アメリカでのお掃除方法 バスルーム、キッチン、庭の手入れを徹底解説

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こんにちは、ハナセルです!
今回はアメリカでも逃げられない「お掃除」について徹底解説します。

米国に引っ越してからも、ちゃんとお掃除をしてきれいに保ちたいですね。

しかし日本とは作りが違うバスルームやキッチンをどう掃除すればいいのか、戸惑われている方も多いのではないでしょうか。

また、アメリカで庭の芝刈りや落ち葉のお掃除をサボるとどうなってしまうのか・・・などなど、アメリカ暮らしをする際にぜひ知っておきたいお掃除の方法や注意事項、お掃除に役立つ便利グッズや洗剤をご紹介します。

アメリカでのお掃除方法

1. アメリカのバスルームのお掃除方法

アメリカのバスルームって、日本と全然違う作りですよね。シャワーカーテンやガラスの扉、お風呂のお湯をこぼせない床、シャワーの水が届きづらく、掃除がしづらい壁、バスタブ。一体アメリカの人たちはどうやって掃除をしているの?と困ったことはありませんか?

アメリカのお風呂掃除

1-1. バスタブ、タイル、壁、ガラス戸のお掃除

まずは、頻度が高いバスタブやタイル、壁、ガラス戸のお掃除方法を紹介します。

①洗剤で洗う:食器用洗剤とお酢でできる洗剤の作り方

バスタブ、タイル、壁についた、垢やシャンプー、ボディーソープなどの混ざった汚れには、耐熱容器に入れ電子レンジで温めたお酢(沸騰させないこと)を、使い捨ての紙コップなどに入れ、その次に食器用洗剤を入れて混ぜ、スポンジにつけてこすり洗いするとよく落ちます。

お酢の量が2、食器用洗剤が1の割合で。お酢を温めるのは洗剤とよく混ざるようにするためです。汚れがひどいところは無理にこすらず、洗剤を塗布してからしばらく放置してからこすります。面積が大きい場合は霧吹き容器に入れてスプレーし、こすってから流水で流します。

②水で流す:シャワーの水が届かず壁を流せない場合

バスルームの壁を洗剤でこすり洗いした後、シャワーの水をかけて流したいところですが、アメリカのシャワーは、ホースが無くシャワーヘッドが壁や天井に固定されている場合があります。このタイプのシャワーの場合、壁を水で流せないので、濡れた布巾で拭き取ります。多くのアメリカの方は、この方法で仕上げるようです。

また、どうしてもという場合はシャワーをホース付きのものに変える方法もあります。お子さん、ペットがいるお宅ではホースがついたシャワーヘッドの方が使い勝手がいいですよね。

③水分を取る:ガラス戸やタイルに水垢を作らないための習慣

ガラス戸や壁を水で流した後、その水滴を放置するとミネラルが残り、繰り返すと次第に頑固な硬い汚れになってしまいます。そうなってしまうと掃除もとても大変に。
広いアメリカでは地域によって水の硬度がまちまちですが、硬度の高い地域では日本の10倍ものミネラルが含まれていることもあり、日本以上に水垢を気にする必要があります。日々の入浴の際の水滴を残さないために綺麗好きな人が毎回していることとは、なんだと思いますか?

毎回の汚れの蓄積を避けるために、日々のシャワーや入浴、そしてお掃除の後に、ワイパーを使って水滴を除去します。特にガラス戸はミネラル汚れが目立つので、ご自宅のお風呂やシャワールームにガラス戸があるなら、ワイパーは用意しておきたいアイテムです。ワイパーは英語でBath Squeegee と呼ばれており、Amazonなどで安価で買うことができます。

ワイパー

1-2. シャワーヘッドも時々お掃除しよう

シャワーヘッドを取り外して洗うって、なかなかしないと思いますが、実はお掃除マニアの間ではとてもお勧めされています。

シャワーヘッドが簡単に取り外せる場合(特にホースのついたタイプの小さなシャワーヘッド)、小さめの容器にお酢を入れてシャワーヘッドを浸け置きします。できれば一晩置くと、シャワーヘッド内のミネラルによる詰まりが改善されると言われています。

せっかくですから、ついでにいらなくなった歯ブラシなどでシャワーヘッドの穴の周りなどもよくこすって綺麗にしてしまいましょう。ノズルの穴の中にミネラルが石のように固まっている場合は爪楊枝などで外から中に押し出し、水でよくすすいで、シャワーヘッドの外に取り除きます。

シャワーヘッドを浸けたお酢はまだ掃除に使えます。キッチンペーパーに少量つけて蛇口やハンドルなどのメタル部分を磨いたり、後ほど述べる排水口の掃除などにも使えます。

1-3. シャワーカーテンはどうやって掃除するの?

撥水目的のプラスチックのシャワーカーテンは、地厚のものの場合は洗って再利用することが前提です。薄い素材のプラスチックのシャワーカーテンはカビが生えたら使い捨てにする方が良さそうです。

シャワーカーテンの掃除の方法はとても簡単。もう使わないタオル(雑巾)数枚とシャワーカーテンを畳んで洗濯機に入れ、洗剤と重曹(Baking Soda)を入れて洗います。すすぎの際にお酢を1カップ加えてその後すすぎ、脱水をするとミネラル分の汚れもスッキリします。

1-4. 排水口の掃除の方法と詰まりを溶かす洗剤や道具

排水口の掃除も定期的にしないと、詰まりやニオイの原因になります。衛生面を考えてこまめに綺麗にしておきたいですよね。排水口のお掃除も、重曹とお酢が大活躍します。重曹1、お酢1を紙コップなどの容器で混ぜて、発泡したらすぐに排水口に流し、そのまま1時間放置します。最後はお湯で流して完了。

これでつまりが改善しない場合は、スネークと言われる細長い道具で詰まっているゴミを物理的に取り除くか、Dranoという髪の毛や垢を溶かす強力な薬品を使うのが多いようです。Drain Snakeで検索して買うこともできますし、Home Depot や Lowe’s などのホームセンターで両者売られています。

Dranoに代表される髪の毛や垢を溶かす薬品は、使用前に大家さんに確認することをお勧めします。パイプの材質や、大家さんが許可していない場合は使えないこともあります。

2. アメリカのキッチンのお掃除方法

キッチンもお掃除のしがいがある場所です。特に、日本でオーブンや食洗機を使っていなかった方は、掃除方法に戸惑われているのではないでしょうか。

ここでもお酢や重曹が大活躍ですが、メタルの家電、天然石のカウンタートップなどには使いたくない薬品もあるので注意が必要です。

アメリカのキッチンの掃除

2-1. キャビネットの油汚れをスッキリ綺麗にする方法

毎日お料理をすると次第に油で汚れてくるキッチンですが、日々の簡単なお手入れの積み重ねで大掃除の際の手間をぐっと楽にすることができます。

油でベタベタしてくる前に、キャビネットのドア・引き出しなどはお酢と水を半々で割ったものをふきんに染み込ませて拭くか、スプレーで塗布します。そのまま1、2分おいてから乾いた布で丁寧に拭き取ると綺麗になります。

もしギトギトに汚れてしまっている場合は、お酢と水を割ったものに食器用洗剤を数滴垂らして溶かし、それを油汚れのひどい箇所に塗布します。必要であれば古い歯ブラシなどを使って油汚れを丁寧に取り除きましょう。でも一番の対策は、汚れが頑固にならないうちにこまめに軽い掃除をすることです。

2-2. 冷蔵庫、電子レンジ、オーブンの外側はこれで簡単にピカピカに!

冷蔵庫、電子レンジ、オーブン、食洗機といった大型キッチン家電。そしてトースターや電子ケトル、炊飯器、ホームベーカリー、コーヒーメーカー、ワッフル型などの小型家電。キッチンにあるものは出しっぱなしにしているせいで、使っていなくても外側が知らない間に汚れていることが多いですね。

汚れの主な原因は油分とホコリなので、少量のお酢を布巾やスポンジに染み込ませて拭き、磨きます。汚れのひどいところ、溝の中に詰まっている汚れは、ベーキングソーダに少量のお酢を混ぜて練ってペースト状にしたものを歯ブラシでこすったり、割り箸、爪楊枝の先にティッシュなどを巻いて対処するのが一番いいでしょう。綺麗になったら水拭きをし、最後は乾拭きで仕上げます。

メタルの製品の場合、塩素系の成分(Cloroxなど)を含んだ薬品はNGです。メタル製品の表面を塩素系で拭くと小さな傷やコーティングのハゲた部分からサビが悪化するので避けましょう。錆びているところは歯ブラシを使ってベーキングソーダでこすると綺麗になります。

2-3. キッチンカウンターの材質別の掃除方法と注意点

皆さんのキッチンのカウンターは大理石(Marble)や花崗岩(Granite)などの天然石でしょうか、それとも人工石やタイルや木のボードでしょうか。

天然石、人工石ともに、石の場合はお掃除に塩素系の洗剤は使わないのが鉄則です。大理石、花崗岩の普段のお掃除には、食器洗い用洗剤、水、ベーキングソーダ、ふきんを使うのが理想的です。シミがある場合は主に過酸化水素水(オキシドール Hydrogen Peroxide)または重曹と水を使います。果物や飲み物のシミは重曹を少量の水で練ったペーストを塗ってラップを上からかぶせて乾燥しないようにカバーします。一晩から数日そのままにして脱色します。油を含んだシミの場合は過酸化水素水を少量かけてラップで封をし、同じく一晩から数日脱色します。

木のカウンターの場合は酢、水、研磨剤の入っていないクレンザー、レモン、粗塩が理想的です。レモンは半分に切ったもの(お料理に使った後のものでも)の内側に塩をまぶし、円を描くように洗います。そのあと水とお酢を混ぜたもので流します。

2-4. オーブンの中の掃除ってどうすればいいの?

日本では使ったことがなかった人が多い、オーブンの中の掃除。これは忘れがちですが、使う頻度が多かったり、ドア、底面に食べ物、汁、油などの跳ねた跡、溜まった跡があったり、調理している際に煙が出てきたりした場合は、掃除が必要なサインです。こうなってしまうと、お料理にも煙の匂いが移り悪影響があると言われています。

オーブンの掃除は3ヶ月に一度の頻度が理想的。少しの汚れならばSelf-Cleanモードで綺麗になります。(ない機種もあります)Self-Cleanモードは、中の油や少量の食べ物を溶かし、灰にします。数時間かかりますが、オーブン内が冷めたら灰をヘラでこそいで、掃除機の先で吸い取り、最後に酢と水を混ぜたスプレーを塗布して付近で綺麗に拭き取ってフィニッシュです。

汚れがひどい場合、燃えかすなどが多い場合は市販の洗剤を利用するのが手っ取り早いです。Easy-OffやCarbona Oven Cleanerなどが人気のある洗剤です。

2-5. 食洗機の中の掃除は必要?

食洗機の中の掃除は、必ず空にした状態で行います。1カップの酢かレモン汁を下段に流し込み、一番熱いお湯を使うサイクルで通常運転します。最後に乾いたキッチンペーパーなどで中を拭きます。

さらにフィルターの掃除もお忘れなく。まずはご家庭の食洗機の説明書を見てみましょう。フィルターの位置、取り出し方は様々なので、メーカーのウェブサイトやYouTubeでチュートリアルビデオが公開されている場合があります。「ブランド名、型番、How to clean」と入れて検索してみてくださいね。

3. アメリカでは庭の手入れは家主の責任!

アメリカのマイホームは広いお庭、美しい芝生が典型的ですが、米国に来るまで、アメリカ人の影の努力を想像したことはなかったと思います。(笑)

そして、街路樹や庭木の葉っぱ掃除との戦いもスケールが違います。庭がある一軒家は人生の夢ではありますが、アメリカではそこにかけるエネルギーと時間もすごいものがあります。

アメリカで庭掃除

3-1. 芝生を伸ばしっぱなしだと警察が来る地域も

春、夏、秋とは芝生がよく育ち、毎週末になると、朝早くからご近所で芝刈り機の音が聞こえたり、芝を刈った際のいい匂いが風で流れて来るときがあります。なぜ皆さん休日なのに朝から芝生を一生懸命刈るのか…それには深い訳があります。

アメリカの多くの住宅地では、その地区の価値を高めようと、お家のメンテナンスやお庭の手入れを積極的にして、なるべく綺麗に保とうとしているのがわかります。なぜ家主はこぞってそんなに頑張るのか…それは、地価を上げて、不動産価値を上げたいからです。日本では築年数に応じてお家の不動産価値は下がっていきますが、アメリカでは中古や築年数にあまり関係なく、家の価値が上がっていくというインフレのシステムが顕著です。

景観は治安に影響を与えると言われ、お家の外壁のペンキ塗り、屋根の張り替え、そして芝生を常に綺麗に保って、治安=地価を下げないようにします。芝生を伸ばしっぱなしにし、膝の高さくらいまでにしてしまうとポリスが来てチケットを切られる地域もあります。芝生の手入れをしていないということは、コミュニティの安全への協力しておらず、ホームオーナーとして無責任、と考えられます。あまりにも無頓着だと、近隣住民から地価に悪影響を与える世帯は去ってほしいとボイコットされるケースも時々あるようです。

芝刈りは週に一回自分で行えれば一番安上がりですが、庭が広い場合はカート式の(小さな自動車)芝刈りを購入したり、芝生がハゲたところに新しいタネを蒔いたりとかなりの出費と涙ぐましい努力があります。

旅行などで長期間自分でお手入れができない場合は、ご近所の人に有料で頼んだり、造園会社にお願いして週一回ペースで来てもらいます。普段忙しい人はご近所のティーンエイジャー・友達などにアルバイトを頼んだりするのも一般的です。

3-2. 落ち葉掃除をするときに必要なもの

アメリカの寒い地域では四季がはっきりしており、特に秋の美しさは格別なものがあります。でも、木が多く、森のような庭のお家は落ちて来る葉っぱの量も半端ではありません。また日本のように焼却炉などで燃やして処理するのは禁止されている場合が多いので、落ち葉は庭の片隅でコンポスト(肥料)にするか、ゴミ回収で持っていってもらうか、お掃除業者に頼むかが一般的な選択肢です。

自分で落ち葉を集めてゴミの日に出す場合に必要になる道具は、ブロワー(Blower風で落ち葉を吹き飛ばして移動させる道具)や熊手(Rake)、そして大きな紙袋です。紙袋はHome Depot、 Lowe’s、 コストコ、スーパーなどで落葉の季節になると売られ始めます。かなり大きく、頑丈なので少々の雨でも持ちこたえてくれます。

この紙袋に枯れ葉を大量に詰め込み、ゴミの日にサイドウォーク(歩道)に出しておきます。ご近所でもおそらく皆さん同じことをされると思うので、最初のうちは様子をよく見てみましょう。

3-3. 雪かきも家主の責任

雪かきは、公道の場合は政府の責任で業者がしてくれますが、一軒家の場合、自宅の前の歩道の雪かきは義務付けられています。雪が積もった日の朝、早くから雪かきのスコップの音がし始めたら、皆さん釣られて(?)歩道の雪かきを一斉に始める光景があります。

降雪量が多い日は会社も学校も休みになる場合(スノーデー 雪で通勤できない場合の予備日が設けられている)が多く、お家にいる人はまず雪かきが大事な仕事となります。こちらも、なぜ歩道の雪かきを一生懸命するのかというと、歩道は家主の所有物という考えから、歩行者が滑って転んだ場合、歩道の持ち主が責任を問われることがあるためです。

HOA(Home Owner Association)がある地域やコンドミニアム、タウンハウス、アパートなどの住宅のほとんど、そして一部の住宅地では芝生、落ち葉、そして雪かきも業者がきちんとしてくれるケースが多いです。集合住宅や、そのためのHOAですから、一軒家でも上記のように自分でしなくてもいい場合もあります。

芝刈り、落ち葉掃除、雪かき、一年を通してかなりの時間と体力を消費しますが、そんな暇がない忙しい人はコンドミニアムのようなスタイルの家に住むか、業者に頼むかを選んだり、逆に自ら進んでご近所の代行をしてお小遣いをどんどん稼ぎまくる人もいます。

4. まとめ

はい、いかがでしたでしょうか?アメリカ生活のお掃除のいろいろをまとめました。国は変わっても、お掃除は日々のこまめなお手入れがまず大事。そして日本の住宅と構造や材質が違うとそれなりの方法がありますね。米国に住んでもなかなかわからない、細かいお掃除のこと、参考になりましたら嬉しいです!

吉田店長の写真

監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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