サウスカロライナ州 ~アメリカ50州大解剖~

サウスカロライナ州

アメリカ合衆国にある50の州をそれぞれ紹介するアメリカ50州大解剖シリーズ。今回はサウスカロライナ州を紹介します。

サウスカロライナ州について

州都:コロンビア
地域:南部
最大都市:チャールストン
人口:人(2020年)
愛称:Palmetto State

サウスカロライナ州の地理

サウスカロライナは北はノースカロライナ州、南西部はジョージア州に接し、東側は大西洋に面している。日本人にとってはあまり馴染みのないかもしれないが、長きにわたって繁栄してきたした州の一つである。

州内にはいくつも湖があり、海岸線には入り江や沼地が多くある。南東部は標高が低めで、海岸には砂丘が広がっている。

チャールストンのフォリービーチはサーフィンのメッカとしても有名。ヒルトンヘッドアイランドは美しい海岸線、そしてウミガメなどの野生動物も観察できる場所としても知られる。

サウスカロライナ州の気候

サウスカロライナは一年を通して温かい。一概に夏は暑く湿度が高い。特に5月から10月の間は非常に蒸し暑く厳しい。

夏場特に8月から10月にかけてはハリケーンの影響を受けることもある。また、春と晩秋にはトルネード(竜巻)も発生しやすくなる。

冬場でも最低気温はマイナスになることがなく、低くても5度前後で、最高気温は15度前後と暖かい。州都コロンビアは一年通して平均すると週のうち6日は晴れという恵まれた気候。

サウスカロライナ州の人口構成

白人約66%、黒人約28%、ヒスパニック系約5%、アジア人約1%となっている。サウスカロライナ州の人口は歴史を通して常に増加傾向にある。

サウスカロライナ州の州都コロンビア

州都の名前コロンビアはクリストファー・コロンバスから付けられた。

アメリカの歴史を振り返ると、50州それぞれの個性がより深く理解できる。

サウスカロライナは南部文化を持つ州であり、奴隷が違法ではなかった時代は大規模プランテーションで白人の農園主が複数の黒人奴隷を所有し、労働をさせることで繁栄した。

南北戦争では奴隷に賛成派の南軍に属し、反対派の北軍と激しい戦いが起こったが、サウスカロライナの州都は占拠され、かなりの被害があった。現在でもプランテーションの農園主の大邸宅は州内に多数残っている。

今日コロンビアは住みやすい街として人気があり、州立博物館、リバーバンクス動物園・植物園、リバーフロント公園、チルドレンズミュージアム、トリニティ教会など見どころも多数ある。コロンビアにメインキャンパスを置くサウスカロライナ大学は規模が大きいこともさながら、レベルも高く学生の数も多いことで有名。

サウスカロライナ州の名所あれこれ

コンガリー国立公園は米国で最大の硬葉樹の原生林が保全された森が広がる。鬱蒼と生える木々は低木で独特の雰囲気がある。ゆったりとカヌーやトレッキングを楽しむことができるが、湿地や沼、湖などがあり、豊かな動植物の生態系が保たれている。

チャールストンでは旧奴隷市場博物館、サウスカロライナ水族館、チャールストン博物館、ウォータフロントパーク、マクロードプランテーションなどが見所として有名。特に奴隷市場博物館は実際に奴隷市場として使われていた建物が博物館として使われている。実際に奴隷の売買はどのように行われていたのかがさまざまな資料の展示とともに学べる貴重な施設。

さらに、チャールストンのバッテリーパークは南北戦争が始まった場所であり、チャールストンの港にはサムター要塞など、重要な史跡も数多く残る。

また州内では全米一美しい庭園と言われるマグノリア・プランテーション・アンド・ガーデンズ、全米最古といわれるプランテーションのブーン・ホール・プランテーションも見学することができる。

100箇所以上あると言われるゴルフコースで有名なマートルビーチ周辺にもアトラクションは多数ある。マートルビーチの賑やかなボードウォークや海辺のシーフードレストランなどもサウスカロライナの観光スポットではぜひ押さえておきたい。

まとめ

アメリカ合衆国にある50州の中から、今回はサウスカロライナ州をご紹介しました。

アメリカの州一覧と各州の特徴はこちらの記事で解説していますので、各州の特徴をまとめて読みたいという方はぜひご覧になってください。

アメリカ合衆国にある州と各州の特徴を紹介します。アメリカ合衆国には全部で50の州があります。また、首都であるコロンビア特別区(通称ワシントンD.C.)は、どの州にも属していません。全米50州に1特別区を加え、各州の特徴を解説します。

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監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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