コネチカット州 ~アメリカ50州大解剖~

コネチカット州

アメリカ合衆国にある50の州をそれぞれ紹介するアメリカ50州大解剖シリーズ。今回はコネチカット州を紹介します。

コネチカット州について

州都:ハートフォード
地域:東部
最大都市:ブリッジポート
人口:3,605,944人(2020年)
愛称:The Constitution State

コネチカット州の地理

コネチカットは西はニューヨーク州、東はロードアイランド州、北はマサチューセッツ州に接し、南はロングアイランド湾に接している。州の西部と南部はニューヨーク都市圏に含まれる。

アメリカ北東部の「ニューイングランド地方」の一つ。もともとイギリスに支配されていた13の植民地は「独立13州」とも呼ばれる。コネチカットの都市部では今でもアメリカ建国時の歴史を残す面影が保存されている。

また、マサチューセッツやニューヨークへのアクセスに恵まれた立地のため、金融、ビジネス、工業、教育など多岐にわたって発展している。

州の面積は50州の中で2番目に小さく、人口密度は4番目に高い。州の真ん中あたりにはコネチカット川が流れ、美しい景観が広がり、レジャー施設が豊富にある。

コネチカット州の気候

コネチカット州は大西洋に面しているため夏、冬共に海からの影響を受ける。

夏は暑く湿度もあり、夕立や雷雨など急に天候が変わることも多い。冬は標高が高いエリアでは、北からの影響で降雪は多いが、人口が密集している沿岸部では厳しい冬にはなりづらい。

春と秋は過ごしやすく、新緑や紅葉など、美しい自然の移り変わりを長い期間楽しめる。

コネチカット州の人口構成

白人約78%、黒人約10%、アジア人約4%となっている。都市部ではダイバーシティは進み、アジア人やヒスパニックの割合も増加している。

ニューヨーク州のロングアイランドの北側と対岸となる海のレジャーも楽しめるエリアには、高級な住宅街が広がり、豪邸が多いことでも知られている。コネチカット州全体では世帯の平均収入も全米で2番目に高く、富裕層が多く住んでいる州としても知られている。

コネチカット州の州都ハートフォード

コネチカットの州都、ハートフォードには「保険の首都」と呼ばれるほど、保険会社の本社が集まっており、この州の主力産業となっている。ハートフォードに拠点を置く保険業者の数はニューヨーク州のそれよりも多く、ニューヨークシティを通勤圏にも入れられる立地の強みとも関係がある。

街の中心には「トム・ソーヤーの冒険」などでお馴染みのマーク・トゥエインの家と博物館が川沿いにある。特に彼の「アンクル・トムの小屋」はハートフォードの邸宅にて執筆されたと言われている。

7年以上かけて完成した見事な州議会議事堂、科学センター、ワーズワースアテネウム美術館、などの大型施設や美しいバラ園が楽しめるエリザベス公園など観光スポットも充実している。

コネチカット州の名所あれこれ

海岸に近いニューヘイブンには、アイビーリーク加盟校である名門イェール大学がある。アメリカが建国されるよりも前の1701年に創立されたこの大学は、目を見張る歴史的な建物や貴重な展示を公開している博物館や美術館がある。事前に予約すればキャンパスツアーにも参加できる。イェールはアメリカの過去の大統領五人を輩出している。

ニューヘイブンは歴史的な建築物が今も残る地区で、芸術や文化の施設も目白押し。ニューヘイブン博物館、チャペルヒストリック地区、ナイツ・オブ・コロンバス博物館などではたっぷり地元の歴史に触れることができる。

過去に捕鯨で栄えたミスティックでは海洋博物館や水族館が人気スポット。ウィンザー・ロックスには航空博物館があり数々の飛行機、ヘリコプター、軍用機などが展示されている。

コネチカットの海沿いの地域では蛤やロブスターといった高級なシーフードが郷土料理として名物となっている。コネチカットやマサチューセッツのクラムチャウダーは「ニューイングランドクラムチャウダー」と呼ばれ、白いクリームソースがベースになっている。また「ニューヨーククラムチャウダー」はトマトが加えられ、赤い見た目となっている。

まとめ

アメリカ合衆国にある50州の中から、今回はコネチカット州をご紹介しました。

アメリカの州一覧と各州の特徴はこちらの記事で解説していますので、各州の特徴をまとめて読みたいという方はぜひご覧になってください。

アメリカ合衆国にある州と各州の特徴を紹介します。アメリカ合衆国には全部で50の州があります。また、首都であるコロンビア特別区(通称ワシントンD.C.)は、どの州にも属していません。全米50州に1特別区を加え、各州の特徴を解説します。

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監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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