アメリカの高校生活の仕組みとスケジュール

アメリカの高校生活は、学期の区切りや1日の授業の流れなどが日本とは大きく異なります。
これからアメリカ留学をする予定のある方やそのご家族は大まかな仕組みを知っていないと驚かれるかもしれませんね。

今回は、アメリカの高校生活の仕組みと特徴について詳しくご紹介していきます。

アメリカの高校生は4年制が多い

アメリカの高校生は一部を除いて4年制が多いです。
アメリカの高校生は4年制が多い
画像引用元:海外の高校生活ってどんなもの?~アメリカの高校生活体験記~|ISS留学ライフ|Z会グループの留学エージェント/5万人以上の留学実績

日本の中学3年制に相当する9年生から高校となり、10・11・12年生までが高校生の区分です。
幼稚園から大学まで包括したアメリカの教育制度については、『アメリカの教育制度を徹底解説!学校の種類や日本との違い』でもご紹介しております。

アメリカでは高校までが義務教育

なぜ学年を通しで数えるのかというと、アメリカでは高校までが義務教育だからです。

そのため、公立高校に進学した場合は学費も無料で教科書なども無料で貸し出されます。

私立の高校もあり、そのほとんどが大学進学に力を入れています。
そのため、Preparatory School(準備のための学校)と呼ばれることも多くカリキュラムや学習環境のレベルは私立の方が高いです。

アメリカの高校に留学する場合、公立と私立のどちらのケースもありますが将来的にアメリカの大学に進学したいと考えているなら私立のボーディングスクール(寮制)がおすすめです。

学期スケジュール

学期スケジュール

アメリカの高校は日本と同じ3学期制ではあるものの、学期スケジュールも日本とは全く異なります。

秋学期

日本の1学期に相当します。
9~11月までの期間で、
・新入生オリエンテーション
・科目登録
などを9月中に行います。

アメリカで「新生活」というとこの9月を思い浮かべる人が多いようです。

10月には中間試験、11月には期末試験があります。
期末試験後の11月末の1週間は、感謝祭のためお休みです。

冬学期

12月~3月上旬までは冬学期(日本では2学期に相当)です。
12月18日前後から年明けまで冬休みがあり、生徒はクリスマスを家族と過ごします。
留学生は国に帰る人も多いです。

2月初旬に中間試験、3月初旬に期末試験がありその後は春休みです。

春学期

3月末~6月が春学期です。
4月末に中間試験があり、5月末に年度末の最終試験がある大事な学期です。
最終学年の場合はテスト後の6月初旬に卒業式があります。

夏休み

アメリカの夏休みは6月初旬~8月末までと、とても長いのが特徴です。

アメリカの夏休みは学期切り替えなので、宿題のない長期休みというイメージがあるかもしれませんが実際はそんなことはありません。
・課題読書
・新学期の予習
といった夏休みの課題が設けられていることがほとんどです。
課題図書は、学校から指定される推薦本で3~5冊ほど読む必要があります。

日本のように読書感想文を提出するのではなく、新学期にその本についてのディスカッションを行うので自分が分かりやすいようレポートを作成しておきます。

新学期の予習は全員が必要なわけではありません。
アメリカの授業には成績優秀者が参加できる上級クラスがあり、上級クラス参加者は新学年が始まる前にその科目の予習をします。

ただ、これらがあったとしても全体としての課題量は少なめ。

高校のサマースクールの授業を取ったりする生徒もいます。
スポーツのサマーキャンプや練習にいったり、運転の練習をしたり、家族旅行に行くなどが一般的案地元の高校生の夏休みの過ごし方のようです。

成績優秀者は高校がサポートしているプログラムに参加することもあります。

アメリカの高校の特徴

アメリカの高校の特徴

アメリカの高校ならではの日常的な特徴についてもご紹介していきます。

固定のクラスはない

アメリカでは日本のように固定のクラスはありません。
そのため、
・クラス対抗の学校行事
・朝と下校時のホームルーム
・決められた授業割
などはありません。

授業は選択も多い

固定のクラスなしでどうやって授業を過ごすのかというと、先生が自分の教室を持っていてその授業を選択している生徒が決まった時間に来るという仕組みです。

授業は必修科目と選択授業があり、学校によっては大学レベルの授業を受けられることも。

必修科目は学校によって異なりますが、
・国語(英語)
・数学
・理科
・歴史
・芸術
・外国語
・コンピューター
・ボランティア
・インターンシップ
などを必須としている学校が多いようです。
ただ、留学生の場合は外国語は必須ではないケースもあります。

選択授業はより充実しており、
・環境学
・経済学
・解剖学
・福祉
・ジャーナリズム
・外国語
・芸術(絵画など)
・音楽
・宗教学
などがあります。

科目名の前にAP(Advanced Placement)とあるものは、成績優秀者のみが履修できる上級科目のことです。
科目を決める前や授業と授業の間にアドバイザーとミーティングして、時間割や学校生活などでのアドバイスが受けられます。

授業時間は一コマ45分か90分のところが多いようです。

成績を付ける基準が日本と違う

日本でも授業態度などは成績に考慮されますが、テストの成績が及ぼす要素が大きいです。
アメリカでは、授業への参加度も成績に大きく影響します。

というのも、アメリカの授業は先生が板書して説明するというよりは、宿題や予習内容を元にディスカッションしたり自分の意見を発表する機会がとても多いのです。
生徒が授業内で意見を述べる機会も多いので、積極性は成績を付ける要素としても大きいようですね。

制服はない

日本では高校生は制服を着ますが、アメリカでは基本的に私服です。
とはいえ何を着てもいいというわけではなく、
・露出が激しすぎない(へそ出しや極端なミニスカート禁止)
・ダメージが激しいデニム禁止
・ビーチサンダル禁止
などのルールがあります。
とはいえ、日本の基準から考えると服装のルールは緩やかです。

ランチは自由

アメリカの高校のランチは、日本の高校と比べてずっと自由です。
学食で食べても良いですし、自分でお弁当や食べ物を持ってきてカフェテリアで食べてる生徒もいます。

お弁当はサンドイッチ、ポテトチップス、フルーツなど簡単なメニューが定番です。

自分の車で通学している生徒は昼休憩中に近くの飲食店で食事を済ませたり、テイクアウトして帰ってくることもあります。

車かバスで登下校する

アメリカは車社会なので、日本のように公共のバスや電車で登校する割合は少ないです。
ニューヨークのように地下鉄が発展している都市だったら電車通学する学生もいますが、あまり電車が通っていないエリアではスクールバスは自家用車を使うのが一般的です。

スクールバスは小学校・中学校・高校生が共有で使うこともあり、学年が高い程後ろの席を使います。

自家用車の場合は親が送り迎えするか、自分で運転するケースがあります。
学生が車通学するという日本ではあまり見られない風景も、アメリカの高校ならではです。

まとめ

アメリカの高校生活についてご紹介しましたが、日本との違いがたくさんありました。
学期や授業の仕組みから学校生活の送り方まで、国が違えばルールも異なることが分かりましたね。

特に日本から留学する場合気になるのが学年の数え方と学期の違いです。
アメリカの高校に留学する場合は、公立学校へ1年間交換留学するのか、私立学校に卒業まで在籍してディプロマ(卒業証書)をもらうのか、卒業後の進路はどうするのかによって計画の立て方も変わります。

今回ご紹介したアメリカの高校生活の仕組みが留学生活の計画づくりに役立てば幸いです。

アメリカ携帯ハナセルが運営する「アメリカ新生活・移住ブログ」では、本記事のように、アメリカでの生活や旅行で困ったときの解決方法や、アメリカに行く前に知っておきたい知識など、アメリカで役立つ様々な情報を発信しています。

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吉田店長の写真

監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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