大きい

日本でも賃金低下や雇用形態が社会問題になっていますが、アメリカでも格差は非常に深刻な問題です。
以前『アメリカの平均年収は700万円!?日本との違いや社会的背景について』で、アメリカの年収は日本よりも高いとご紹介しました。
たしかに平均的な水準は日本よりも高いのですが、上位10%の富裕層・上位1%の超富裕層と貧困層との溝は年々深まっています。

・アメリカ国民の半数近くがその日暮らしの生活をしている
・1億人以上の人々が年収200万円未満
・低所得者向けのフードスタンプ受給者は4000万人
・人種や性別的マイノリティは貧困率が高い
という残酷な事態も、またアメリカの現実なのです。

ここ数年の急激なインフレでも、打撃を受けるのは黒人・ヒスパニック・アジア人など非白人の割合が高いこともウォールストリートジャーナルの世論調査で明らかになっています。

地域によって経済・産業・政治が違う

アメリカは州ごとに独立した法があり、政治的・経済的な傾向が大きく異なります。
重要な権限が州にあることも多く、隣の州でもまるで違う国のようにルールが変わることもあります。

日本でも都道府県ごとに条例が出されますが、アメリカでは州の権限はもっと強く州ごとの憲法もあります。
よくアメリカ大統領選のニュースなどで赤い州・青い州・スイングステートというフレーズを目にしますが、これはアメリカの州ごとの政治的な傾向を表しています。

・赤い州=共和党支持(保守派)
・青い州=民主党支持(リベラル派)
・スイングステート=流動的な州
という違いがあり、主に沿岸沿いの都市部では民主党支持が多く、保守的な南部では共和党の支持が厚くなっています。

最近話題となったのは、テキサス州での中絶禁止法案の成立です。
これによりテキサス州民の女性は性的問題の自立的な選択肢において、他の州と大きく格差が生まれたことになります。

また、地域によって産業や経済の特色も異なります。
クリエイター階級が多いエリア、農業が盛んなエリア、貿易が盛んなエリアなど地域経済の違いも格差を生む要因のひとつです。

アメリカで巻き込まれる可能性のある犯罪・トラブル

アメリカで旅行者が巻き込まれがちな犯罪やトラブルは、以下のとおりです。
・強盗
・薬物の売買
・銃を使用した暴力
・置き引き・盗難
それぞれの犯罪の内容や対策についてまとめました。

強盗

旅行者を脅して持ち物や貴重品を奪う強盗は、アメリカでしばしば発生している犯罪です。調査の前提が全く一緒ではないのであくまで参考程度ですが、2022年の1年間において、ニューヨークの強盗発生件数は17,226件、東京は228件と、ニューヨークの方が圧倒的に多くなっています。

ニューヨークは、アメリカ全土でみて決して治安の悪い地域ではありません。治安の悪い地域ではより一層の注意が必要です。

特に旅行者は、多額の旅費やモバイル製品などを持ち運ぶケースがしばしばあり、土地勘もないため強盗に狙われがちです。治安の悪い地域に近寄らない、不要な貴重品は持ち歩かないなどの対策をしておきましょう。

薬物の売買

地域にもよりますが、アメリカの薬物との距離感は日本より相当に近いのが特徴です。実は、アメリカは州によっては大麻一種であるマリファナが合法化されている関係で、薬物を入手しやすい傾向にあります。

アメリカの12歳以上の若者の44%が大麻を経験したことがあるとの調査結果もあります。(日本は1.4%)出典[4] : 厚生労働省「主要な国の薬物別障害経験率」

合法地域や、違法操業しているバーやクラブではドリンクなどに混入しているケースも少なくありません。

基本的に日本人が薬物を使用するのは、たとえ合法の地域であったとしても犯罪となる可能性が高いです。また、薬物は依存性が高く危険なものでもあるので、たとえ合法な地域でも絶対に入手・使用しないようにしましょう。

銃を使用した暴力

銃社会のアメリカでは、銃を使用した暴力事件が多数起きています。日本はそもそも免許がある、職業上使用せざるを得ないなど特殊な事情がない限り、銃刀法により銃を所持できません。そのため、アメリカの方が銃撃の危険性は圧倒的に高いといえます。

先ほど紹介した強盗において、銃で脅される、銃撃を受けるなどの事例も少なくありません。また、銃乱射事件のように、単に人を傷つける、殺す目的で実行される犯罪もあります。

基本的に日本より銃による事件が発生するリスクが高いことを念頭に、普段から注意深く行動しましょう。また、万が一銃撃が聞こえたときに逃げる・隠れるなどの防御行動が取れるように、身構えることも大切です。

置き引き・盗難

置き引き・盗難のリスクもアメリカの方が高いといえます。日本は世界で見ると治安が良い地域であるため「荷物を放置しない」という意識が稀薄な場合があります。たとえば、カフェやレストランなどで席を取るために所持品を置いておく方などがいますが、アメリカでは盗まれるリスクが高いでしょう。

貴重品は常に肌身離さずもつ、所持しきれないならホテルの部屋に置いておく、それも不安ならホテルのクロークなど信頼のおける場所に預けるなどして、持ち物の管理を徹底してください。

アメリカで治安の悪いエリアTOP5

アメリカで治安の悪いエリアTOP3
アメリカで治安が悪いと言われているエリア・州のTOP3についてご紹介していきます。

治安の悪い州

まずは治安が悪いと言われている州について見ていきましょう。
こちらは、Top 15 Most Dangerous States in the US (2024) | PropertyClubを参照しています。

1位 アラスカ州

2020年~2022年の間で、暴力犯罪と財産犯罪の合計が他の州よりも高いことが分かりました。
犯罪率が高くなるのは人口が他の州よりも低いため件数が少なくても割合が高くなるという指摘もありますが、

  • ・過重暴行、性犯罪の件数の多さ
  • ・銃による自殺率の高さ

など看過できない問題があることも事実です。

アラスカ州で先住民が住むエリアは過疎化が進んでおり、警察のなり手が慢性的に不足しています。そうした村が雇った警官の内20人以上に犯罪歴があり、そのうち2人は性犯罪者として登録されていることが分かっています。
参考:先住民の村、警官なり手なく性犯罪野放し 米地方紙が実態暴く<メディアと世界>:東京新聞 TOKYO Web
また、アラスカ州は他の州よりも銃が手に入りやすく、自殺率が全米の中でも高い州としても知られています。

アメリカ合衆国の50州の中から、アラスカ州の地理や気候、名所などを紹介します。アメリカの中で最も北端に位置し、人口密度が最も低い州である。海では氷河、陸ではオーロラ観測など、なかなか他の場所では楽しめない貴重な自然現象が楽しめる。

2位 ニューメキシコ州

ニューメキシコ州は全米でも治安が悪く危険な州として知られています。
強盗・暴行・窃盗などの犯罪が多く、特にアルバカーキ州では州で起こる犯罪の半分近くが発生しているとされるほど。
市長が改革を進めたりしていますが、中々追いついていないようです。

治安が悪い理由としては、
・ネイティブアメリカンの貧困率の高さ(全米平均の2倍、白人の4倍の貧困率)
・不法入国者の増加
・州や自治体の財政不安
などが挙げられます。

元々は温暖で晴れが続く気候で、雄大な土地が広がる魅力的な土地です。
資源も豊富でアメリカの経済を支えた歴史もありますが、産業の変化や社会的問題により治安が悪化してしまいました。

アメリカ合衆国の50州の中から、ニューメキシコ州の地理や気候、名所などを紹介します。人口の内訳が特徴的で、ヒスパニックが多く、場所によっては英語よりもスペイン語が使われる。また50州の中で2番目にネイティブ・アメリカンの占める割合が高い。

3位 テネシー州

テネシー州の犯罪率は人口1,000人あたり31.65で、2021年に州全体で報告された犯罪件数は22万1,000件以上でした。
暴力犯罪、財産犯罪が多く、強盗や窃盗などが問題となっています。
スリのような観光地によくある犯罪だけではなく、車上荒らしや自動車をターゲットとした盗難も多いです。

特にメンフィスやナッシュビルなどの都市部には、治安が悪いエリアも多くあります。
ナッシュビルも治安の悪いエリアが多く、特にダウンタウンの路地裏などは夜近寄らないようにしましょう。

他にもベリー昼やマディソンなどの街は治安が悪いエリアでもあります。

参考:The Safest and Most Dangerous Places in Nashville, TN: Crime Maps and Statistics | CrimeGrade.org

アメリカ合衆国の50州の中から、テネシー州の地理や気候、名所などを紹介します。州都はカントリーミュージックの聖地とも言われるナッシュビル。東部にはアメリカの国立公園の中で最も来園数が多いグレートスモーキー山脈国立公園がある。

4位 アーカンソー州

アーカンソー州は、全体的に犯罪率が全米平均よりも高い水準となっています。
のどかなエリアなので静かで平穏に暮らす人も多いですが、リトルロック、パインバルフなど治安の悪いエリアも少なくありません。

特に暴力犯罪は全米平均の2倍近い水準で、貧困に悩む人も多く存在しています。
アーカンソー州では食事が満足に取れない、教育が行き届いていない、早すぎる妊娠、健康障がいなどに悩まされる子どもが多い点が問題視されています

参考:Arkansas violent crime drops – Axios NW Arkansas米国の子どもの貧困、州・地域で異なる保護状況 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

アメリカ合衆国の50州の中から、アーカンソー州の地理や気候、名所などを紹介します。ビル・クリントン前大統領の出身地であることでも有名。ダイヤモンドクレーター州立公園は世界で唯一、一般人がダイヤの発掘ができる。州内には温泉街ホットスプリングスもある。

5位 アリゾナ州

アリゾナ州は一部の都市の治安が悪く、テンピやフェニックスなどの都市部の多くのエリアで犯罪率の高さや治安の悪さが問題となっています。
FBI のデータによると、コロナ渦の2020年~2021年の間に暴力犯罪は8.6%増加したそうです。
殺人事件の件数は500件を超えています。

メサの北西部、南西部、ツーソンの南部などは特に危険だとされています。

アメリカ合衆国の50州の中から、アリゾナ州の地理や気候、名所などを紹介します。標高差が大きく広大なアリゾナ州は一概に砂漠気候。アリゾナ州に行くならグランドキャニオン、セドナ、キャニオン・デ・シェイ国定公園など大迫力の絶景が体験できる名所は欠かせません。

治安の悪い地域

次に、市単位で治安が悪いとされる地域について見てみましょう。
順位は、Report Ranks America’s 15 Safest (And Most Dangerous) Cities For 2023を参考にしています。

1位 ミズーリ州セントルイス

セントルイスはミズーリ州東部にある商工業都市です。
1800年代末~1950年代くらいまでは、水運や自動車産業の隆盛によりセントルイスも繁栄しました。

なんと、アメリカ大陸で始めてオリンピックが開催されたのはセントルイスなのです。
しかし、1970年代以降に産業不振に陥ると治安悪化と経済不安により急激に人口が低下。
裕福な南部には白人が、北部には有色人種が多く住むなどエリアによって格差がハッキリあるのが特徴です。

2021年には200人以上が事件に巻き込まれて命を落としたとされます。
これらの事件の多くは、やはりギャングチームが引き起こしたようです。

ミズーリ州の詳細はこちらからご覧ください。

アメリカ合衆国の50州の中から、ミズーリ州の地理や気候、名所などを紹介します。イリノイ州に近いセントルイスは、かつての開拓時代に西部を目指す開拓者を迎える入り口の街として栄えゲートウェイ・アーチ国立公園の巨大なモニュメントなど名所も多い。

2位 アラバマ州バーミングハム

南部の町、アラバマ州バーミングハムは治安が悪い街として知られています。
1960年代には、公民権運動の拠点としてキング牧師らによってバーミングハム運動が展開されたエリアでもあります。現在でもバーミングハムには公民権会館があり、当時の黒人達がどれほどひどい差別を受けていたのか知ることができます。

アメリカ南東部における重要なビジネスセンターのひとつでありますが、アラバマ州の中でも危険な都市として知られています。
2022年のバーミングハムの犯罪発生件数は人口1,000人あたり77.09件で、暴力犯罪は20.57、財産犯罪は56.52でした。これはアラバマ州全体の犯罪発生件数31.82(人口1,000人あたり)、全米の犯罪発生件数の中央値29.85(人口1,000人あたり)を大幅に上回る数値です。

参考:Birmingham continues violent crime wave as suburbs are both most dangerous, safest municipalities in U.S. | The Trussville Tribune

特に犯罪発生率が高いのは、

  • ・ノース・セントラル・バーミングハム
  • ・エンズリー
  • ・ジョーンズ・バレー
  • ・ガーデン・ハイランズ

といったエリアです。

アメリカ合衆国の50州の中から、アラバマ州の地理や気候、名所などを紹介します。州都モンゴメリーは公民権運動の結果きっかけとなったローザ・パークスの事件の舞台である。また“I Have a Dream” の演説で有名なマーティン・ルーサー・キング牧師はモンゴメリーにある教会の出身である。

3位 メリーランド州ボルチモア

メリーランド州ボルチモアは、昔ながらの建物が残る美しい街並みで知られています。
しかし、深刻な経済格差が長年問題となっており、貧困率が高く治安の悪い都市としても有名です。

ボルチモア東部は黒人が多く住むエリアで、貧困率が高く、廃墟も多く存在します。
そういったエリアで廃墟がどう使われるか、というのはアメリカ滞在経験のある方なら想像がつくかもしれません。
ボルチモアも例外ではなく、そうした廃墟では薬物の取引など違法行為が行われストリートギャング達が幅を利かせ、犯罪件数の増加にも繋がっています。

2013年にはボルチモア市の刑務所で、刑務官とギャングとの癒着があることが明らかになりました。
貧困エリアと富裕層が住むエリアでは所得格差が深刻で、それにより公立学校に冷暖房が置けなかったり、寿命に大幅な差が出るなど、深刻な問題が根強く残っています。

アメリカ合衆国の50州の中から、メリーランド州の地理や気候、名所などを紹介します。人口密度が全米で5番目に高く、都市が発展し、農地、海岸、ビーチ、山もあるので「アメリカの縮図」と呼ばれる。州都アナポリスは歴史ある港町で、海軍兵学校があることでも有名。

4位 テネシー州メンフィス

テネシー州メンフィスは、デトロイトと並んで犯罪都市と呼ばれるほど犯罪発生率が高いエリアです。
シェルビー群には1万人規模のギャングが活動していると言われており、
・強盗
・窃盗
・麻薬取引
・武器取引
などの犯罪行為が頻繁に行われているようです。

自治体側も財政的な面から、街を警備する警察官の数も十分ではないようです。

テネシー州の詳細はこちらからご覧ください。

アメリカ合衆国の50州の中から、テネシー州の地理や気候、名所などを紹介します。州都はカントリーミュージックの聖地とも言われるナッシュビル。東部にはアメリカの国立公園の中で最も来園数が多いグレートスモーキー山脈国立公園がある。

5位 ミシガン州デトロイト

ミシガン州で一番大きな都市のデトロイトは、かつて自動車産業や工業で栄えた街です。
しかし、時代の変化によりこれらの産業が衰退しはじめると、治安も悪化の一途を辿りました。

エミネムの主演映画「8mile」でも描かれているように、失業率が高く、貧困層の若者がその日暮らしの仕事を待っているということも多いようです。
都心部には高層ビルが立ち並ぶ一方で、少し足を伸ばすと廃墟となった建物や車が放置されている風景も珍しくありません。

殺人事件、レイプなどの凶悪犯罪の発生率は全米平均の数倍で、車両の盗難も多いです。
特に地元のギャングが活動するレッドゾーンには近寄らないようにしましょう。

ミシガン州の詳細はこちらからご覧ください。

アメリカ合衆国の50州の中から、ミシガン州の地理や気候、名所などを紹介します。ミシガン州の形は複雑で、主にアッパー半島とロウアー半島の二つから成る。州都はランシング。最大都市のデトロイトはアメリカで初めて自動車産業が始まった都市として有名。

アメリカで治安がいいエリアTOP5

アメリカで治安がいいエリアTOP3
続いて、アメリカでも治安の良い州と地域についてご紹介していきます。
なぜ治安がいいのか、という理由も合わせて見ていきましょう。

順位はThe 20 Safest States in the US, Rankedを参考にしています。

治安の良い州

1位 バーモント州

アメリカの北東部にある州で、ニューヨーク州・マサチューセッツ州・カナダのケベック州などに面しています。
人口1000人あたりの犯罪率は18.93と全米の中央値よりも大幅に低く、アメリカの中でも最も安全な州のひとつとして知られています。

バーリントン、サウスバーリントンなどが特に治安がよく安全な街です。

参考:Vermont Crime Rates and Statistics – NeighborhoodScout

アメリカ合衆国の50州の中から、バーモント州の地理や気候、名所などを紹介します。緑の山の州のニックネームの通り、州の約80%が山と森林で、豊かな自然が占めている。秋に州全体で素晴らしい紅葉が見られることで有名。メープルシロップ生産量が全米一。

2位 メイン州

メイン州は人口1人あたりの暴行件数が最も少ない州で、個人と住居の安全性や金融の安全性など様々な面が高く評価されています。
州最大都市ポートランドの人口は67,000人ほどで、都市としての規模はそれほど大きくないものの、街は安全性が高く活気があります。

  • ・エリオット
  • ・ケープエリザベス
  • ・ファルマウス
  • ・ハンプデン
  • ・カンバーランド

などのエリアはメイン州の中でも特に安全だと言われています。

参考:Maine’s 10 Safest Cities of 2023 | SafeWise

アメリカ合衆国の50州の中から、メイン州の地理や気候、名所などを紹介します。メイン州はアメリカで最も北東の端に位置し、北西部はカナダに面している。全体の90%以上が森林。海産物が非常に美味しいことでも知られ、ロブスターの産地としても有名。

3位 ニューハンプシャー州

ニューハンプシャー州はカナダの国境近くにある州です。
暴力・財産狙いの犯罪件数は全米トップクラスに少なく、2020年の州内の暴力事件はわずか2000件でした。

自治体レベルでも州レベルでも消費税・所得税がないことから、経済的に負担が少なく生活しやすいことが治安が良い理由ではないかと考えられます。
また、白人の割合が他の州と比べて92.3%と格段に高いのも特徴。
アメリカで有色人種の貧困率は白人よりも高い傾向にありますが、ニューハンプシャー州のように白人が多い地域は治安がいいというのはアメリカの残酷な構造を表しているとも言えます。

アメリカ合衆国の50州の中から、ニューハンプシャー州の地理や気候、名所などを紹介します。アメリカが最初に独立した「独立13州」のうちの一つ。ポーツマスは小さな町だが、20世紀初頭に日露講和条約(ポーツマス条約)が結ばれた土地である。

4位 ユタ州

ユタ州は雄大な自然の残る内陸部の州です。
ユタ州はアメリカでも治安のいい州というイメージが強いエリアです。
ソルトレイクシティなどの都市の一部では注意が必要なエリアもありますが、全体的にのどかで平和な地域が多いです。

治安が良い理由として、

  • モルモン教徒が多いこと
  • 都市の規模が大きくないこと
  • ベイエリアではない
  • 世帯所得の水準が高いこと
  • 教育水準が高く財源の多くを教育に使っている

などが考えられます。

モルモン教はアルコールなどの嗜好品を禁じているため、都市部を除いてクラブやバーなどの数が他の州と比べてそれほど多くないことも少なからず治安の安定化に貢献している可能性があります。

アメリカ合衆国の50州の中から、ユタ州の地理や気候、名所などを紹介します。ロッキー山脈、ワサッチ山脈、ユインタ山地、コロラド高原、砂漠、砂岩、森林などバラエティに富んだ自然環境が魅力的。首都ソルトレイクシティに州の80%以上の人口が集中している。

5位 マサチューセッツ州

マサチューセッツ州は、アメリカ東部にある州です。
人口は比較的多い州で、州都のボストンは近代的なビル群とヨーロッパのような歴史を感じる都市で、州内にはハーバード大学、MIT(マサチューセッツ工科大学)、ボストン大学など様々な名門大学があります。
州全体の治安はよく、犯罪率も少ないことで知られています。

また、Wallet hubの調査によると車両走行距離あたりの死亡事故が少なく、医療保険に加入している人が全米で最も多いとされています。
万が一の事態のための資金を確保している人の割合も高いなど、リスクヘッジの意識が高いようです。

アメリカ合衆国の50州の中から、マサチューセッツ州の地理や気候、名所などを紹介します。州都・最大都市のボストンはイギリスの植民地からの独立運動が最初に始まった場所。ハーバード、マサチューセッツ工科大(MIT)、ボストン大学、マサチューセッツ大学などが有名。

治安の良い地域

続いて治安の良い地域についてご紹介していきます。
こちらの順位はReport Ranks America’s 15 Safest (And Most Dangerous) Cities For 2023の大都市部門を参考にしました。

1位 ハワイ州ホノルル

ハワイ州ホノルルは、日本でもおなじみの観光地です。
ハワイはアメリカ本土よりも銃規制が厳しいため全体的にアメリカ本土の都市と比較すると治安がよいと言われていますが、その中でも特にホノルルやアラモアナなどは治安が良く過ごしやすいとされています。

ホノルルの中でも、

  • ・ジョイント・ベース・パール・ハーバー=ヒッカム地区
  • ・ハワイカイ地区
  • ・アリアマヌ

などの地区が犯罪率が低く、治安がいいとされています。

ただ、観光客が戻ってきた昨今では有名な観光地の周辺や、人が少ない通り、夜のチャイナタウンなどで犯罪が増加しているという指摘もあり、一部エリアでは出歩く時間帯などに注意すべきという声もあります。

アメリカ合衆国の50州の中から、ハワイ州の地理や気候、名所などを紹介します。ハワイ州は日本とアメリカ大陸の間の太平洋のど真ん中に位置する、四方を海に囲まれたハワイ諸島。ハワイ、マウイ、オアフ、などの8つの島と100以上の小さな島が含まれる。

2位 ヴァージニア州ヴァージニアビーチ

ヴァージニアビーチはヴァージニア州最大の都市です。
人口が比較的多いベイエリアで知名度の高い観光地にしては珍しく、安定して犯罪率が低く治安のいいエリアとして知られています。

大きなショッピングモールや娯楽施設などが充実しており、バスなどの公共交通機関もよく使われるので観光として訪れるだけでなく住むにも良いエリアとして知られています。
エリアにもよりますが、住宅街のあたりにはセキュリティカーがパトロールしており、市を挙げて治安の安定化に力を入れています。

アメリカ合衆国の50州の中から、バージニア州の地理や気候、名所などを紹介します。州都リッチモンドはアメリカのユニークな歴史の建造物を多く残す。首都ワシントンD.C. に接していることもあり、州の北部には国のモニュメント的なランドマークも多い。

3位 ネバダ州ヘンダーソン

ラスベガスは良くも悪くも華やかな歓楽街ですが、意外と郊外には治安のいいエリアもあります。
ヘンダーソンはその代表で、長らく「全米でもトップクラスに治安のいいエリア」として知られています。

グリーンバレーなどお城のような豪華な邸宅が立ち並ぶ高級住宅街もあり、著名人も多く住むエリアです。かつてはラスベガスのベッドタウンでしたが、現在はヘンダーソン市内にも規模が大きいカジノやショッピングモールがたくさんできて、都市として発展しています。
富裕層が多いため生活の水準も高く、お店や飲食店もたくさんあり、比較的犯罪率が低く、街もきれいに保たれています。

アメリカ合衆国の50州の中から、ネバダ州の地理や気候、名所などを紹介します。ネバダの大半のエリアは乾燥した砂漠性気候。一年を通して降水量が少なく、ほとんどが晴れ。ラスベガスはモハーヴェ砂漠の真ん中に忽然と輝く街で、エンターテインメントのメッカ。

4位 テキサス州エルパソ

テキサス州の最西端に位置するエルパソは、テキサス州の中でも安定して治安の良いエリアとして知られています。
メキシコの麻薬カルテルと長く続いた抗争で近隣の市の治安が急激に悪化した時も、エルパソはその影響は少なかったとされます。

メキシコに面する国境都市ですが、国境通過地点でのセキュリティ対策に力を入れていることもあり、犯罪率は全米平均よりも低く、市の法務執行機関(警察など)が地域社会の安全のために尽力しています。
また、住民はコミュニティ意識が強くフレンドリーなので、初めて訪れる人も心地よく過ごせるようです。

参考:Is El Paso Safe in 2023: 5 Important Tips and Precautions

アメリカ合衆国の50州の中から、今回はテキサス州の地理や気候、名所などを紹介します。テキサス州はアメリカで2番目に大きな面積、2番目に多い人口を誇る州。ネイティブの言葉で「友情」を意味し、州のモットーも「Friendship」となっている。

5位 ニューヨーク州ニューヨーク市

ニューヨーク市は全米でも屈指の大都市です。
治安がいいイメージがないという方もいるかもしれませんが、アメリカでは大都市の中では比較的安全性が高い地域とされています。
2022年のデータでは、ニューヨーク市の犯罪指数は前年よりも大幅に減少しています。

ニューヨーク州、ニューヨーク市ともに犯罪率は全米平均よりも低い水準で、Neighborhood Scoutによるとロサンゼルスやマイアミなどよりも安全性が高いとされています。

  • ・バッテリー・パーク・シティ
  • ・トライベッカ
  • ・チェルシー
  • ・マレー・ヒル
  • ・セントラルパークの両サイド(アッパーイーストサイド、アッパーウェストサイド)

などは特に治安のいいエリアです。

ただ、アメリカを代表する大都市のため、治安が悪いエリアも少なからずあることは否定できません。

参考:Explore 8 of the Safest Neighborhoods in NYC – PODS Blog

アメリカ合衆国の50州をそれぞれ紹介するアメリカ50州大解剖。今回はニューヨーク州を紹介します。ニューヨーク州は自然が豊富で、北海道と九州を合わせたほどの大きな州。日本人のよく知るマンハッタンは世界有数の大都市であり経済・文化の中心でもあります。

留学・旅行におすすめのエリア

留学・旅行におすすめのエリア

留学におすすめのエリア

留学先はどの大学で学びたいかが大事ですが、地域としてのおすすめは以下の通りです。

  • ・ボストン、ケンブリッジ(マサチューセッツ州)
  • ・プロビデンス(ロードアイランド州)
  • ・ニューヨーク(ニューヨーク州)
  • ・ポートランド(メイン州)

ボストンはハーバードやMITなどアメリカを代表する名門大学が多く、首都圏で50以上の高等教育期間があります。
どの地域にも言えますが、大学の多いカレッジタウン、特に名門大学のあるエリアは治安がいい傾向にあります。

ただ、市の中でも治安の悪いストリートやブロックはあるので、留学が決まったら「地名 crime map」と検索したり、住民に聞いたりして危険な場所には近寄らないようにしましょう。
カリフォルニア周辺も留学先として人気の高いエリアではありますが、ここ最近のロサンゼルス、サンフランシスコなどの都市部の治安悪化はすさまじく、安全性を重視する場合はおすすめできません。

旅行におすすめのエリア

旅行の目的によっておすすめのエリアは異なりますが、お買い物や娯楽など都市観光を楽しみたいという方におすすめのエリアをご紹介します。

  • ・ニューヨーク(セントラルパーク周辺の街)
  • ・ハワイ(ホノルル、オアフ、アラモアナ)
  • ・フロリダ南西部(ネープルズなど)
  • ・ネバダ州の郊外(ヘンダーソンなど)

豊かな自然やアクティビティを楽しみたいという方は、バーモント州やマサチューセッツ州のアーリントン、ユタ州の郊外なども治安がよく広大なアメリカ大陸の自然が楽しめておすすめです。
アメリカで有名な観光地は、防犯カメラの設置やセキュリティパトロールなど治安維持に力を入れています。

ただ、都市部の観光地は観光客狙いの犯罪も多く、スリや置き引き程度では警察は動いてくれません。大通りは安全でも、一本路地裏に入ると危険なエリアに変わるということも多いので、どこに行くにも自衛の意識は高くもって注意深く行動しましょう。
どこの都市にも、危険なエリアというのは存在しています。

危険なエリアの見極めるポイントとしては、

  • ・街にゴミや落書きの量が多い
  • ・お店や住居に鉄格子がはめられている
  • ・拳銃に注意喚起する看板が貼られている
  • ・道路の様子(道路がガタガタ、車が古い、歩道に車を狙っている様子の人がいる)
  • ・道端にホームレスやドラッグ中毒者がいるか

などがあります。
そうしたエリアにはうかつに近寄らないようにしましょう。

また、治安の悪いエリアに様々な事情で住まざるを得ない方も少なくないのもアメリカの姿です。
興味本位で近づいたり、冷やかすような尊敬を欠いた行為もしないでください。

同じ街でもエリアごとに治安は異なる

同じ街でもエリアごとに治安は異なる
アメリカでは、同じ街でもエリアによって階級がしっかりと分けられているのが特徴です。
日本でも高級住宅街や伝統的なお屋敷町などがありますが、路地裏とかに庶民的で家賃の安いアパートを目にしたりしますよね。

アメリカの街づくりはもっと厳格で、富裕層・中間層・貧困層が住むエリアはハッキリと分けられています。

分かりやすいのはニューヨークのマンハッタンで、エリアごとに以下のような違いがあります。

・アッパーイーストサイド:
→高級ブランドや高級アパートメントが立ち並ぶ華やかでリッチなエリア。富裕層が住む

・アッパーウェストサイド:
→中〜高所得層が住むエリア。ユダヤ系も多い

・ミッドタウン:
→ビジネス街。カーネギーホールや美術館など観光スポットも多い。

・ダウンタウン(ロウアーマンハッタン):
→ウォール街やロウアーイーストサイドのように富裕層が集まるエリアと、移民や中~低所得者層が集まるエリアに分かれる

・ハーレム:
→低所得者~貧困層も住むエリア。一時に比べて治安は改善しつつあるが、スパニッシュハーレムなどニューヨーカーも立ち寄るのを避けるエリアもある。

小さな街でも、北側はリッチなエリアで南側は貧困層が住む。とはっきり分けられるのは一般的です。
そのため、留学や転勤でアメリカでの住居を探す時、街の名前だけで安易に決めずに物件の周辺の環境についてもしっかり調べてください。
特に都心なのに家賃が相場より安い物件は、治安の悪い地域にあることが多いです。

アメリカで自己防衛するための5つの注意点

アメリカで自己防衛するための5つの注意点
アメリカでは、日頃からの自己防衛を意識するのも当たり前です。
日本では中々意識しないことも多いので、最低限注意しておくべき注意点5個について押さえておきましょう。

時間帯に気を付ける

治安が良いエリアでも、夜間は1人で出歩かないようにしましょう。
アメリカは車移動が前提の街づくりをしているので、夜道が暗く非常に危険です。

車がない場合は、バスや電車など公共機関を使用してください。

脇道に入らない

脇道や裏道は、人目がないためにギャング等が犯罪行為をする場に選ばれがちです。
コーナー(角)で取引をする売人も多いので、なんらかのトラブルに巻き込まれる可能性もあります。

何かあっても助けを呼びにくいので、よく知らない脇道や裏道は入らないようにしましょう。

治安の悪い地域では、お昼でも裏通りに入らないようにしてください。

密室に誰かと2人きりにならない

女性が1人でいると、車にのった男性に「送っていくよ」と声をかけられることがあります。
車に乗ると銃で脅されて事件に巻き込まれた、遠くに連れていかれそうになった、などの例もあるので知らない人・関係が浅い人の車には絶対に乗らないで下さい。

また、エレベーターなどの密室空間でトラブルに巻き込まれる可能性もあるので、なるべく知らない人と2人きりにならないように気を付けましょう。

電車で寝ない

日本でよく見かける風景ですが、眠ってしまっていると盗難被害にあうかもしれません。
同じ感覚で寝てしまわないよう、ガムやミントで眠気覚ましをしつつ周囲に気を配りましょう。

席取りにスマホを置かない

こちらも日本でよく見かけますが、飲食点で席を先にとりたい時にテーブルにスマホや荷物を置く行為は海外ではNGです。

そのまま荷物が盗まれることがあるので、お店に置いてある専用の札などを使ってください。

危険を感じたらすぐ通報しよう

危険を感じたらすぐ通報しよう
アメリカでトラブルを目にしたり、巻き込まれたりしたらすぐに警察に通報しましょう。
アメリカの警察や通報の仕方については、こちらで詳しく解説しています。
アメリカの警察は日本とこんなに違う!仕組みや特徴を解説

アメリカについてから調べものをしたり、すぐに連絡が取れる状態にしておくために、事前にアメリカ用SIMを用意することをおすすめします。

ハナセルでは2023年11月から短期プリペイドeSIMもご利用いただけるようになりました。
旅行日数(7日間、15日間、30日間)によってeSIMを選べます。
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詳しくは、以下のページをご覧ください。
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まとめ

アメリカの治安は日本よりも注意が必要なものの、地域差がかなり大きいことが分かりました。
外から行くと「治安の良し悪し」のみで判断してしまいがちですが、そこに至るまでは政治・経済が大きく影響していることも忘れてはいけません。

実際、ギャングバンギング(窃盗・強盗などの犯罪行為)に関わるのは貧困家庭出身で教育も受けられず、生活するためにやむにやまれず行うという人も少なくないのです。

幸運であれば治安の良い地域に住んで、安全な生活を送れるかもしれません。
しかし「あそこは治安が悪いから」と忌避して終わり、というのは危険です。安全に気をつけつつ、社会がそれに至った背景にも思いを寄せてみましょう。

またアメリカの警察事情については、以下の記事でも言及しております。合わせてご覧ください。

アメリカの警察はニュースやドラマなどでよく目にしますよね。 しかし、実際アメリカの警察がどんな組織なのかは具体的にイメージしにくいかも...

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監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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