アメリカで、日本と同じようにスマホでLINEや地図アプリを使いたい人は多いでしょう。アメリカで、安くスマホでインターネットを使うには、どんな方法があるのでしょうか?
スマートフォンでインターネットに接続する方法は、大きく分けて2つあります。モバイルデータ通信とWiFi(ワイファイ)です。このページを最後まで読んでいただければわかりますが、アメリカでスマホをお得に使うには、この2つの違いを理解することが重要です。
1. スマートフォンでインターネットをする2つの方法
2. アメリカのWiFi事情
3. アメリカでモバイルデータ通信を使う方法
3-1. 日本のスマホを国際ローミングして使う
3-2. 日本のスマホにアメリカのSIMを入れて使う
3-3. アメリカのスマホを購入して使う
4. アメリカのSIMカードの種類
4-1. アメリカ在住者向けのSIMカード
4-2. 旅行者向けのプリペイドSIMカード5. まとめ
スマートフォンでインターネットをする2つの方法
モバイルデータ通信は、その名の通り、携帯電話の回線でインターネットに接続する方法です。日本ではパケット通信とも呼ばれていますね。携帯の電波があればどこでも使うことができます。
一方のWiFiは何が違うのでしょうか。一昔前、パソコンなどの機器でインターネットをするには、必ずケーブルに接続しなければいけませんでした。それを、ケーブル無しで、みんなに使えるようにしたものがWiFiです(無線LANとも呼ばれます)。WiFiは、そもそも携帯電話とは違う場所で生まれたものなんですね。
WiFiスポットでしか使うことができないので、利用できる場所が限られます。無料で提供されているものと、WiFiスポットの提供会社に接続費用を払って利用するものがあります。
アメリカのWiFi事情
日本でも、無料でWiFiを提供する飲食店やコンビニなどが増えてきましたね。アメリカでは日本よりも早くからWiFiが普及していますので、街中で比較的簡単に無料WiFiスポットを見つけることができます。
スターバックス、マクドナルドといった大手チェーンが無料WiFiを提供していますので、初めて出かけた街でもWiFi探しに苦労することはありません。図書館や公園などの公共の場所でも無料WiFiが提供されています。ただ、多くの人が一度に利用するので、無料WiFiは通信速度が遅かったり、つながりにくいことがあります。
アメリカ在住の方で、ご自宅用にインターネット接続サービスと契約している場合、同じ会社が提供している街中のWiFiスポットも無料で利用できることが多いです。ぜひ確認してみてください。
WiFiは使える範囲が限られますが、データ量を気にせず使え、無料で使える場所もたくさんあります。自分の行動範囲にあるWiFiスポットを調べて、ぜひ活用したいですね。「Wi-Fi Finder」などのアプリを使って検索することができます。
アメリカのモバイルデータ通信(携帯電話回線を使ったインターネット)を使う方法
携帯の電波があればどこでも使うことができる「モバイルデータ通信」なら、移動中も常にインターネットにつなぐことができます。
しかし、今日本にお住まいの皆さまは、アメリカの携帯電話会社とは契約をしていませんよね。アメリカでモバイルデータ通信をお得に使うにはどうすればいいのでしょうか。
1. 日本のスマホを国際ローミングして使う
各国の携帯電話キャリア同士が提携しているので、日本のスマホをアメリカに持って行っても、アメリカの携帯電話会社の電波を拾ってモバイルデータ通信をすることができます。しかし、料金に注意が必要です。アメリカの携帯電話会社の電波を又借りするわけなので、通常の携帯代金に加えて国際ローミング料金がかかります。
ドコモやauは、アメリカでの国際ローミング料金は24時間につき980円です。
ソフトバンクのアメリカでの国際ローミング料金は特殊です。iPhoneならアメリカ放題というサービスがあり、現在は無料キャンペーン中なので、スプリントというアメリカの携帯会社の電波を使えば、国際ローミング料金がかかりません。しかし、iPhone以外の機種を使う場合や、iPhoneでスプリント以外のモバイルデータ通信を使った場合は、1日につき2,980円の国際ローミング料金がかかります。
このように国際ローミング料金は高額なので、ソフトバンクでiPhoneを使っている場合を除き、次に紹介するアメリカのSIMカードを使ったほうがずっと安くなります。
2. 日本のスマホにアメリカのSIMカードを入れて使う
「SIMカード」(シムカード)はスマホの中に入っている小さなICチップで、SIMカードを差し替えると、同じスマホのままで別の携帯電話キャリアのサービスが使えるようになります。
日本のSIMカードを取り出して、アメリカのSIMカードに差し替えれば、スマホを買い替えることなく、お得なアメリカ現地価格でモバイルデータ通信を利用できるというわけです。
けれども、日本の大手キャリアで購入したスマホは、簡単に他社へ乗り換えができないように、SIMロックという制限がかかっています。アメリカのSIMカードを使うために、このSIMロックを解除しましょう。
スマホを購入してから100日以上たっているか、機種代金の支払いが終わっていれば、購入したキャリアで解除してもらえます。各社とも、店舗で解除してもらうには手数料がかかりますが、サポートサイトから手続きすれば無料です。
SIMロック解除は少々面倒と思われるかもしれませんが、一度解除してしまえば、海外旅行中に安い現地SIMが使えますし、日本に帰った後で格安SIMに乗り換えることもできます。アメリカだけでなく、全体的に携帯代を安くできますので、渡米前に解除してみてはいかがでしょうか。
日本の携帯キャリアでSIMロックを解除した後は、アメリカのSIMカードを入手します。
アメリカのSIMカードは、アメリカの空港やスーパーマーケット、キャリアショップなどで販売されていますし、日本にいるうちにネットショップで購入しておくこともできます。
私たちは「日本人のためのアメリカ携帯 HanaCell(ハナセル)」というサービスを行っているのですが、ハナセルのアメリカSIM・eSIMは日本語のウェブサイトから簡単に申し込めます。SIMカードは日本へも送料無料でお届けします。日本語のカスタマーサポートが付き、わからないことは電話やメールでお問合せいただけるので、SIMカードを使うのが初めてという方にも安心です。
3. アメリカのスマホを購入して使う
ひとつ前に紹介したように、日本のスマホにアメリカのSIMカードを入れて使うと安くすみます。しかし、一部のスマホではSIMロックが解除できなかったり、解除してもアメリカのSIMカードを使えないことがあります。
お持ちのスマホでアメリカのSIMが使えない場合、アメリカでの滞在期間が長いなら、国際ローミングよりもアメリカのスマホを購入した方がお得になります。
例えば、アメリカ携帯ハナセルの$199のスマホを購入して月$29プランを1カ月使うと$228。$1を110円で計算すると、約2万5000円です。ドコモやauのアメリカでの国際ローミング料金は24時間につき980円なので、1カ月使うと約3万円になります。1カ月だと5,000円程度の差ですが、期間が長くなるほどアメリカのスマホを買った方がお得になります。
アメリカのスマートフォンは、アメリカの携帯キャリアショップで購入できるのはもちろんのこと、アメリカではスーパーマーケットなどでもプリペイド携帯が売られていることがあります。
ハナセルでは、日本語のウェブサイトから簡単にお申込みいただけ、アメリカのスマホを日米どちらにも送料無料でお届けしています。日本で入手しておけば、事前に電話帳などの登録もできますし、到着した空港からの連絡などにも使えます。
アメリカのSIMカードの種類
アメリカでモバイルデータ通信をするには、アメリカのSIMカードを使うとお得ということを紹介してきました。
それでは、どのようなアメリカのSIMカードを選べばいいのでしょうか。
アメリカのSIMカードには大きく分けて2つあります。アメリカ在住者向けの料金プランが使えるSIMカードと、アメリカ旅行者向けのプリペイドSIMカードです。
1. アメリカ在住者向けのSIMカード
最近のアメリカ在住者向けの携帯電話プランには2年などの期間による縛りがほどんどありません。そのため、留学や海外赴任でしばらくアメリカに住むという人はもちろんのこと、2~3カ月ほど中期滞在する人でも、アメリカ在住者向けの携帯電話プランを検討するといいです。
日本の携帯電話プランは、1ヶ月に1GBまでなら3,000円、5GBなら5,000円・・・というように、データ量の上限ごとにデータパックを選びますよね。最近アメリカの大手キャリアはデータ使い放題プランを推していますが、自分の利用するギガ数が分かっている場合は、日本と同じようにデータ量に上限があるプランを選んだ方が携帯代を安く抑えられます。
データ量に上限があるプランの場合、日本ではデータ量を使い切ってしまうと翌月までデータ速度が遅くなります。しかしアメリカでは、加入しているプランによっては、翌月までデータ通信が全く使えなくなるものもあります。プランを選択するときにしっかり確認しておきましょう。
私たちハナセルのアメリカ長期滞在SIM・eSIMは、高速データを使い切ってしまった後も、低速でデータ使い放題です。
ハナセルでは様々なプランを選べますが、月$29プランでは毎月高速データ通信を2GBご利用いただけます。ご自宅やWiFiスポットでWiFiを使えるので、毎月2GBもあれば十分という方も多いのではないでしょうか。その他にも高速データが6GBのプランや使い放題のプランもあります。
ハナセルの長期滞在SIM・eSIMはこちら
2. 旅行者向けのプリペイドSIMカード
アメリカに短期滞在する場合は、旅行者向けのプリペイドSIMカードを利用すると便利です。
旅行者向けのプリペイドSIMカードは、「7日間 500MB」「14日 1GB」などのように、利用期間とデータ量が決まっているものが多いです。
テザリングができないなど、SIMによっては機能が制限されているので、自分の用途に合うか確認して選びましょう。
ハナセルのアメリカSIMカードはプリペイドではありませんが、テザリングが使え、いつでも無料で解約できるので、短期滞在にも広くご利用いただいています。ログインページから解約日を予約できるので、解約忘れの心配もありません。プリペイドSIMと違って日本でも使えるので、渡米前にスマホの設定をしておくことができるのも便利なポイントです。
まとめ
アメリカでスマホでネット接続する様々な方法を紹介してきました。
お得にネット接続するポイントをまとめるとこのようになります。
●無料WiFiとモバイルデータ通信を使い分ける
(できるだけ無料WiFiを使ってモバイルデータ通信を節約)
●日本のスマホのSIMロックを解除し、アメリカのSIMカードを入れて使う
(アメリカ現地価格のモバイルデータ通信を使う)
●アメリカのSIMカードは、ギガ数が少な目のものを選ぶ
ハナセルのアメリカ短期滞在eSIMは、旅行日数(5日間、7日間、15日間、30日間)によってeSIMを選べます。
eSIMはSIMの差し替えが不要なので、ハナセルの公式サイトでお申込みいただいた後、すぐに利用開始いただけます。
さらに、SIMカードに関する疑問や相談を日本語で質問することもできます。
アメリカでスマホを利用したい方は、ぜひご検討ください。