アメリカでの挨拶表現を場面ごとのマナーと共に解説!ハグや握手についても

アメリカでの挨拶表現を場面ごとのマナーと共に解説!ハグや握手についても

アメリカと日本では、挨拶ひとつとっても文化がまったく違います。教科書通りの表現でも伝わりますが、アメリカで暮らす予定があるのなら円滑なコミュニケーションを取るためによりナチュラルな表現も覚えておきたいです。

この記事では、仕事からカジュアルな場まで広くカバーした挨拶表現をご紹介します。日本人が悩みがちなハグや握手についても解説しており、アメリカ渡航後に便利なサービス紹介もしているのでぜひ最後までご覧ください。

1. アメリカでの基本的な挨拶表現3選

アメリカでの基本的な挨拶表現3選
私たちは英語の授業で「Hello, How are you?」「I’m fine, thank you.」が挨拶と習いますが、実はネイティブスピーカーは使わない表現です。
より自然な挨拶表現を3つピックアップしましたので、見ていきましょう。

【Hi, there(やぁ/こんにちは)】
フランクな挨拶の表現で、かしこまった場ではあまり使われないようですが、知人・友人・同僚・初対面の人相手と広い場面で用いられます。

Hi there, how are you doing?(やぁ、元気かい?)
I’m doing good, how about you?(まぁ元気だよ、そっちは?)

という感じで使われます。相手に声をかける時の第一声という感じです。

【It’s a beautiful day. (今日はいい天気ですね)】
会話の始まりに天気の話をするのは、万国共通です。
いい天気ではなくても、It ‘s going to rain tonight(今夜は雨が降るって)というだけでも会話になるので、どんな話題を出せばいいか分からない時にも使うことができます。
日本では(または私が住んでいた地域は)今の季節こんな天気で~と話してみるのも良いです。

【Let’s grab/get a coffee sometime. (今度コーヒーでも飲みましょう)】
挨拶を切り上げる時や、会話の締めなどに使える表現です。
ここら辺にいいカフェがあるんだよ、と教えてもらった時などにこのフレーズを言うと自然です。
会話の内容によってcoffeeをbeerやwine、a bite(軽食)などに変えるのも良いです。

1-1. 仕事の場で使えるHowを使った挨拶

会社など仕事の場でこちらから話しかける時、Howで始まるフレーズで会話のきっかけを作りましょう。

How long have you been with the company?
How long have you been working here?

どちらも「ここで働いてどれくらいですか?」という意味で、初対面の人に話しかける際に使える表現です。with the company?の方がややかしこまった良い方で、working here?は砕けた言い方でオフィス以外の職場でも使うことができます。

How’s everything? (調子はいかがですか?)
タイミングに関係なく使えるフレーズです。部署が違う人や、久しぶりにあった取引先の人などに「最近どうですか?」と聞きたい時に使うことができます。

How was your 〇〇?(〇〇はどうでしたか?)
週明け、休暇明けなど休みを挟んだ時にHow was your weekend?(週末どうでした?)のように使える表現です。
長期休暇や年末年始の後でも、How was your holidays?やHow was your vacation?のように使うことができます。ただ、相手がクリスチャンかどうか分からない時は、How was your Christmas?とは聞かない方が無難です。

2. 教科書表現は失礼になることも!アメリカで気を付けたい3つの定番フレーズ

日本の学校で習った教科書表現は、アメリカでは失礼にあたる物も少なくありません。
特に気を付けたいのが以下の3つの定番フレーズです。

What’s your name?(名前は?)
How old are you?(年齢は?)
Who are you?(あなたは誰?)

伝わらないわけではないのですがあまりに直接的な表現すぎて、攻撃的なニュアンスを含みます。

特に自分よりも年上の方にHow old are you?と聞くのは避けましょう。小さな子供が言ったりする分には問題はありませんが、大人同士では失礼になる可能性があります。

2-1. 名前・年齢などを聞く時は婉曲表現で

初対面など、関係性の浅い人に年齢や名前を聞く必要がある時は、失礼のないよう丁寧な表現を使いましょう。

Can I ask your name, please?/May I have your name?:お名前を伺っても良いですか?
Do you mind if I ask your age?:年齢をお尋ねしてもよいでしょうか?
May I ask who’s speaking?:(電話口などで)今お話されてる方はどちら様でしょうか?

こちらは一例ですが、このように聞けば初対面の人にも失礼ではありません。

3. 相手からの挨拶に答える時に便利な4つのフレーズ

相手から挨拶された時に使うことができる、より自然な返事の仕方を4つ紹介します。

Same here.
「私も/僕も」という意味で使われます。Me tooよりも相手の主張を尊重する言い方です。

Today was really difficult, and I’m exhausted.(今日は本当大変ですっごく疲れた)
Same here, I want to rest now. (私もだよ。今すぐ休みたい)
という風にも使えますし、レストランなどで「(相手のオーダーと)同じものを」と頼みたい時にも使える便利なフレーズ。

Good/Great
How are you?と聞かれた時の、カジュアルな返事の仕方です。
初めから自分のことを聞かれているので、I’mは省略するとよりこなれた印象に。

Pretty good(とても良いです)やCouldn’t be better(これ以上ないですよ=最高です)という表現も使われます。

気心知れた仲ならば、あまりよくない時は素直にNot good(良くない)や、It’s terrible(最悪だよ)と返してもかまいません。

日本人がよく使うI’m fineは、アメリカにおいてはあまり一般的ではありません。

Thank you for your 〇〇
主にメールやビジネスチャットで使える表現です。
取引先や顧客から問合せやメッセージが来た時の返事として使えます。

Thank you for your information.(お知らせいただきありがとうございます。)
Thank you for your interest in our company and our products.(弊社の商品にご興味を持って下さりありがとうございます。)
という感じで使われます。

相手の挨拶を繰り返す
Hi/What’s up/Hey/Yoなど、親しい間柄でこのように呼びかけられたら繰り返すだけでも挨拶になります。

Yo, Bro.(やぁ!)
Yo.(やぁ)
What’s new?(調子どう?)
Same old same old.(相変わらずだよ)
という感じですね。

4. アメリカのスラング表現は親しい友達との挨拶で使おう

私たちも普段、アナウンサーのような口調で話しているわけではないように、アメリカ人もアンオフィシャルな場では教科書にのっていないような砕けた表現をします。

しかし、
きわどい表現
あまりにも砕けた言葉
カジュアルすぎる略語
相手の属性・見た目に関わるジョーク

などを付き合いの浅い人に言うと、失礼で下品という印象を持たれてしまうかもしれません。
ネイティブと同じような言葉を使いたくなるかもしれませんが、その場に適した言葉づかいを心がけましょう。

5. ハグや握手はどのタイミングですればいい?

ハグや握手はどのタイミングですればいい?
ハグは日常でもビジネスシーンでも親しい間柄のみで行い、かしこまった場やそれほど親しくない相手とは握手をした方が無難でしょう。

そもそも日本ではなじみのないハグや握手ですが、挨拶としてどんな意味や機能を持つのでしょうか?

ハグは家族や友人などの親しい人に親密さや共感を表すコミュニケーションの方法です。会った時や別れる前の挨拶としてハグをする場面が最も多いですが、喜びを分かち合う・相手を慰めるといった心を動かされる場面でも行うことがあります。

しかし、アメリカではただハグをすればフレンドリーな人間として好印象を得られるわけではありません。ビジネスシーンでも親しい人同士であればハグをするケースもありますが、深い関係性もない相手にハグをしようとすると、無遠慮・距離感がおかしいとも思われかねません。

時代の変化により様々な人が声を挙げやすくなった昨今ではこのような指摘もあります。

米国のように(2000年ごろから)セクシャルハラスメントに特に敏感になった文化では、ほぼ初対面の関係や仕事関係にとどまる異性に対して、突然その人の許可なくハグした場合、(特に、ハグした人物が職場の上司にあたったり、権力者であったり、あるいは いかにも不潔感があったりして、ハグされた人が以前から、ハグした人に嫌悪感を感じていると)一種のセクハラ行為として扱われたり、痴漢的な行為、として扱われる場合がある。
そうした受け取られ方をする危険を避ける場合は、ハグすることは避けて、握手をする(握手にとどめる)、ということが広く行われている。

引用元:ハグ – Wikipedia

ハグをしていいか分からない場合には、自分からはハグをせずに、相手に合わせるといいでしょう。

握手は初対面などで、挨拶の始めに行われることが多いです。

打ち合わせ時などに、相手と目があったら笑顔で挨拶をしながら右手を差し出しましょう。目上の人と挨拶する場合は、相手が手を出すのを待ってから自分の手を出します。

お互いの名前を名乗ったらタイミングを見て手を自然に引きます。失礼になるので自分が名乗ったらすぐ強引に手を離そうとしたり、ずっと握手したまま話し続けないように気をつけてください。

6. 別れ際には挨拶と感謝の表現を

特にビジネスの場では、会話を終わらせる時の挨拶には感謝の言葉を沿えるとスマートです。

I should get going.(そろそろ行かないと)
Thank you so much, it was nice to meet you.(ありがとうございました、お会いできて良かったです。)

また、最後にHave a nice day.(よい一日を)の一言を付け加えてもいいでしょう。
金曜日や休暇前だったら、Have a nice weekend.やHave a nice holiday.と言い換えることも多いです。

7. 英会話の他にアメリカ滞在に必要な準備とは

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まとめ

アメリカの挨拶というとフランクでノリがいいイメージがありますが、本記事で解説したようにフォーマルな場ではそれに見合った表現が求められます。
挨拶はコミュニケーションの始まりなので、円滑な会話運びのためにも今回ご紹介したフレーズをぜひご活用ください。

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監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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