アメリカでの暮らしの前に知っておきたい15つのこと&生活のコツ

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アメリカ暮らしと聞くと、「英語が話せるようになる」「英語圏の友人がたくさんできる」「大きな家に住める」など、夢のようなシチュエーションを想像してしまいます。
しかし実際には、理想と現実とのギャップに不安になることもあります。
この記事では、アメリカ生活を楽しむために、渡米前に知っておきたい最低限のマナー・常識やコツを解説します。

1.知っておくべきアメリカでの暮らし~日常生活編~

日本人にとって、アメリカは馴染み深い国の1つです。
ファッションや文化、エンターテイメントなど、さまざま面で影響を強く受けています。
しかし、アメリカでの生活習慣に関しては、意外と知らないことがたくさんあります。
ここではアメリカ生活を始める前に知っておきたい日本とアメリカの日常生活の違いを紹介します。

1-1.法律や制度

●飲酒やタバコOKの場所が限られている
飲酒する際やお酒を注文する際は、必ず身分証の提示が必要です。
建物の外での飲酒は基本的に禁止されており、店舗で購入したお酒はラベルが見える状態で持ち歩くことも禁止されています。
音楽フェス会場でも、飲酒できる場所は身分証を提示して入るエリアのみです。
また、喫煙場所も日本より少なく、禁煙が徹底されているため、灰皿の設置もありません。
建物全体が禁煙の場所が多く、テラス席も禁煙です。

●医療費が高く、自由診療が基本
日本では当たり前の国民健康保険制度ですが、アメリカの医療は自由診療が基本です。
高額な医療費に備えて、民間の保険会社と任意で契約する必要があります。
保険に加入しても日本より医療費が高いことが多く、診療の頻度で保険金の金額が変動します。

●銃器を所持している人が多く、犯罪が身近にある
アメリカでは、一般家庭でも銃を所持しているケースが多いため、日本よりも犯罪が身近にあります。夜間の一人歩きは絶対に避けましょう。

1-2.マナーや常識

●サービスにはチップを支払う
レストランのウエイトレス、ホテルのドアマン、タクシーの運転手などに対して、感謝の気持ちでお金を渡します。
チップの金額は、支払金額によって多少異なりますが、すぐに出しやすいよう1ドル札をポケットなどに用意しておくと便利です。

●未使用時トイレのドアは開けておく
トイレ兼バスルームが多いアメリカでは、ドアが閉まっている時は使用中という暗黙のルールがあります。
いつもの習慣で、使用後にドアを閉めないよう気をつけましょう。

●洗濯物は外干ししない
アメリカは洗濯物を外干しする習慣がなく、「景観を損ねる」「窃盗や放火の危険がある」という理由から、法律で外干しを禁止している州もあります。

●車の運転やドアの開き方など日本と逆のことが多い
アメリカの車は、道路は右側通行で、ウインカーやワイパーの位置も真逆です。
また、日本では外側に開く玄関のドアも、アメリカでは内側に開きます。

●書面に記されていることは権利
ビジネスや病院、ショッピングなど、あらゆる場面で書面へのサインを求められます。
これは、「書面に明記されていることは権利である」というアメリカの考え方に基づいています。
責任範囲を明確にすることで、必要に応じた対応をしてもらえます。

●英語の種類が多様で話すスピードが速い
現地のアメリカ人が話す英語は、非ネイティブの人が話す英語のスピードより速く、上手く聞き取れないことがあります。
地域によるアクセントの違いなど、同じアメリカ英語でも種類が多いため、語学力に自信のある人でも「もう一度英語を学ぼう」という心構えが必要です。

1-3.地域による違い

●州によって法律や税率が異なる
アメリカでは各州が大きな権限を持っており、法律や税制を決定しています。
隣同士にある州でも、セールスタックス(消費税)が10%近く異なることもあります。
また、同性婚や麻薬、尊厳死、郵送選挙の可否なども州によって違いがあるので、実際に生活を始める前には細かな確認が必要です。

●物価が高く都市によって差がある
物価水準は全体的に日本よりも高めですが、都市によっても大きな差があります。
マクドナルドなどのファストフード店でも、場所によって価格が異なります。
長く滞在することを考えると、できるだけ物価の安い都市を生活拠点に選ぶとよいでしょう。

●地域によってはインフラ環境が弱い
ケーブルや機器起因のインターネット障害や、飛行機やバスの遅れなど、インフラ環境の弱い地域もあります。
水回りの故障や停電など、生活に支障が出るケースもあるため注意が必要です。

2.知っておくべきアメリカでの暮らし~ビジネス編~

アメリカへの就職や転勤が決まり、実際に生活がスタートしてから「こんなはずではなかった」と頭を抱える日本人は少なくありません。
ビジネス目的でアメリカ暮らしをする際に、最低限知っておきたいコミュニケーションの基本や制度、規制について詳しく解説します。

2-1.コミュニケーション

●自分の意見をしっかり述べる必要がある
共感や協調性が評価される日本と違い、アメリカでは自分の個性や意見をしっかり相手に伝えられる人が求められます。
振り手振りを使って、ストレートに気持ちを表現することが重要です。

●目標や将来のビジョンをしっかり持つ必要がある
アメリカでは、自分自身をトータルプロデュースしていかないといけません。
自信を持って目標や将来のビジョンを話し、大切な商談の時には相手に自分を売り込むスキルが求められます。

●専門性を強く問われる
アメリカでは、ジョブディスクリプションが明確で、自分の専門性が何か強く問われます。
自分の専門性を決めて、その道に突き進む人が高く評価されます。

2-2.制度や規則

●残業する人が少ない
アメリカの労働法には、日本の労働基準法のように労働時間の上限や休息、休日、年次有給休暇、深夜労働の詳細な定めはありません。
家族を何よりも大切にする国民性があるため、朝早く出勤し、できる限り早帰りする人が多いと傾向にあります。

●有給の産休制度がない
先進国としては珍しく、アメリカには有給の産休制度がありません。
法律には「社員50人以上の企業、もしくは公共関係の組織に1年以上勤務している場合のみ、12週間の無給の産休休暇を与えられ、その後に職場復帰する場合は復帰前と同等の待遇を保障」とあり、無給休暇が3カ月程度与えられるのみです。
出産や育児を考えている女性はご注意ください。

3.アメリカでの生活を楽しむコツ

日本から遠く離れたアメリカでの生活は、初めてのことばかりで不安に思うことも多いでしょう。
ホームシックになったとしても、そう簡単に帰国できるような距離ではありません。
以下のような前向きな心がけをすることで、アメリカ生活に楽しさをプラスすることができます。

3-1.いろいろな価値観や文化を受け入れる

多国籍な人種が集まるアメリカには、さまざまな価値観や文化が混在しています。
アメリカ暮らしを楽しむためには、日本との違いを取り上げて背を向けるのではなく、グローバルな考え方や多文化を受け入れることが大切です。
自分自身を見つめ直すきっかけを与えてくれます。

3-2.コミュニティカレッジなど新しいことを始める

コミュニティカレッジには、一般教養をはじめ、会計、ビジネス、グラフィックデザイン、写真、絵画、陶芸、園芸、音楽、映像など、さまざまなクラスがあります。
興味のあることを掘り下げることで、新たな楽しさが広がります。
また、現地で気の合う友人を見つけ、情報交換をするきっかけにもなります。

3-3.現地でしかできないことをする

語学や芸術、料理など、どんなことでも構いません。
アメリカでしかできない何かに興味を持って取り組むことで、人生に最高のスパイスをプラスすることができます。
たとえば、日本語を英語に置き換えるとどのようなフレーズになるのか、現地の人に聞いてみるのもよいでしょう。
辞書やネットには載っていない生きている英語を習得できます。

3-4.信頼できる現地の友達をつくる

アメリカ生活は、日本との違いなどもあり不安に感じることもあるでしょう。
国籍を問わず、心の内を素直に話せる現地の友人が1人か2人いると、何かあったときに頼りになります。
交友関係を広げるだけの表面上の付き合いをやめて、信頼できる友人を探してみましょう。
ただし、宗教の勧誘を目的とした人もいるため注意が必要です。

まとめ

期待と不安が入り混じったアメリカでの暮らしには、日本にはない楽しみ方がたくさんあります。
アメリカ暮らしを有意義な時間にするポイントは、違いをデメリットだと考えず、前向きに捉えることです。
日常生活に欠かせないマナーや法律、ビジネスシーンにおける制度や規則を見直して、アメリカ暮らしを満喫してみてはいかがでしょうか。

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