アメリカの大学生活は厳しい?授業・成績の違いを知ろう

アメリカの大学生活は厳しい?授業・成績の違いを知ろう

よくアメリカの大学は「入るのは簡単で卒業するのが難しい」と言われますが、実際はどうなのでしょうか?
日本の大学とは制度が大きく異なるので、これからアメリカの大学へ進学や留学を考えている方はシステムについて知っておいた方がよいかもしれません。今回は、アメリカの大学の仕組みや日本の大学との違いについて詳しくご紹介していきます。
  • 1.アメリカの大学生はよく勉強するって本当?

    アメリカの大学生はよく勉強するって本当?

    アメリカの大学生は日本の学生と比べてよく勉強すると言われます。
    100名を対象に行ったアンケート調査でも、半数以上の63%が「アメリカの大学は日本よりも厳しい」というイメージを持っていることが分かります。

    アメリカの大学に対するイメージアンケート

    よく、「日本の大学は入るのが大変で、アメリカの大学は卒業するのが大変」と形容されることがあります。

    もちろん日本の大学も単位取得や研究を行い勉強やレポートが大変ですが、トップクラスの大学同士を比較するとやはりアメリカの大学の方がシビアだと言えるかもしれません。

    その理由としては、アメリカの大学ならではの授業や単位取得の仕組みが関係しているようです。
    アメリカならではの大学事情について見ていきましょう。

    • 1-1.授業数が少なく課題の量が多い

      アメリカの大学は日本の大学に比べるとコマ数は少な目です。

      セメクター制(春学期と秋学期)の場合大体1日3科目、コマ50分程度なので授業を受ける時間はおよそ3時間。

      これだけ聞くと楽そうだな~と感じますが、科目ごとの課題・予習・復習で実質の勉強時間は5~6時間ほどかかると言われています。

      さらに2ヶ月に1回中間テストか期末テストがあり、期末テストの時期には10ページほどのレポートを提出しなければなりません。

      授業によってはそれに加えて2回の小テストやプレゼンテーションをこなす必要があります。

      • 1-2.生徒も授業に積極的に参加する

        日本の大学の授業は一方通行なものも多いですが、アメリカでは生徒も積極的に発言したり議論したりします。

        科目にもよりますが、大体成績の内訳の中の10%ほどは授業への積極性への評価です。

        日本でも定期的に有名大学の授業内容が流行ってテレビ放映されたりしますが、その中でも学生たちは積極的に自分の意見を述べていますよね。

        ハッキリと自分の意見を持っている人が多い国民性というのもありますが、より良い成績を獲得するためでもあるのです。

        • 1-3.就職に大学の成績が影響する

          成績の平均値を4段階で評価するGPA(Grade Point Average)は、就職活動や大学院への進学にも影響します。

          日本ではどちらかというとどの大学や学部を出たか、という点が重視されることが多いですが、アメリカは個人の成績が大切です。

          自分が希望する進路に進みたい場合はいい成績をキープしなければならないというプレッシャーも、勉強へのモチベーションに繋がっているのかもしれません。

          • 1-4.2学期続けて成績不良だと退学になることも

            GPAは進学や就職だけでなく、大学生活の継続自体にも影響します。

            学校にもよりますが、一般的にはGPAが2.0未満の状態が2学期続くと強制的に退学になることも。

            成績は試験の点数だけでつけられるものではありませんが、GPA2.0をテストの点数でいうと70点くらいになります。

            日本の感覚なら平均点70点ならそこそこという印象もありますが、アメリカの大学では退学させられるほど低い水準のようです。

            また、退学まで行かなくても奨学金を打ち切られる成績の下限も決められています。

            アメリカの大学生の多くは奨学金や学生ローンを利用しているので、無駄にしないためにも勉強に打ち込まなければならないのです。

            • 2.アメリカのシラバスは日本とは異なる

              日本の大学でシラバスというと講義要綱を指しますが、アメリカの大学では受ける科目についての情報がまとめて記載された進行表です。

              • ・授業内容
              • ・クラスの特徴
              • ・課題と試験の計画
              • ・必要な教科書と参考図書
              • ・成績の評価方法
              • ・授業を受けることによって学生が習得する知識等
              • ・期待する学習成果
              • ・教員のオフィスの場所と対応可能時間
              • ・フィードバックの時期
              • ・学生倫理
              • ・障がいのある学生へのステートメント

              といった項目が設けられています。

              シラバスはオンラインからいつでも確認できます。

              • 3.アメリカの大学は4年で卒業する割合は少ない?

                アメリカの大学は4年で卒業する割合は少ない?

                日本の大学は4年で卒業するのが一般的ですが、アメリカでは大体6年くらいかけて卒業する人が多いようです。

                注意したいのが院に行くからではなく、学部を卒業して学士を取得するのに6年かけるのが普通という点です。

                前述の通り、アメリカの大学は単位を取得していい成績をキープするための水準が高く設定されています。また、3年次・4年次で取得すべき単位の数も多いので、学年が上がるごとに勉強時間も増えます。

                そのため、好成績を保つためにも学期ごとの単位数をしぼり勉強時間に当てるという学生も多くいるのです。

                • 3-1.エリート街道を歩むならMBAの取得は必須

                  将来一定以上のキャリアを望むなら大学院でMBA(Master of Business Administration)を取得する必要があります。

                  MBAは日本語でいうと経営学修士で、組織のマネージャーや管理職として必要な知識を学びます。

                  単位取得までには2年ほどかかり、初年度にビジネス全般に対しての授業を受け、2年目はそれぞれが希望する専門分野について学ぶという流れが一般的です。

                  有名企業に就職したい、将来役員になりたい、起業したいという場合はMBAの取得はほぼ必須と言えるほど認知度の高い修士号です。

                  • 3-2.高額な学費も問題に

                    アメリカの大学は学費が高く、州立大学でも年間300万円以上(州民は100万円~)、私立大学だと500万円以上かかります。

                    これは留学生だけでなくアメリカ人学生にとっても大きな負担となっています。

                    さきほど卒業まで4年以上かかるのが普通とご説明しましたが、当然その分の学費も余計にかかります。

                    自分のお金を稼ぐためにバイトをする学生もいますが、特に私立大学の学生は勉強が忙しいので日本のように飲食店で決まったシフトでアルバイトするという人は少ないです。

                    学内でチューターや学内レストランのスタッフ、教授の手伝い、企業インターンなどで報酬を得る人が多いです。

                    将来のキャリアのために自分の時間を思い切り勉強に使うというのはアメリカの大学の良い点でもありますが、残念ながら経済状況などの理由で退学せざるを得ない人も珍しくありません。

                    働きながら大学に行っている人もいますが、単位取得のための勉強時間が取れずに留年してローンの総額が膨らむ・・・というケースも。

                    努力すれば世界最高の教育が受けられる一方で、学費負担の増大は長らく社会問題としてアメリカ市民に暗い影を落としています。

                    • 4.アメリカでも全ての大学生が勤勉というわけではない?

                      これまで、アメリカの大学生がいかに勉強熱心かという点についてご紹介してきました。

                      しかし、それはアイビーリーグなどの一部の有名大学に限った話だという意見もあります。

                      • 4-1.全国平均だと勉強時間はそれほど多くないという結果も

                        アメリカでも日本のように大学によって難易度や傾向もバラバラですし、緩やかなタイプの学校もあります。

                        全国平均のデータでは、平日の学習時間は3.5時間(授業を含む)なので全ての大学生が猛勉強している・・・とは言えないかもしれません。
                        全国平均だと勉強時間はそれほど多くないという結果も
                        参照:American Time Use Survey: Charts by Topic: Students

                        • 4-2.部活やサークル活動にも力を入れている

                          アイビーリーグのアメフトの試合が大きく注目されるように、アメリカにも部活やサークルはたくさんあります。

                          もちろん成績をキープするのが前提ですが有名大学の運動部やサークルでは、就職に役立つ人脈が作れることも。

                          ただ、そうした名門サークルは紹介制でコネがないと入会できないことがほとんどです。

                          • 5.留学生は単位の基準があるので要注意!

                            留学生は単位の基準があるので要注意

                            留学生は学生ビザの関係で、1学期で12単位の授業(3科目)の履修登録をしなければなりません。

                            もしも12単位を下回ってしまったらフルタイムで授業を受ける学生として認められず、移民局から滞在許可を取り消される可能性があります。

                            単位取得という意味ではなく、履修登録なのでそれほど厳格な基準ではありませんが、万が一のミスがないように、留学生担当のオフィスとよく確認してください。

                            • 6.アメリカの学生生活はネット必須!ハナセルのアメリカSIMを活用しよう

                              アメリカに限りませんがシラバスを確認したり、学生同士で情報交換するためにもスマホは欠かすことができません。

                              特にアメリカはコミュニケーションアプリではなく番号同士でSMS(テキスト)を送りあうので、現地用のSIMカードは必須です。

                              ハナセルのアメリカ用SIMは月額9.99USD~から契約でき、どのプランでもテキストは使い放題という高コスパのサービスです。

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                              • まとめ

                                アメリカの大学生、特に有名私立大学の学生は厳しい水準の中で高成績のために懸命に勉強していることが分かりました。

                                日本でも大学によって学習意欲が異なりますが、有名な大学に限っていえば日本よりもアメリカの大学生活の方が厳しいと言えるでしょう。

                                成績が伴わなければ進級、進学、就職に響くので、これから留学をお考えの方はしっかりと計画を立てて準備しておくことをおすすめします。

                                大変ではあるでしょうが、懸命に学んだことは生涯を通して役立つはずです。

                                アメリカの大学に留学したい方は、以下の記事でも人気大学から入学手続きまでの流れを解説しております。

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アメリカ携帯ハナセルが運営する「アメリカ新生活・移住ブログ」では、本記事のように、アメリカでの生活や旅行で困ったときの解決方法や、アメリカに行く前に知っておきたい知識など、アメリカで役立つ様々な情報を発信しています。

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監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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