アメリカで使えるスマホを端末別に紹介!バンドの確認方法も

留学やビジネスなどでアメリカに渡航する予定がある場合、さまざまな準備が必要となります。アメリカで使えるスマホの用意も、欠かせない準備です。

国内でSIMフリー端末を使用している場合でも、実際は現地で使えない可能性があります。あらかじめ、アメリカで使用できるスマホの種類を把握しておきましょう。

今回は、アメリカで使えるスマホをiPhone端末・Android端末別に紹介します。使用の可否を分けるバンドについても解説するため、所有するスマホがアメリカで使用できるのか知りたい方は参考にしてください。

1.SIMフリー端末でもアメリカで使えないスマホがある?

海外でスマホを使う際は、国内キャリアのSIMを抜き海外SIMを入れることとなります。そのため、海外で利用できるスマホはSIMフリー端末であることが条件です。
しかし、全てのSIMフリー端末が必ず海外で使えるわけではありません。アメリカの場合は、SIMフリー端末でも使えないスマホがあります。

iPhoneの場合、SIMフリー端末であればiPhone 6s・6s Plus・SE以降の新しい機種がアメリカで使用可能です。一方、Androidの場合はSIMフリー端末であっても使用できないことがあります。

SIMフリー端末であってもアメリカで使えない理由は、端末が「アメリカの周波数帯(バンド)」に対応していないためです。

1-1.海外使用の可否を分ける「バンド」とは?

バンドとは、無線通信で使われる周波数帯のことであり、簡単に表現すると「データをやりとりする通信回線」です。各国ではキャリアごとにバンドを割り当てており、キャリア側と端末側のバンドが合っていることで、初めてデータ通信が行えます。

そのため、日本で購入したスマホに海外SIMを挿してアメリカで使用するためには、2つの条件を満たさなければなりません。

  • SIMフリー端末である
  • スマホがアメリカのバンドに対応している

SIMフリー端末をアメリカで利用する際は、どのバンドに対応していれば良いのでしょうか。アメリカにおける携帯電話会社では、「Verizon」「T-Mobile」「AT&T」「Sprint」が大手キャリアとされています。

ただし、日本で購入・レンタルできるアメリカ対応のSIMは、「T-Mobile」「AT&T」のキャリアを使用していることがほとんどです。そのため、SIMフリー端末のバンド確認は、「T-Mobile」「AT&T」のバンドに対応しているかどうかを確認しましょう。

下記は、「T-Mobile」「AT&T」のバンドを、5G・4G(LTE)の通信規格それぞれで記載した表です。なお、表中で数字の前に置かれている「B」とは「バンド」のことであり、B2は「バンド2」、B4は「バンド4」です。

T-Mobile AT&T
5G Bn41・Bn71・Bn258・Bn260・Bn261 Bn5・Bn77・Bn260
4G
(LTE)
B2・B4・B5・B12・B66・B71 B2・B4・B17・B30

海外利用の際は、旅行先における対応バンドの事前調査が大切です。

2.【端末別】アメリカで使えるスマホ

ここでは、T-Mobileバンドに対応しているスマホを端末別に紹介します。紹介している機種は基本的にアメリカで使えるものの、マイナーチェンジモデルでは対応バンドが異なるケースもあるため注意してください。

不安な場合は、携帯会社や海外対応SIMの販売会社に問い合わせることがおすすめです。

2-1.iPhone端末

iPhone端末はiPhone 6s・6s Plus・SE以降の機種であれば、SIMロック解除後にT-Mobileのバンドを使用可能です。対応しているバンドはBn41・Bn71・B2・B4・B12が中心であり、新しい機種ではB66やB71に対応しているケースもあります。

機種名 使用できるT-Mobileのバンド
5G 4G(LTE)
Bn41 Bn71 B2 B4 B12 B66 B71
iPhone 6s × × × ×
iPhone 6s Plus × × × ×
iPhone SE × × × ×
iPhone 7 × × × ×
iPhone 7 Plus × × × ×
iPhone 8 × × ×
iPhone 8 Plus × × ×
iPhone X × × ×
iPhone XS × × ×
iPhone XS Max × × ×
iPhone XR × × ×
iPhone 11 × × ×
iPhone 11 Pro × × ×
iPhone 11 Pro Max × × ×
iPhone SE(第2世代) × × ×
iPhone 12
iPhone 12 mini
iPhone 12 Pro
iPhone 12 Pro Max
iPhone 13
iPhone 14
iPhone 14 Plus
iPhone 15
iPhone 15 Plus
iPhone 15 Pro
iPhone 15 Pro Max

2-2.Android端末

Android端末はスマホ本体のメーカーによって、アメリカにおける利用可否が異なります。ここでは、Google Pixel・AQUOS・Xperia・HUAWEIについて、アメリカで利用できる機種と対応バンドを紹介します。

〇Google Pixel

機種名 使用できるT-Mobileのバンド
5G 4G(LTE)
Bn41 Bn71 B2 B4 B12 B66 B71
Google Pixel 3 × ×
Google Pixel 3 XL × ×
Google Pixel 3a × ×
Google Pixel 3a XL × ×
Google Pixel 4 × ×
Google Pixel 4 XL × ×
Google Pixel 4a(5G) × ×
Google Pixel 4a × ×
Google Pixel 5
Google Pixel 5a (5G) × ×
Google Pixel 6
Google Pixel 6 Pro
Google Pixel 6a
Google Pixel 7
Google Pixel 7 Pro
Google Pixel 7a × ×
Google Pixel Fold
Google Pixel 8
Google Pixel 8 Pro

〇AQUOS

機種名 使用できるT-Mobileのバンド
5G 4G(LTE)
Bn41 Bn71 B2 B4 B12 B66 B71
AQUOS R × × × ×
AQUOS R2 × × × ×
AQUOS R3 × × × ×
AQUOS zero × × × ×
AQUOS zero2 × × × ×
AQUOS sense3 plus × × × ×

〇Xperia

機種名 使用できるT-Mobileのバンド
5G 4G(LTE)
Bn41 Bn71 B2 B4 B12 B66 B71
Xperia X Performance × × × ×
Xperia XZ × × × ×
Xperia XZs × × × ×
Xperia XZ2 × × × ×
Xperia XZ3 × × × ×
Xperia 1 × × × ×
Xperia 5 × × × ×

〇HUAWEI

機種名 使用できるT-Mobileのバンド
5G 4G(LTE)
Bn41 Bn71 B2 B4 B12 B66 B71
HUAWEI Mate 10 Pro × × × ×
HUAWEI Mate 20 Pro × × × ×

3.アメリカで使えるSIMカードを購入する際は「ハナセル」がおすすめ

日本のスマホをアメリカで使うためには、アメリカのバンドに対応した機種だけでなく、海外SIMカードも必要となります。アメリカで使えるSIMカードを購入する際は、「ハナセル」がおすすめです。

ハナセルは、アメリカに滞在する日本人向けに、アメリカの携帯電話サービスを提供しております。店長をはじめ、スタッフは全員が海外在住経験のある日本人であり、日本人が利用しやすい体制を構築していることが特徴です。
プランの種類は豊富であるため、お客様のニーズに応じて選んでいただくことができます。サポートは日本語で対応することから、使用中に疑問が生じた際はぜひご相談ください。

ハナセルでは2023年11月から短期プリペイドeSIMもご利用いただけるようになりました!
旅行日数(5日間、7日間、15日間、30日間)によってeSIMを選べます。
eSIMはSIMの差し替えが不要なので、ハナセルの公式サイトでお申込みいただいた後、すぐに利用開始いただけます。
ハナセルの短期プリペイドeSIMの詳細や、対応機種の確認はこちらのページをご覧ください。

長期のアメリカ旅行や留学、駐在、在住で海外SIMカードを契約する場合は、ハナセルの長期プランSIM・eSIMがおすすめです。
ハナセルの長期プランSIMは渡航前に日本で購入でき、購入から契約、解約まですべての手続きが日本語で可能です。
全米最安値のリーズナブルな月額料金プランも用意しているほか、契約手数料や解約手数料などの追加料金はかかりません。
テザリングにも対応しているため、他端末の通信も問題ありません。
ハナセルのアメリカ長期滞在SIM・eSIMの詳細や、対応機種の確認はこちらのページをご覧ください。

お客さまの写真

料金を減らし、安心感も得ることが出来ました
野上 春澄さん(在米2年、$29プラン利用)
ハナセルの前に、アメリカの電話会社のサービスを利用していました。プランの変更、機種変更、これらに伴う相談やトラブル対処を英語でするのが難しく、電話や店舗で確認するたびに違う回答となり、結局プランの変更・機種変更などを諦めていました。ハナセルに移行する際、過去解決できなかった他の電話会社との対応、機種変更等についても具体的なアドバイスを頂き、以前より費用を減らし、安心感を得ることが出来ました。使っている最中に発生するトラブルや疑問も丁寧に教えて頂き、満足しています。

お客さまの写真

WiFi+緊急通話時のみの子供用に
角田 健さん(在米2年半、$9.99プラン利用)
友人から紹介してもらいました。子供用にSIMフリーiPhoneを購入し、プロバイダを選考した際、やはり価格と日本語サポートが魅力で決めました。$9.99というプランは他には無く、WiFi+緊急通話時にしか使用しない子供用のスマートフォンには最適です。

アメリカSIMカードは『hanacell』がおすすめです。

アメリカSIM 長期滞在 新生活応援キャンペーン
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まとめ

今回は、端末別にアメリカで使えるスマホの紹介、およびバンドに関して解説しました。

日本のスマホをアメリカで使うためには、アメリカのバンドに対応したSIMフリー端末であることが条件です。日本で購入・レンタルできるアメリカのSIMは「T-Mobile」「AT&T」を使用することが多いため、2社のバンドを使えるスマホであるかどうか確認しましょう。

アメリカへ旅行や留学の予定がある方は、スマホの対応バンドを確認したうえで、ハナセルのアメリカ対応SIMをぜひご利用ください。

アメリカ携帯ハナセルが運営する「アメリカ新生活・移住ブログ」では、本記事のように、アメリカでの生活や旅行で困ったときの解決方法や、アメリカに行く前に知っておきたい知識など、アメリカで役立つ様々な情報を発信しています。

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吉田店長の写真

監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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