アメリカへの海外赴任に必要な準備|現地で喜ばれるお土産も紹介

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近年の社会のグローバル化に伴い、海外赴任するビジネスパーソンが増加しています。特にアメリカは、多くの日本人が仕事で移住している、世界経済の中心地です。

しかし、初めて海外で仕事をする方は多くの不安を抱えているでしょう。家族のこと、英語力、健康面、金銭面など、不安要素を挙げればきりがありません。
海外赴任をトラブルなく済ませるためには、事前の準備が肝心です。

そこで今回は、アメリカへ海外赴任するにあたり必要な準備について解説します。

1.アメリカへの海外赴任を行うための準備・手続き

日本で完了できる準備や手続きは、渡米前にすべて済ませてしまうことが理想です。
とはいえ、初めて海外赴任する場合は何から手を付けるべきかわからないでしょう。

アメリカへの海外赴任に向けた準備には、さまざまな種類があります。
ここからは、アメリカに海外赴任する際に欠かせない手続きを解説します。

1-1.健康診断・予防接種の受診

アメリカの医療は、世界的に見て高い水準にあります。しかし、アメリカの医療費と日本の医療費を同じように考えてはなりません。 医療保険に加入していないと、現地で高額な治療費を請求される恐れがあります。 6か月以上海外へ派遣される場合は健康診断の受診が義務付けられているため、渡航前に日本で人間ドックなどの健康診断を受診しましょう。

なお、アメリカ滞在中においては、定期的な健康診断は義務付けられていません。 その代わり、企業によっては一時帰国した日本もしくはアメリカ国内で年1回の健康診断を実施していることがあります。

アメリカの入国に際して、必要とされる予防接種は特にありませんが、A型肝炎ワクチンの接種が推奨されています。
子どもと一緒に海外赴任する場合、現地校入学のためにワクチン接種証明が必要となることもあるため、事前に学校の規定を確認しておきましょう。

関連記事:海外旅行保険の選び方や必要性について
関連記事:アメリカの医療費や保険とは?気になる医療制度や主治医の探し方など

1-2.ビザ・パスポートの申請

海外へ渡航する際は、パスポートが必要です。パスポートを新規発給してから受領するまでには1週間以上かかることもあるため、余裕を持って申請しておきましょう。
すでにパスポートを持っている場合、残存有効期間が1年未満になると切替発給が可能です。残存有効期間が少なければ、日本でパスポートを切り替えるとよいでしょう。

また、旅行ではなく就労目的でアメリカに滞在する場合はビザが必要です。アメリカビザは非常に多くの種類がありますが、アメリカ転勤で取得するビザは「Lビザ」もしくは「Eビザ」となることがほとんどです。
渡米の目的や職種などに応じて、適切な種類のビザを選んでください。

なお、ビザの申請・取得には2~3か月の期間が必要となります。ビザがないとアメリカで就労することはできないため、海外赴任が決まったら速やかに準備を始めましょう。

関連記事:アメリカ・ビザ面接の流れ|スムーズなビザ取得のための注意点も紹介

1-3.フライトチケットの予約

ビザや口座、アメリカSIM等の生活に必要な準備が出来たら、フライトチケットを予約しましょう。

【航空会社が決まっている場合】
利用する航空会社が既に決まっている場合、任意の航空会社の公式サイトから予約を行います。
会員登録していない場合は、先に会員になってからチケットの予約をすると手続きがスムーズです。

例えばJALの場合は、トップページから航空券が検索できます。

  • 出発地と到着地の空港
  • 出発日(往復チケットの場合は帰りの日付も)
  • シートのクラス
  • 時間

を入力してフライトチケットを検索します。

条件にあったフライト予定が表示されるので、価格や時間帯・フライト時間・Wi-Fiの有無等の条件を確認して希望のフライトを選び、シートを選択して予約します。

【会社を比較して決めたい場合】
会社に関係なくチケットを比較して買いたい場合は、比較サイトを使うのも良いでしょう。
大手航空会社から格安航空券まで、色々な会社のフライトチケットが予約できます。

大まかな流れは先ほどご説明した方法と同様です。

【マイルを使いたい場合】
溜まったマイレージを使ってフライトチケットを買いたい場合は、航空会社の定める方法でチケットを購入してください。

会社によって専用サイトからの予約が必要だったり、マイルを一度デジタルトークンに変えてからじゃないとチケットが買えなかったりするので、各種航空会社の会員ページなどから確認しましょう。

1-4.海外送金手数料が安い日本の銀行口座の開設

アメリカで仕事をしていれば給与の支払いはUSドルとなり、給与の振り込みや日常生活の基盤のためにアメリカの銀行口座が必要となります。しかし、基本的に日本でアメリカの銀行口座を開設することはできませんので、現地に到着してから口座を開設します。
なお、三菱UFJ銀行の傘下にあるユニオンバンクでは日本からアメリカの銀行口座を開設できます。

アメリカでの新生活を始めると、給与が振り込まれるまでの期間にも、USドルが必要となることがあります。アメリカの銀行口座に送金するために、日本にいるときに海外送金手数料が安い銀行の口座を開設することをおすすめします。

また、キャッシュレス社会のアメリカではクレジットカードが生活必需品です。渡米直後の外国人がアメリカでクレジットカードを作ることは難しいため、海外でも使用できるクレジットカードを日本で作成しておくとよいでしょう。

関連記事:アメリカでの銀行口座開設方法とは?銀行の選び方や必要書類、カードについて

1-5.海外SIMの用意

現代で生活していく上でスマートフォンや携帯電話は欠かせません。 SIMフリーのスマートフォンであれば、SIMカードを入れ替えるだけで使用開始できるため、あらかじめ日本でSIMカードを購入しておきましょう。

「ハナセル」では、アメリカで使用できるSIMカードを取り扱っています。
ハナセル」には日本語サポートがあるため、料金プランを変更したいときや通信トラブルが起こったときでも安心です。

さらに、「ハナセル」は全米最安値の基本料金で月額料金が安く、クレジットカード1枚で簡単に契約できます。
日本とアメリカ両方の場所でいつでも購入・解約できるという利便性の高さも「ハナセル」の特徴です。

アメリカSIMカードは『hanacellのアメリカsim』がおすすめです。

アメリカのSIMカードが日本で手に入る

1-6.運転免許についての手続き

アメリカはニューヨークの都市部など一部地域を除き車社会なので、免許証があった方が良いでしょう。運転免許証は身分証明書としても使えるので、なるべく早めに確保しておきましょう。

国際免許の取得

国際免許証は日本で取得した運転免許証が国外でも有効になるという制度です。

国際免許証の申請は出国前に、最寄の警察署の運転免許課、運転免許センター、運転免許試験場などで行いましょう。

日本の運転免許証
証明写真(6ヶ月以内に撮影)
パスポート
申請費用

上記4点が申請の際に必要ですが、地域によって内容が異なるので申請前に各都道府県のWebページで詳細をご確認ください。

ただし、国際免許証の有効期限は1年間ですので、長期滞在する場合は落ち着いたら現地の運転免許証を取得することをおすすめします。

現地での運転免許証を取得

日本の運転免許証がある場合、アメリカで免許証取得するのは難しくありません。

自動車管理局(Department of Motor
Vehicles)のサイトで免許申請と筆記のテストを行います。その後、最寄の自動車管理局で実技試験を受けるのですが、州によっては日本の運転免許証を提示すれば実技試験が免除されるところもあります。

実技試験では自前の車両を使うので、渡米直後で自分の車がない場合はレンタカーや知人の車を借りましょう。

アメリカでの交通ルールや運転免許については別の記事でも詳しく解説しています。こちらも合わせてご覧ください。

アメリカで車を運転するには。運転免許や日本と異なる交通ルールについて

2.【アメリカ駐在】現地で準備できるものを確認する

初めて海外へ赴任する方は、日本でさまざまな物品を準備しなければならないと思うでしょう。 しかし、ほとんどの物品はアメリカで現地購入できるため、持っていく荷物はできるだけ少なくすることをおすすめします。

現地で調達できる代表的なものは以下の通りです。

家具

  • テーブル
  • 椅子
  • ベッド
  • ソファ
  • 本棚
家電製品
  • テレビ
  • DVDプレイヤー
  • プリンター
  • 電気ケトル
  • コーヒーメーカー

日用品

  • スポーツ用具
  • 電動工具
  • シャワーカーテン
  • バスマット
  • 保冷剤

食品・食材

  • お米
  • ドレッシング
  • スパイス
  • ケチャップ
  • マヨネーズ

現地で調達できるか心配な場合は、アメリカ国内向けのECサイトで調べてみましょう。
アメリカのECサイトを見れば、売っている商品の種類や価格が分かるため、日本から持っていくか現地調達するかの判断基準となります。

また、アメリカへの赴任にあたり日本から船便や航空便で荷物を送る方は、運賃料金に注意が必要です。
海外への送料は国内に比べて非常に高くなります。日本でしか手に入らない物品以外は、なるべく現地で購入しましょう。

関連記事:アメリカでも日本食を料理しよう!スーパー等で買える日本食材や代用食材

3.アメリカ駐在でかかる総額費用は?

駐在員としてアメリカで働く上で必要な費用として、以下が考えられます。

  • 住居費用
  • 家具家電
  • 水道光熱費
  • 食費
  • 遊興費
  • 交際費
  • 航空運賃
  • 家財等の運送料
  • 車(車両費/維持費)
  • 医療保険
  • 家族の教育費

住居費用(家賃)は、住むエリアによって大きく変わります。
例えば1ベッドルーム(寝室・リビングがひとつずつ)の家賃平均額は、

  • サンフランシスコ:2,894USD
  • ニューヨーク市:2,751USD
  • ボストン:2,530USD
  • サンタアナ:2,325USD
  • スコッツデール:1,758USD

※・・・2021年9月時点のデータ
と、東京の倍ほどの水準です。

ニューヨークに駐在した人の1ヶ月の支出を見てみると、税金を含めて大体50〜100万円ほどかかるようです。
ただし、駐在員であれば家賃・水道光熱費・航空費・運送費・医療保険は会社が費用を出してくれることも多いでしょう。
社用車を貸してくれる会社もあります。

会社が用意した物件ではなく、自分で物件を探す場合は別途仲介手数料も必要です。
仲介手数料が会社の経費となるかは、会社の規定や交渉次第のようです。

アメリカは医療費が大変高く、保険に入っていたとしても数十万円の自己負担がかかることも珍しくありません。
駐在が決まった人は、渡航前に日本の病院で治療を受ける方も多いです。

4.アメリカ赴任後にやるべきこと

アメリカに赴任した後にすべきことは色々ありますが、優先すべき点についてご紹介します。

4-1.大使館へ在留届を提出

日本人がアメリカを含む外国に3ヶ月以上滞在する際には、日本大使館や総領事館に在留届を提出しなければいけません。

旅券法第16条にも、「旅券の名義人で外国に住所又は居所を定めて三月以上滞在するものは、外務省令で定めるところにより、当該地域に係る領事館の領事官に届け出なければならない。」とされています。
引用元:旅券法 | e-Gov法令検索

大使館に届出をしておくことで、現地についての情報や生活に必要な情報がメールで送られてきます。また、滞在届の情報は事件・事故が起こったときの安否確認や支援・救助に使われるので、忘れずに届出を出しておきましょう。

帰国する際も同様に、帰国届を提出します。

4-2.ライフラインの手続き

電気・ガス・水道の開通手続きは不動産業者か大家さんが行ってくれる場合と、自分で使用開始の手続きをする場合があるので、事前に確認しておきましょう。

開通手続きには、

  • 申請書
  • 写真付きの身分証明書
  • クレジットカード

などが必要です。

地域や電力会社によっては身分証明書は2点必要となることもあるので、パスポートの他に免許証などを用意しておきましょう。

4-3.クレジットカードを作る

アメリカはカード社会なので、クレジットカードは必須です。
とはいえ、クレジットカードの作成には銀行口座・SSN・クレジットヒストリーが必要です。

クレジットヒストリーとは、個人の支払い状況をスコアで表示したもの。
スコアが高いほど信用情報が高いことを示し、あらゆる契約やローンの際に影響します。

渡航直後は契約・支払い実績がなくクレジットヒストリーがない状態なので、クレジットカードを作るのは難しいです。

セキュアード・クレジットカードは、クレジットヒストリーがなくても作れるカードですが、限度額が預金額に応じて設定されます。ANA CARD U.S.A、JAL USA Cardなど、日本で申し込めるアメリカ用カードもあります。

また以下の記事では、アメリカのおすすめクレジットカードを詳しくご紹介しております。
是非ご覧ください。

アメリカでクレジットカードを作る|日本人におすすめのカード3選

4-4.ゴミの捨て方の確認

アメリカでは、州によってゴミの捨て方が異なります。サンフランシスコではゴミ回収は行政ではなく民間企業が行っており、普通ゴミでも収集は有料です。

他にもゴミの半分はリサイクルしなければならなかったり、ゴミ収集の回数が少なかったりする地域もあるので、お住まいの地域のゴミ捨ては早めに確認しておきましょう。

4-5.SSNの申請

ソーシャルセキュリティナンバー(SSN)は個人に振り分けられる社会補償番号のことで、銀行口座の解説や納税など、あらゆる場面で必要となります。

アメリカ赴任後にSSNを取得する際、地域の社会保障局の窓口で申請を行います。申込書は社会保障局のWebページからダウンロードして印刷し、パスポートとビザ、アメリカでの住所が分かる免許証などと一緒に提出します。

SSN(ソーシャル・セキュリティ・ナンバー)については別の記事でも詳しく解説しています。こちらも合わせてご覧ください。

SSN(ソーシャル・セキュリティ・ナンバー)について

5.アメリカへの海外赴任中に準備すると便利な持ち物

必ず持って行くとよいものは、薬が挙げられます。特に初めての海外赴任では現地の医薬品事情に慣れるまで、日本で使い慣れていた薬を服用するほうが賢明です。
持病がある方は、主治医に英文診断書を作成してもらってください。

慣れない海外生活では、日本の食料品が心の支えとなることもあります。和食のフリーズドライ食品、調味料、レトルト食品などは荷物に余裕がある限り持ち込みましょう。
アメリカでも購入できますが、日本より価格が高めで味も異なる場合があります。

また、「絶対に必要となる」と感じたものは持参することをおすすめします。自分が使い慣れている製品と同一品がアメリカで手に入るとは限りません。
特にアメリカに到着してすぐ使うものや、毎日のように使うお気に入りの品はぜひ持ち込みましょう。

5-1.アメリカ駐在で実際に準備してよかったものは?

実際にアメリカ駐在員としてご活躍されていたkenjiさんを参考にご紹介いたします。
以下が準備してよかったものです。

  • 茅乃舎の出汁シリーズ
  • ふりかけ
  • 缶詰
  • 高野豆腐
  • アマノフーズのフリーズドライシリーズ
  • どん兵衛
  • 永谷園のお茶漬け
  • あえるパスタシリーズ
  • プリンエル・プリンミクス
  • 麦茶
  • おまけ:ホームベーカリー

引用:【保存版】元駐在員がアメリカ在住&アメリカ派遣時に持ち込み推奨の食料品を10個シェア。注意点も解説(https://sorakoge.net/foods-bring-recommend

kenjiさんのブログでは、元アメリカ駐在員というご経験をもとにブログでまとめています。
是非ご覧ください。

6.アメリカへの海外赴任で用意したいお土産の準備

アメリカに住む日本人駐在員には、日本でしか購入できないお土産を持って行くと喜ばれるでしょう。 以下のようなお土産がおすすめです。

  • 日本茶
  • 出汁の素
  • 漬物や梅干しなどのご飯のお供
  • 炊き込みご飯の素やスープの素
  • さきいかや缶詰などのおつまみ

現地のアメリカ人スタッフへのお土産は、日本的なものよりも万人受けする無難なものを選びます。
以下のような品をお土産として渡すとよいでしょう。職場でみんなが食べられるように個包装の品を選ぶと便利です。

  • チョコレート
  • クッキー
  • 洋菓子

とはいえ、本当に欲しいものは人によって異なります。可能であれば事前にお土産の希望を聞くとよいでしょう。

まとめ

アメリカへ海外赴任する際は、パスポートやビザの取得をはじめ、給与口座の開設や健康診断の受診も必要となります。スムーズに渡航できるよう、余裕を持ったスケジュールで準備しましょう。

渡米するときは荷物を最小限にし、足りないものは現地購入で済ませます。現地の日本人スタッフやアメリカ人スタッフに手渡すお土産も忘れないようにしましょう。

また実際にアメリカ駐在員の方が運営されていらっしゃるブログ(ダラス駐在員のガンガンいこうぜ)では、ダラスの暮らし、アメリカ駐在中の旅行記、お得なクレジットカード事情などを発信されております。こちらも是非合わせてご覧ください。

ダラス駐在やアメリカでの生活を紹介

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アメリカ携帯ハナセルが運営する「アメリカ新生活・移住ブログ」では、本記事のように、アメリカでの生活や旅行で困ったときの解決方法や、アメリカに行く前に知っておきたい知識など、アメリカで役立つ様々な情報を発信しています。

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吉田店長の写真

監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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