アメリカのスマホは高い?アメリカの携帯料金の相場と賢い使い方

こんにちは、ハナセルです! アメリカ滞在中も絶対必要なアイテムのスマホですが、米国のスマホの料金は日本と比べて高いのでしょうか?それとも安いのでしょうか?

この記事では、アメリカのスマホの利用料金や、滞在期間に合った賢いスマホのプランや契約は何かを詳しく説明。旅行や出張などの短期滞在と留学や駐在、など長期滞在の目的別に、どんなものを選べばいいのかも解説します。

アメリカのスマホは高い?

1. アメリカのスマホは高いって本当?

アメリカのスマホ・携帯電話の月額使用料金は、一般的に日本よりも高額だと言われています。
100名を対象に行ったアンケート調査でも、下図のようにアメリカのスマホ料金は高いというイメージを持つ人が半数を占めました。
アメリカの携帯料金に対してのイメージ
日本も大手キャリアのスマホを契約すると毎月の料金が高く、格安SIMや大手キャリアのサブブランドなどリーズナブルなサービスが人気ですが、実際アメリカのスマホの月額料金は日本と比べても高い水準であることが分かりました。

以下からは料金の相場と、アメリカのスマホ料金が高い理由について解説いたします。

一般に「アメリカのスマホや携帯電話の月額使用料は日本と比べて高い」と言われています。これは本当でしょうか。

答えは、アメリカで現地の大手キャリアと契約しようとすると、多くの場合「高い」です。

1-1. アメリカの大手キャリアの料金相場

現在のアメリカではデータ無制限のプランが一般的で、大手キャリアではデータ無制限のプランしか用意されていません。

日本では無制限のプランが平均6,169円と言われていますが、アメリカの大手キャリアの場合は一台の契約につき$80前後(約9,000円)のことが多いです。

1-2. アメリカのスマホ料金が高い理由

アメリカのスマホ料金が高い理由の1つは、日本と比べるとアメリカは物価が高いことです。

また、アメリカの国土面積が広く、その分たくさんの携帯電話基地局が必要になるということも、料金が高くなる理由です。米国現地の大手キャリアは、 T-Mobile (ティーモバイル)、 AT&T (エーティーアンドティー)、そして Verizon (ベライゾン)がありますが、3社ともカバーする範囲は広く、通信も安定しています。

細かく大手キャリアのプラン内容を見て行くと、どのキャリアもiPhoneやGALAXY、その他の機種を選ぶことができ、デザリング(スマホをポケットWi-Fiのように使う)が可能、テキストメッセージや国内通話が使い放題、データ無制限など長所が多くあります。また、月にプラス$10程度で国際電話(日本含む)がかけ放題になるプランも扱う会社もあります。

大手のキャリアを日本の大手と比較した際、料金は高いものの、契約内容に複雑な縛りが少なく、サービス内容が良い傾向にあると言えます。

2. 通信料金が高いアメリカで、どの程度スマホが必要?

アメリカでも更に多くの場面でスマホが必要に

そんな通信料金が高いアメリカですが、スマホの必要性はどのくらい高いのでしょうか?

現在のアメリカではデジタル化が進み、更に多くの場面でスマホが必要になってきています。2020年のパンデミック後は特に米国内のデジタル化が短期間で急速に発展し、自宅待機やWFH(Work From Home、在宅勤務)、オンライン授業が日常化したため、多くのビジネスがスマホをはじめとする通信機器なしでは成り立たなくなりました。

大手のスーパーやレストラン、飲食チェーン店では、スマホのアプリを使ってポイントを貯めたり、注文・支払いができます。また、大手の新聞・ニュース媒体もユーザーがウェブサイトやアプリでアクセスできるよう力を入れ、頻繁に変わる情報はネットで確認することが基本となりました。

米国内ではコロナ検査、ワクチン接種が誰でも無料で受けられるように整備されましたが、民間の薬局・ドラッグストアチェーン店での検査や、病院、クリニック、専門医の診察の予約も、ウェブサイトから申し込み、現地に到着したらテキストやメールで連絡をとります。

医療サービスの内容も変化し、コロナの症状がある方を中心に、病院に行かずにスマホのカメラを使って受診・指示を受けられるオンライン診療も多くの方が使えるようになっています。

外出を控えている方はInstacartなどのオンライン買い物代行サービスを利用しますが、代行者とのリアルタイムのやり取りはテキスト(SMS)やチャット機能を使います。子供さんが対面式の学校に通っている場合は、毎日の健康チェックシートの提出もアプリやウェブサイトから行います。

こういった感じで、パンデミック以降のアメリカでの生活は、以前よりもスマホやインターネットが必要な状態になっています。というか、ないと他の人と同じような暮らしができなくなっています。

3. 日本のスマホをアメリカに持って行くと、料金は高くなる?

日本のスマホをアメリカに持って行くと、料金は高くなる?

アメリカに旅行などで短期滞在する場合、日数が短ければ、現地で携帯を契約するという選択は初めからないと思います。では短い米国滞在の間は、どうやってスマホを使えるようにすればいいのでしょう。

日本の大手携帯電話サービス会社が提供しているプランの中には、追加料金を払うことで海外でもスマホが使える「国際ローミング」サービスがあり、日本で販売されているほとんどのスマホ機種が対応しています。現在日本で使っている携帯電話会社のプランを確かめてみましょう。事前に加入申請が必要な場合もあります。

国際ローミングサービスの多くの場合は1日ごとに使用料が設定されています。短期滞在であっても、アメリカでの滞在日数が多くなるほど、トータルで考えると非常に高額になります。

日本の携帯電話会社が提供している国際ローミングサービスを利用するメリットは、アメリカに着いてすぐに普段使っているスマホがそのままアメリカでも使えることです。

また、日本の携帯電話番号をアメリカでも使え、発信も着信もできるという長所もありますが、日本のスマホをアメリカに持ち込み、国際電話扱いで使える状態にしている状態なので、自分がかける際も、着信する際も、普段よりも高い通話料金が発生します。

詳しくはこちらの記事もご覧ください。
海外で必須のデータローミングとは、どのようなサービスか?

なお、国際ローミングサービスに加入せず、日本で契約しているスマホをアメリカに持ってきてしまった場合は、短期間の滞在でも、データローミング設定をオフにするか、機内モードにしておきましょう。これらの設定を行わないと、知らない間にデータ通信が行われていることがあり、高額になる場合もあります。

そのほか、旅行会社などで旅行の間だけ使うためのスマホをレンタルすることができますが、こちらも使用料は割高となっています。

4. アメリカで無料Wi-Fiだけで過ごすことはできる?

アメリカには無料で使える Wi-Fi がレストラン、お店、図書館、学校、駅、空港などの公共施設など様々な場面で存在します。

しかし、公共で無料の Wi-Fi サービスは速度が遅い、安定しないことも多々あります。さらにセキュリティの面で不安がある場合もあります。ここ数年は空港やホテルなどでも無料 Wi-Fi は完備されていて、滞在中は誰でも自由に使えるのですが、きちんとしたサービスを提供する場所ほど、顧客にしかパスワードが知らされていない場合があります。

短期滞在なら少し不便をして無料 Wi-Fiだけを使う人もいますが、あくまでもアメリカで気兼ねなく使えるスマホに契約している場合に補助的に使うか、iPad のように電話会社と契約をしていない端末の場合にとても役に立つサービスです。

5. アメリカでスマホを安く利用する方法は?

アメリカでスマホを安く利用する方法は?

すでに紹介したように米国現地の大手キャリアはT-Mobile、 AT&T 、Verizonの3社ですが、その傘下にたくさんの格安携帯サービスも展開されています。

アメリカでこれらの格安SIMを利用すれば、大手キャリアよりもスマホを安く利用できます。また、大手キャリアではデータ使い放題が主流ですが、たくさんデータを使わないという人は格安携帯サービスのデータ容量が決まったプランを選ぶことで、大幅にスマホ料金を下げることができます。

スマホの中にはSIMカードという小さなICカードが入っていて、カードの中には番号やキャリア情報が保存されています。普段使っているスマホから日本のSIMカードを取り出し、アメリカのSIMカードを入れて使用することで、アメリカで購入したスマホと同じように使用することができます。新しくスマホの端末を買う代金もかからずお得です。

この方法の場合は、日本から持って行くスマホが「SIMフリースマホ」と呼ばれる種類であるか、あるいは日本の携帯電話会社にSIMロックの解除をお願いする必要があります。店頭や電話でSIMロック解除をお願いするとサービス料がかかる場合がありますので、無料で解除したい人はネットで申請しましょう。

アメリカでスマホを活用する方法について深掘りしたい方は、下記の記事をご覧ください。
関連記事:アメリカsimを利用してアメリカでスマホを使おう!

5-1. 日本で手に入るアメリカの格安SIMサービスも

渡米する際にスマホを心地よく使えるようにする一番現実的な方法は、日本にいる間にアメリカのSIMカードとスマホを手に入れて、渡航の際に一緒に持って行くことです。

日本にいる段階で連絡手段の準備できるのでご家族や友人も安心ですし、アメリカの空港に着いてすぐにスマホが使えるようになる点も便利です。

日本の住所にアメリカで使えるSIMカード、およびアメリカで使えるスマホ端末本体を届けてくれる携帯電話サービスの会社はいくつか存在します。

私たちハナセルなら、日本にいながらアメリカのSIMカードが簡単に手に入ります。SIMカードは$15、eSIMは$9(契約手数料無料)で加入でき、月額料金は全米最安値の$9.99からのお得なプランを揃えています。

ハナセルのお手続きは簡単で、申し込みから解約までオンラインででき、全て日本語で対応しています。物理SIMの場合、日本、アメリカのどちらにも送料無料でお届けします。eSIMの場合は最短即日からご利用いただけます。1ヶ月からの利用が可能で、違約金なしでいつでも無料で解約することができますので、短期~中期滞在にも便利です。

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料金を減らし、安心感も得ることが出来ました
野上 春澄さん(在米2年、$29プラン利用)
ハナセルの前に、アメリカの電話会社のサービスを利用していました。プランの変更、機種変更、これらに伴う相談やトラブル対処を英語でするのが難しく、電話や店舗で確認するたびに違う回答となり、結局プランの変更・機種変更などを諦めていました。ハナセルに移行する際、過去解決できなかった他の電話会社との対応、機種変更等についても具体的なアドバイスを頂き、以前より費用を減らし、安心感を得ることが出来ました。使っている最中に発生するトラブルや疑問も丁寧に教えて頂き、満足しています。

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WiFi+緊急通話時のみの子供用に
角田 健さん(在米2年半、$9.99プラン利用)
友人から紹介してもらいました。子供用にSIMフリーiPhoneを購入し、プロバイダを選考した際、やはり価格と日本語サポートが魅力で決めました。$9.99というプランは他には無く、WiFi+緊急通話時にしか使用しない子供用のスマートフォンには最適です。

現在お手持ちのスマホ、携帯電話が利用条件を満たしていれば、ハナセルのSIMカードに入れ替えるだけで、アメリカでも使えるようになります。こちらのページでご確認ください。
アメリカ長期滞在SIM・eSIMのサービス内容・利用条件・お申込み

また、アメリカSIMカード付きのスマホ端末もお手頃な価格で販売しています。

6. アメリカから日本へ一時帰国する際のスマホ料金は高い?

最後に、これからアメリカに住み始めるという方に向けて、アメリカ生活に慣れたころに考え始めるであろう日本へ一時帰国する際の携帯の料金について解説します。

アメリカの大手キャリアで契約したスマホを日本に持って行く場合、AT&Tは1日につき$10(使い放題)、T-Mobileは1日につき$5(上限あり)などの International Pass という国際ローミングのプランがあります。こちらは先ほどの日本から日本のスマホをアメリカへ持ってくる際と同様、滞在日数が長くなるほど費用もかかり、数週間、数ヶ月となると合計金額はかなりのものとなるので、短期滞在の方向けのサービスです。

アメリカから日本へ一時帰国する際も、同じ理屈で日本のSIMカードをアメリカで使っていたスマホに入れる方法が一番安く済みます。

一時帰国SIM「ジャパンSIMカード」

ハナセルでは、こういったアメリカから日本へ一時帰国される方向けの日本で使える一時帰国専用SIM「ジャパンSIMカード」のサービスも提供しています。スマホのSIMカードを取り出してジャパンSIMカードに変えることで、一時帰国中は日本の携帯電話の番号を使えるようになります。

年に1回など定期的に一時帰国される方にも最適で、全く使わない月は利用料金がかかりません。更に嬉しいのが、維持費が年間$8で、初年度は無料という点です。日本に帰国するたびに同じ携帯電話の番号を使用することができるので、お友達や会社とのやりとりもスムーズに行えます。ハナセルのジャパンSIMカードは世界中どこでも送料無料で配送しています。日本の国際空港で受け取ることも可能です。

現在アメリカにお住いの方は、次回日本に一時帰国される際にぜひご検討ください。
一時帰国SIM「ジャパンSIMカード」のサービス案内・お申込み

まとめ

いかがでしたか?アメリカのスマホが高い理由や、国際ローミングサービスや費用に関わる注意点、アメリカにもある格安携帯サービスについて、さらにアメリカから日本へ一時帰国する際にとても便利なジャパンSIMカードのご紹介など、盛りだくさんでご紹介しました。

アメリカでも、日本でも、スマホは今や欠かせないコミュニケーション・情報ツールです。米国滞在中もスマホを快適に使用して、楽しいアメリカ生活をお送りください!

アメリカ携帯ハナセルが運営する「アメリカ新生活・移住ブログ」では、本記事のように、アメリカでの生活や旅行で困ったときの解決方法や、アメリカに行く前に知っておきたい知識など、アメリカで役立つ様々な情報を発信しています。

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監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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