こんにちは!ハナセルです!旅行はもちろんのこと、留学・駐在・就職・結婚などでアメリカに移住をされる方にとって、アメリカ現地のスーパーの事情は気になると思います。
今回のこの記事では、アメリカ在住の筆者が、広い米国の大体どこの州にもある大手の有名スーパーマーケット(コストコ、ターゲット、ウォルマート、トレーダージョーズ、ホールフーズ)のそれぞれの特徴を紹介します。
- コストコ:まとめ買い向き会員制倉庫型スーパー
- ターゲット:日用品が充実している万能な大型スーパー
- ウォルマート:何でも揃う巨大ディスカウントスーパー
- トレーダージョーズ:自由な雰囲気のおしゃれ自然派スーパー
- ホールフーズ:キレイな店内のオーガニック食品が多い高級スーパー
- パブリックス:満足度が全米No1になったスーパー
- ウェグマンズ:熱狂的なファンを抱える人気スーパー
- クローガー:お得な特典が多い庶民派スーパー
- H-E-B(エイチ・イー・ビー):テキサスの地元密着型・超人気スーパー
- アルディ:プライベートブランドが充実したコスパ抜群スーパー
アメリカのスーパーは、日本と違ってスーパーごとの特徴が異なり、価格帯や品ぞろえが大きく違ってきます。そのため、アメリカで食料や日用品を買い物する際には事前にスーパーの特徴を知っておくことが重要です。
そのほか、アメリカ在住の方向けに、日本の食材が買える日系・アジア系スーパーについても紹介します。
動画で確認したい方はこちらをご覧ください。
もくじ
1. コストコは会員制の倉庫型スーパー
2. ターゲットは何でも揃う万能な大型スーパー
3. ウォルマートは何でも揃う巨大ディスカウントスーパー
4. トレーダージョーズは自由な雰囲気の自然派スーパー
5. ホールフーズはオーガニック専門の高級スーパー
6. アメリカの日系スーパー
7. 日本の食品も買えるアジア系スーパー
8. アメリカのスーパーで買える定番品5選
8-1. パン
8-2. シリアル
8-3. ピーナツバター
8-4. マッケンチーズ
8-5. エコバッグ
9. まとめ
1. コストコは会員制の倉庫型スーパー
日本でも大人気のコストコ(Costco)はアメリカでも大人気。2021年現在、アメリカ国内に約550店舗あります。かなりの数ですね。
コストコは大きな倉庫型店舗で、街の中心部から離れた郊外の住宅地に近いエリアに店舗があることが多いです。
お買い物をするには、年会費を払ってコストコの会員になる必要があります。また、売られている商品は、普通のスーパーと比べて量やサイズが大きく、まとめ買いをして得をする仕組みです。
コストコの会員制やおすすめ商品ついて、詳しくはこちらの記事で紹介しています。
2. ターゲットは何でも揃う万能な大型スーパー
ターゲット(Target)は赤い「的」がトレードマークの大型スーパーマーケット。価格帯もお求めやすい庶民派でリーズナブルなものが沢山あります。
店舗数はアメリカ国内で約1900店。アメリカに住むことになったら誰もが一度は行くであろうお店の一つと言えるでしょう。
生鮮食品はもちろんのこと、日用品、家電、寝具、インテリア用品などなど、ターゲットに行けば何でも揃うので、一箇所で買い物を済ませたい場合にもおすすめです。その他、アメリカに着いてすぐ、生活に必要な品を一気に揃えたいときにも便利でしょう。
また、プライベートブランドの商品が多いスーパーも増えるなか、ターゲットではナショナルブランド(有名ブランド)をメインに取り扱っています。
ターゲットにはどんな商品が揃っているのか、詳しくはこちらの記事で紹介しています。
3. ウォルマートは何でも揃う巨大ディスカウントスーパー
有名なウォルマート(Walmart)ですが、これまたアメリカで入ったことがない人はいないというくらい有名で、店舗数の多いお店です。アメリカ国内に約4800店舗あり、世界一の売り上げと雇用を生み出す企業と言われています。
コストコやターゲットも店舗が広いですが、ウォルマートはそれ以上に広く、品揃えも幅広いです。日本の食材も手に入りやすい傾向にあります。
また、商品の安さも魅力です。イベント用にバラマキできるお菓子や一度しか使わない季節のグッズなどを買うには便利ですが、なかには質の悪い物もあるため購入時には注意しましょう。低所得層の利用が多いため、立地によっては治安が悪くなるようです。
ウォルマートの品揃えや特にお得な商品など、詳しくはこちらの記事で紹介しています。
4. トレーダージョーズは自由な雰囲気の自然派スーパー
「トレジョ」と呼ばれて在米日本人にも常に大人気なトレーダージョーズ(Trader Joe’s)は、現在42州、約500店舗展開されています。店内に入ると明るい内装、フレンドリーで親切な店員さんが特徴的だと気づくと思います。
オーガニックやナチュラル系の商品がリーズナブルな価格で販売されていて、在米日本人を喜ばせる和風食品もたくさん。お土産探しにもおすすめのスーパーです。
トレーダージョーズの人気商品やお土産に喜ばれるアイテムなど、詳しくはこちらの記事で紹介しています。
5. ホールフーズはオーガニック専門の高級スーパー
ホールフーズ(Whole Foods)はオーガニック食品に特化した大型スーパーです。アメリカには約480店舗あります。
食品の質が高く、そのためお値段も高めという高級スーパーマーケットで、アメリカのスーパーでは珍しく、できたてのお惣菜やパンなどのデリコーナーも充実しています。その他、高級店らしく、ローカルなスーパーにはないような高品質な食材や、輸入食品も手に入ります。
2017年にAmazonの傘下に入り、お手頃価格で買い物ができるようになりました。
ホールフーズの特徴やお得にお買い物する方法など、詳しくはこちらの記事で紹介しています。
6.パブリックスはアメリカで最も満足度が高いスーパー
パブリックスは、会計の速さや取扱商品の数、店内の清潔さにおいて、過去に最も満足度が高いと評価されたフロリダ発祥のスーパーです。1930年創業の老舗で、全店舗約1200のうち、フロリダに800店舗が集まっています。
利用者から評価されるだけあり、取り扱い商品は非常に多く、特に野菜や果物の品揃えが充実しており、オーガニック食品やアジア系食材も手に入りやすいようです。また、アメリカの安価なスーパーは、日本人にとっては「雑」「不衛生」と感じやすいものの、パブリックスでは比較的きれいに管理・陳列されています。
7.ウェグマンズは熱狂的なファンを抱える人気スーパー
ウェグマンズは被害海岸を中心に100店舗を展開する人気スーパーです。パブリックスがトップになった年とは別の年に、最も価値あるスーパーとして全米No1に輝きました。
狭い店内・通路のスーパーが多く、生鮮食品が手に入りにくいニューヨークでは特に重宝されており、他のスーパーに比べると新鮮な生鮮食品を、開放的な店内でリラックスして選ぶことができます。プライベートブランドも充実しており、金額的にもお手頃なものが多いため、熱狂的なファン「ウェグマニア」を生んでいます。
8.クローガーはお得な特典が多い庶民派スーパー
クローガーは、全米に約2,700店舗を抱えるオハイオ発祥の大手スーパーチェーンです。比較的安価な商品が多いものの、生鮮食品はもちろん、アジア系の調味料や食材、お寿司なども揃っています。また、店舗によっては薬局も併設されています。
会員登録は無料で、会員特価の商品やクーポンを利用してお得に買い物を楽しめます。オンラインでアカウント登録すると、お得な商品のチェックも簡単。会計時には、ガソリンに使えるポイントや、次の買い物で使えるクーポン券が発行されます。
9.H-E-Bはテキサスにある地元密着型のスーパー
H-E-B(エイチ・イー・ビー)は、テキサスが誇る地元密着型の人気スーパーです。120年以上の歴史があるものの、アメリカ国内ではテキサス州のみで展開しており、品質や価格も含めて地元テキサス民から長く愛されてきました。
広い店内で食品も日用品も品ぞろえが充実。薬局やガソリンスタンドが併設されている店舗もあります。金額もリーズナブルなものが多く、品質的にも価格的にも庶民が普段使いしやすいスーパーといえます。
10.アルディは9割がプライベートブランドを取り扱う庶民向けスーパー
アルディは、プライベートブランドを中心に取り扱う庶民向けのドイツ系スーパーマーケットです。無駄を徹底的に省くことで、質を保ちながらも低価格を実現しています。
商品の9割はプライベートブランドで、豊富な商品数を売りにしているスーパーと比べるとかなり商品数は限られますが、安価でも各商品の品質は安定しているのでコスパは抜群です。ドイツ系のスーパーなので、酪農大国ドイツの美味しい乳製品やチョコレートも充実しており、アメリカ系のスーパーにはない魅力があります。
ただし、コスパを追及した経営方針なので、段ボールがそのまま陳列されていたり、店員数が少なかったりと、買い物時に不便を感じることも。おしゃれさや買い物の楽しさよりもコスパを重視する人におすすめです。
11. アメリカの日系スーパー
アメリカに住み始めると、日本の食材が買えるスーパーを探す方も多いはず。
日系のスーパーには全米展開しているミツワなどがありますが、これまで紹介してきた大手スーパーとは違って大都市にしかないのが辛いところ。大きな日系のスーパーは、ロサンゼルス、シカゴ、ダラス、アトランタ、ニューヨークなど、全米で見ると日本からの駐在員が多い大都市と限られた地域が中心です。
しかし、お住いの州のアジア人が多い地域には、必ず個人経営のアジア系スーパーや日系スーパーがあると思います。グーグルマップなどで Asian Market や Japanese Marketなどで検索すると意外と見つかる場合もありますので、諦めずにお試しを。
12. 日本の食品も買えるアジア系スーパー
広いアメリカでアジア系スーパーが近くにあるということはなかなか少ないのですが、有名どころでは、韓国系のエイチマート(H-Mart)や中国系のナインティナイン・ランチマーケット (99 Ranch Market)が比較的多くの州に店舗を展開しているチェーンです。
エイチマートは韓国、中国、ベトナム、タイの食材はとてもリーズナブルな価格で売られていますが、日本からの輸入品は割高感が目立ちます。調味料や乾麺などは、中国や韓国の商品でも代用できるので、うまく活用しましょう。そして、一番買いたい日本の食材にお金をかけるのがいいかもしれません。
エイチマートではお寿司向けのネタや、新鮮な魚介類も売られているので、季節によっては牡蠣やカニ、ドジョウ、うなぎも手に入ります。お魚は頼むと綺麗にさばいてくれるので、お家でできない場合は頼んでしまった方が楽ですよ!
韓国のお惣菜コーナーにはビビンパ、チャプチェ、キンパ、トッポッキなどもあり、焼肉コーナーでは下味のついたスライスされたお肉が好きな量買えるようになっている店舗もあります。
一方のランチマーケットでは、日本の食品の取り扱いは極めて少ないですが、インスタントラーメンやお菓子などが手に入ります。お惣菜売り場では北京ダックや中国のお惣菜がとても充実していたり、フードコートでは中国粥や麺類、軽食なども楽しめるようになっている場合もあります。
エイチマート、ランチマーケットともに、中国・韓国のグルメを体験できる絶好のスポットです。
8. アメリカのスーパーで買える定番品5選
野菜や果物が基本的に1パウンド(約450g)の単位で量り売りにされていたり、日本のコストコでも見かけるベルトコンベア式のレジであったり、日本のスーパーとの違いも様々なアメリカのスーパー。
移住生活にも、旅行でのお土産探しにも欠かせないスーパーですが、そんなアメリカのスーパーで購入できるおすすめ・定番の品を5つご紹介したいと思います。
8-1. パン
アメリカでは、パンは主食として欠かせないものですね。
そのためスーパーには、食卓パンからハンバーガーのバンズ、ホットドッグ用のパンなど、様々な種類のパンがたくさん置かれています。
日本でよく食べられる白い食パンは主流ではなく、健康面や栄養価の面で、全粒粉やライ麦パンなどの穀物系のパンが人気です。
8-2. シリアル
シリアルは、アメリカの朝食の定番です。スーパーでは1レーンの全てにシリアルが陳列されているということも珍しくありません。
定番のオーツ麦を使ったものからオーガニック、スーパーフード入りなどの健康的なシリアル、またお土産や話題作りにぴったりなカラフルなものまで、様々な種類が並んでいます。
お子さんのいる家庭などは、手軽に食べられる朝食として良いかもしれませんね。
8-3. ピーナツバター
こちらもアメリカでは定番の調味料です。
ピーナツバターとジャムのサンドイッチなど、家庭料理にも多く活用されています。
最近ではその栄養価の高さから、カシューナッツやアーモンドなど、他のナッツ類を使用したものなどもスーパーに並んでいたりします。
8-4. マッケンチーズ
チェダーチーズなどの濃厚なチーズソースとマカロニが絡められた「マッケンチーズ」と呼ばれる料理は、アメリカの家庭料理の定番として親しまれています。
スーパーでも様々なメーカーのものが販売されており、乾燥マカロニとソース付きのものや、電子レンジで調理できるインスタントのものまであります。
手軽に食べられる家庭料理として重宝する品ではないでしょうか。
8-5.エコバッグ
スーパーで買えるお土産として、実は大人気なのがエコバッグです。
アメリカではお店によって様々なデザイン・形のエコバッグが売られており、それ目当てに訪れる観光客もいるほど定番のお土産になっています。
その他にも、バーベキューソースなど調味料や人気のチョコレートなど、スーパーひとつとっても日本との違いを楽しめる商品がたくさんあります。
アメリカ生活を充実させるためにはもちろん、観光の際にもぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
9. まとめ
アメリカのスーパーマーケット大手の特徴を紹介してきました。またアメリカで日系スーパーは数が少ないですが、アジア系スーパーでも日本の食材が買える可能性があります。
アメリカに移住したら、周りのスーパーなど開拓して楽しい在米生活をお送りくださいね。
また、以前の記事で、アメリカの米系スーパーでも手に入りやすい日本食材や代用食材を紹介しています。合わせてご覧ください。