アメリカ・ビザ面接の流れ|スムーズなビザ取得のための注意点も紹介

アメリカは、世界各国からの年間訪問者数がランキングの上位であり、毎年多くの人々が訪れる国です。
ビジネスや観光目的で短期滞在する場合は必要ありませんが、90日以上アメリカに滞在する場合は事前にビザを取得する必要があります。
ビザを取得するためには、アメリカ大使館や領事館で行われる面接を受けなければなりません。

本記事では、アメリカ・ビザ面接について、面接の予約から書類提出・面接終了までの流れを解説します。さらに、アメリカ・ビザ面接の準備と同時に進めておきたいことについても紹介するため、アメリカへの長期の渡航を計画している方は、ぜひ参考にしてください。

1.アメリカ・ビザ面接までの流れ

アメリカのビザを取得するためには、アメリカ大使館や領事館で行われる面接に合格する必要があります。

まずは、アメリカへの中長期滞在に必要なビザを取得するための面接の流れについて確認しなければなりません。そこで、ここでは面接の予約からセキュリティチェック、指紋採取までの流れを詳しく解説します。

1-1.ビザ面接の予約

ビザ面接には、予約が必要です。面接の予約を取るためには、まず申請サイトよりマイアカウントを作成し、順番に必要事項などを記載して質問に答えましょう。ビザ申請に必要な費用は、予約の時点で支払います。

支払い後に発行される番号で面接予約が取れるため、希望の面接会場の空き状況などを確認して予約しましょう。

ビザ面接は予約時に記入した情報をもとに行われるため、虚偽の情報は記載しないようにしてください。事実と異なる情報を記載した場合、ビザの申請が却下される原因となることもあります。

もし入力ミスなどがあった場合は、指定された手順で書類の差し替えを行うことができるため、正確な情報に変更しましょう。

1-2.セキュリティチェック

ここからは、面接日当日の流れについて説明します。

全てのビザ面接申請者は、アメリカ大使館・領事館に入館するために、金属探知機を通るなどのセキュリティチェックを受ける必要があります。手荷物はX線検査機に通してチェックされるため、手荷物についても事前に確認しておきましょう。

大使館・領事館に持ち込めるものは、ビザ申請に必要なもののみです。手荷物については以下にまとめているため、参考にしてください。

持ち込めるもの
  • ビザ申請に必要なもの
  • 本や雑誌などの書物
持ち込めないもの
  • 食べ物
  • スーツケース・ショルダーバッグなど25cm×25cmを超えるもの
  • 携帯電話1台以外の全ての電子機器(ノートパソコン・ゲーム機器・USBメモリー・携帯音楽プレーヤーなど)

携帯電話1台以外の全ての電子機器は、持ち込みが禁止されているため、事前に最寄りのコインロッカーなどに預けておきましょう。

1-3.ビザ面接用書類の提出

セキュリティチェックが終わると、ビザ面接の予約確認を行い、ビザ面接用の書類を提出します。必要な書類を指定された順番に揃えて提出しましょう。順番が違ったり記入漏れがあったりすると入館が遅れてしまうため、しっかりと準備しておきましょう。

面接に必要な書類については、以下の通りです。
ビザの内容や渡米の目的により提出書類は異なるため、共通する書類のみを紹介します。

ビザ面接に共通する提出書類
  • パスポート(10年以内に発行されたもの)
  • DS-160確認書
  • 証明写真
  • 面接予約確認書

その他、ビザのカテゴリーに応じた全ての補足書類が必要であるため、提出書類のリストを確認して揃えましょう。

大使館・領事館の入り口で提出書類の確認が行われた後、受付番号の書かれた紙を渡されます。再度セキュリティチェックとX線検査を受けた後に面接待合室に入ることができるため、書類を「ビザ申請受付窓口」へ提出してください。

1-4.指紋採取

書類の提出後には、指紋の採取を行います。係員の指示に従い、専用の指紋読み取り機に指を置き、指紋を採取します。指紋の採取が行われると、パスポートなどの書類が返却されるため、書類を持って面接会場へ向かいましょう。

また、書類提出から指紋採取、面接までは待ち時間があり時間がかかることが予想されるため、本などの退屈をしのげるものを持参することがおすすめです。

2.アメリカ・ビザ面接の内容

ここでは、ビザ面接の具体的な内容について解説します。

ビザ面接で面接官から聞かれる質問の内容は、渡米目的や人によって異なることが一般的です。しかし、多くの場合は「どのような目的でアメリカに行くのか」「アメリカのどこに行くのか」といった簡単な質問が行われるため、慌てず冷静に返答してください。

面接官はアメリカ人であるため英語で質問されることが多いですが、もし聞き取れない場合などはその旨を伝え、質問内容をしっかりと理解することが大切です。

また、合否結果は面接後に伝えられるため、当日中にビザの取得が可能かどうかがわかります。

3.アメリカ・ビザ面接の注意点

ここでは、アメリカへのビザ面接を受ける際の注意点・ポイントについて紹介します。

面接では、慌てず正確に事実を答えれば問題ない場合がほとんどですが、慣れない状況であるため、自分の意図と異なる形で面接官に伝わってしまう恐れがあります。
ここで紹介する注意点を念頭に置いて、ビザ面接に臨みましょう。

3-1.滞在期間終了後は速やかに帰国することをアピールする

ビザ取得のためには、不法滞在や永住を目的としていないことをアピールすることが大切です。ほとんどのビザは、滞在できる期間が決まっているため、その滞在期間を超えて滞在すると不法滞在となってしまいます。

また、アメリカ移住を企てているのではないかと疑われて不合格となった場合には、再度面接を受ける際に移住の意志がないことを、しっかりと意思表示してください。

3-2.就労ビザ以外はアメリカでは絶対に働かないことをアピールする

就労ビザ以外の観光や留学を目的に渡米する場合は、アメリカで仕事を探すことを少しでも示唆すると不合格となる可能性が高いです。提出書類に残高証明書がある場合は、残高が多いほど、働かなくても生活できることをアピールできるため有利となります。

就労が目的の就労ビザ以外では、「アメリカでは絶対に働かない」という点を伝えることがポイントです。

3-3.カジュアルすぎない服装で面接を受ける

スーツを着てビザ面接を受ける必要はありませんが、Tシャツにハーフパンツなどカジュアルな服装だと、印象はあまり良くないでしょう。
ビザ面接におすすめの服装は、以下の通りです。

男性 襟付きのワイシャツ
女性 落ち着いた印象のワンピース

ビザ面接の際には、オフィスカジュアルとされる服装で臨むことが理想的と言えます。

4.ビザ面接Q&A

Q.ビザ面接の予約はいつから可能?

ビザ申請のための面接時間の予約は、3か月前から可能です。時期によっては混み合うこともあるため、希望の日時に予約するのが難しいこともあります。必要な書類も多く、ビザによって
必要書類の種類も異なるため、間違いなく準備するために余裕を持った日程で予約することをおすすめします。

Q.予約していた日時に書類が間に合わない!変更は可能?

面接の予約をして、間に合わなかった場合は変更することもできます。
ただし、変更できる回数は3回までなので、なるべく変更せず手続きできる日程を選ぶようにしましょう。それ以降の変更は、ビザ申請料金を支払う必要があります。

Q.ビザはいつ頃発行される?

ビザ面接を通過してビザが発行されることになったとしても、それはすぐではありません。実際に発行されるのは、審査が終わってからおよそ10日程度かかります。審査の状況によって日数が変わることもあるので、余裕をもって準備をしてください。

Q.ビザ面接で落ちた場合はどうなる?

ビザ面接で審査に落ちた場合、再度審査を受けることもできます。面接終了時に却下が言い渡されるため、言い渡した面接官にその場で再審査をお願いしましょう。
しかし、その場合はまた予約から始めることになるため、すぐというわけにもいきません。落ちることはないと安心せず、もし落ちてももう一度面接をやり直せるように準備をしていきましょう。

Q.オンラインで提出したDS160の入力内容に不備があった!どうしたらいい?

ビザ面接をする2営業日前までなら、DS-160を再提出することができます。その後、ビザの申請フォームからログインし、プロファイルのDS-160確認番号を再提出したものに変更します。面接の際は、必ず訂正後のものを印刷して提出するように注意しましょう。

Q.学生ビザが発行されたら、その有効期限中はいつでもアメリカの入出国は自由なの?

学生ビザの場合、学校のプログラム開始日の30日前から入国が可能となり、それ以前はまだ入国できないので注意しましょう。

また、アメリカを出国した際はその日から5か月が経過してしまうと、そのビザは失効してしまいます。そうなると、再申請をしなくてはならないので、5か月が経過する前に戻るよう気を付けましょう。また、再入国の際はI-20と学生ビザの両方を持っていないと入国できません。

I-20があると、たとえアメリカ滞在中に学生ビザの有効期限が切れても、違法滞在にはなりません。しかし、ビザの有効期限内であってもI-20が有効でなければ、違法滞在になってしまいます。

5.ビザ面接の準備と同時に進めたい海外SIMの購入

ビザ面接の準備とともにアメリカ渡航前には、海外SIMの購入を済ませておくと安心です。

アメリカで日本のスマホはそのままでは使えず、料金が高額化しやすい国際ローミングを使う必要があります。国際ローミングを使わずに、アメリカでスマホを利用するためには、海外SIMの購入が必要です。

渡米後に現地のSIMを契約すると、英語で契約手続きを進める必要があり、また必要な書類がすぐに揃わないケースも多いため、スムーズな契約が困難となることがあります。そのため、渡米前に海外SIMを用意しておくことがおすすめです。

日本で契約が行える「ハナセル」のアメリカ長期滞在SIM・eSIMには、以下のポイントがあります。

●リーズナブルな料金設定で、全米最安値プランが選べる

ハナセルの料金プランは、他のアメリカの携帯電話会社と比較してもリーズナブルです。全米最安値の基本料金$9.99プランがあり、アメリカの携帯電話事情に詳しくなくても安心して使用できます。

●契約・解約が簡単である

契約や解約はオンラインで簡単に行え、解約手数料がいつでも無料という点が、ハナセルの特徴です。また1ヶ月以上の契約であれば日割りでの支払いが行え、短期滞在でも無駄なく利用できます。

●日本語でサービスが利用できる

ハナセルはアメリカで利用できる海外SIMサービスですが、全ての手続きを日本語で進められます。サポートについても全て日本語で受けられるため、安心です。

利用可能なスマホ・携帯電話についてはサイト内で詳しく紹介しているため、自分のスマホで海外SIMが利用できるかも確認しておきましょう。

お客さまの写真

料金を減らし、安心感も得ることが出来ました
野上 春澄さん(在米2年、$29プラン利用)
ハナセルの前に、アメリカの電話会社のサービスを利用していました。プランの変更、機種変更、これらに伴う相談やトラブル対処を英語でするのが難しく、電話や店舗で確認するたびに違う回答となり、結局プランの変更・機種変更などを諦めていました。ハナセルに移行する際、過去解決できなかった他の電話会社との対応、機種変更等についても具体的なアドバイスを頂き、以前より費用を減らし、安心感を得ることが出来ました。使っている最中に発生するトラブルや疑問も丁寧に教えて頂き、満足しています。

お客さまの写真

WiFi+緊急通話時のみの子供用に
角田 健さん(在米2年半、$9.99プラン利用)
友人から紹介してもらいました。子供用にSIMフリーiPhoneを購入し、プロバイダを選考した際、やはり価格と日本語サポートが魅力で決めました。$9.99というプランは他には無く、WiFi+緊急通話時にしか使用しない子供用のスマートフォンには最適です。

まとめ

アメリカに滞在するためのビザを取得するときには、大使館・領事館で行われるビザ面接に合格する必要があります。必要な書類は不備がないように準備して、面接官からの質問に対して丁寧に受け答えすることで、アメリカのビザを取得できます。

ビザの取得準備が行えた後は、渡米に必要なものを用意しましょう。渡米準備の中では、パソコンやスマホのインターネット接続に必要な海外SIMを購入することが大切です。ビザ面接の準備と並行して、海外SIMの購入についても手続きを進めましょう。

アメリカ携帯ハナセルが運営する「アメリカ新生活・移住ブログ」では、本記事のように、アメリカでの生活や旅行で困ったときの解決方法や、アメリカに行く前に知っておきたい知識など、アメリカで役立つ様々な情報を発信しています。

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監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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