IT実力者が考えた、アフリカで中古パソコンを教育に生かす方法。Keepod、ぜひCorruptしないで成功してほしい。

今日はステキな笑顔に溢れるビデオを見て、社会的責任について考えています。

HanaCellはイギリスを本社に構える、モベルコミュニケーションズリミテッドが親会社です。
2000年から日本にも支社を設立し、海外の携帯電話や衛星電話を提供しています。

モベルの社長、トニースミスはいくつもの会社を立ち上げてきた企業家です。
成功のひみつは、スミス社長のチャリティー精神にあります。
モベルの利益は、世界で最も貧しい、アフリカのマラウィでの活動に使われています。

実は私もマラウィのチャリティー現場に行ったことがあります。
言葉では伝えられません。IT専門学校、保育園、自転車屋、本屋など
村規模で現地の方々の生活を変えようとする活動が進められていました。

そんなアフリカでのチャリティー活動につながる記事を読みました。
Keepodという会社が、中古のパソコンとメモリスティックを使って
アフリカでの教育に役立てようと動いています。
keepod

 

 

 

コンセプトは、
①Reuse(パソコンのリサイクル)
②Keepod($7のメモリスティック、パソコン環境を!)
③Share(パソコンを一人一人に提供するのではなく、共有する)

パソコンのハードドライブを外し、メモリスティックからアンドロイドOSを立ち上げます。
それぞれのメモリスティックにOSと、各自のデータが保存されています。
メモリスティックを外せば、利用者の情報は残らずパソコン自体は空状態となります。
セキュリティー面も、グッドですね。
そして、数年に一度は買い替えられて、処分されてしまうパソコンに
処分以外に新しい使い道ができました。

世界の人口の70%が、パソコンを未だ持っていません。
KeepodのCEO、Nissan BaharさんはイタリアのNGOと共同で
ナイロビのスラム街マザレで、Keepodメモリスティックを配りました。
slum-nairobi-kenya

 

 

 

 

 

メモリスティックの価格は$7。
マザレの方たちにとっては、家族の食事代となり費用です。
メモリスティックが食事代として売られてしまわないように、
現地の方にいかにメモリスティックの価値を説明できるか、がポイントのようです。

私自身には、到底このような社会活動を実践できる能力も知識もありません。
それでも、機種変更や買い替えの頻度が高い、日本のような国で
中古の携帯電話、パソコンなどがこのように生活を向上するために
使われるようにできないかなーと、夢をみることもあります。

吉田店長の写真

監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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