海外旅行をするときに気になるのが、現地でのインターネット利用ではないでしょうか。インターネット環境がなければ、お店や道順を調べることもできません。そこでおすすめなのが、海外でデータ通信を簡単に使える「海外eSIM」です。本記事では、海外eSIMとはどのようなサービスなのかを、利用するメリット・デメリットとあわせて紹介します。よく似たサービス「海外ローミング」との違いもみていきましょう。
eSIM対応の端末をお持ちの方でアメリカ旅行の予定がある方は、ぜひこちらからアメリカSIMをチェックしてみてください!
1.そもそも「eSIM」ってなに?

eSIMとは、デバイスにSIMが組み込まれた本体一体型のSIMです。SIMには、加入者の情報や契約情報が記録されており、SIMがないと電話番号を持つことも、通話・通信することもできません。従来のSIMといえば、物理的なICチップであるSIMカードが一般的でした。SIMカードとeSIMの役割は変わりませんが、eSIMのほうが利便性が高いため、現在はSIMカードではなく、eSIMを使用する人が増えています。
eSIMのメリットやSIMカードとの違いについては以下に詳しく解説しております。合わせてご覧ください。
機種変更や通信事業者の乗り換えを検討している人であれば、「eSIM」というあまり見慣れない単語を目にする...
2.海外旅行でeSIMを使用するメリット

海外旅行に行くときも、海外SIMカードよりも海外eSIMほうが便利です。ここからは、海外旅行でeSIMを使用するメリットをみていきましょう。
・購入後すぐに利用できるようになる
・1台のスマホに複数の回線を入れられる
・SIMの紛失・盗難のリスクがない
これから海外に行く予定のある人は、ぜひご確認ください。
ハワイ旅行でeSIMを使うメリット・デメリットは以下に詳しく解説しております。合わせてご覧ください。
2-1.購入後すぐに利用できるようになる
海外eSIMの利用は、申し込みから回線の開通まで、すべてオンライン上で行えます。物理的なSIMカードであれば、申し込み後はカードが家に届くまで待つ必要があるため、発送が遅れたり配送トラブルがあったりすると、カードの到着が出発に間に合わない可能性があります。とくに、旅行までに日がないときは、購入当日から使用できるeSIMのほうが安心でしょう。
2-2.1台のスマホに複数の回線を入れられる
eSIMの大きな特徴は、複数の通信事業者の回線を、1台のスマホで使い分けられるところにあります。海外旅行でも、訪れる国で使う回線を事前に普段使っているスマホに入れておくことで、到着後すぐにデータ通信を使えるようになります。回線の切り替えも、スマホのモバイル通信から使用したい回線を選択するだけ。物理的なSIMカードのように、SIMカードを取り外して新しいものに入れ替える手間はありません。
2-3.SIMの紛失・盗難のリスクがない
eSIMはデバイスにSIMが内蔵されているため、物理的なSIMカードの欠点であった紛失や破損といったトラブルが発生しません。物理的なSIMカードの場合、使用しないときはデバイスから取り外して、別途保管する必要があります。そのため、海外旅行中に日本で使用するSIMカードが紛失したり破損したりするトラブルは珍しくありませんでした。
3.海外旅行でeSIMを使用するデメリット

海外旅行で海外eSIMを使用するデメリットはほとんどありませんが、下記の2点については事前に確認が必要です。
・eSIMを使える機種は限られている
・スマホのSIMロックを解除する必要がある
場合によっては、eSIMを使えないこともあるので注意してください。
3-1.eSIMを使える機種は限られている
現在、eSIMが使用できる機種は増えつつありますが、古い機種だとeSIMに対応していないことがあります。たとえば、iPhoneだとiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以前のモデル、GoogleならPixel 3以前のモデルは、eSIMに対応していません。
3-2.スマホのSIMロックを解除する必要がある
特定の通信事業者と契約を結んだときに、その通信事業者が提供する回線しか使えないように、SIMの利用を制限していることがあります。これを「SIMロック」と呼びます。SIMロックは解除が可能ですが、解除するには通信事業者に申し込みをする必要があります。SIMロックがかかったままだと、eSIMは使えないため、海外eSIMを申し込む前にSIMロックの解除をする一手間が必要となります。
ちなみに、2021年10月1日以降に新しく販売されたスマホについては、SIMロックを設定することが禁止されているため、SIMロック解除を行う必要はありません。
4.eSIMと海外ローミングはどっちがいいの?

続いては、eSIMとよく比べられる海外ローミングと相違点を確認してみましょう。いずれもメリット・デメリットがあるため、自分に合うほうを選んでください。
4-1.海外ローミングとは
海外ローミングとは、日本で普段使っている通信事業者のまま、現地の通信事業者の回線を使ってデータ通信を利用する仕組みです。通信事業者間で契約しているので、海外に行っても日本で使用しているSIMや契約プランのままデータ通信が利用できます。
なお、誰でも利用できるサービスではなく、通信事業者が現地の通信事業者と契約していなければ使えません。自身が使用している通信事業者・プランによっては、そもそも海外ローミングの利用対象外という可能性があります。
4-2.eSIMと海外ローミングの違い
|
特徴 |
| 海外eSIM |
・日本で使ってるスマホをそのまま海外で使える
・事前にeSIMの申込
・ダウンロードが必要
・安価なeSIMを選べる
・通信品質が高い |
| 海外ローミング |
・日本で使っているデバイス
・プランをそのまま海外で使える
・ローミング料金が高額になりがち
・通信品質が落ちることがある |
海外eSIMを使用したいときは、購入後にeSIMプロファイルをダウンロードする必要がありますが、海外ローミングの場合はこの手間がありません。追加の利用手続きが簡易な点は海外ローミングの魅力といえます。海外ローミングも利用している通信事業者やプランによって申し込みが必要な場合があります。
料金は海外eSIMのほうがお得です。海外ローミングの料金は高くなりやすく、高額請求トラブルが頻発しています。これは、日本と海外では料金自体が異なるうえ、日本で一般的な定額サービスが現地では対象外となっていることを知らず、使った分だけどんどん料金が加算されてしまうためです。常時バックグラウンドで動いているアプリがあったり、動画視聴・通話をすると料金が跳ね上がる可能性があります。
また、海外ローミングでは、現地の利用者よりも接続の優先順位が低くなってしまうため、通信速度が遅くなる可能性があります。対してeSIMは、現地の回線を使用するため、優先順位が落ちることなく使用できます。
5.海外eSIMの選び方

それでは、海外eSIMはどのように選べばよいのでしょうか。選ぶときのポイントは、「対応エリア」「滞在期間」です。
5-1.訪れる国に対応しているeSIMを選ぶ
海外eSIMは、現地の通信事業者が提供する回線を利用できるようにするものです。そのため、訪れる国に対応しているeSIMを選ぶ必要があります。とくに複数の国を回る場合は、すべての国で通信できるeSIMを選ぶか、各国で使えるeSIMをそれぞれ申し込んでおく必要があります。
5-2.滞在期間からプリペイド式・月額制を選ぶ
海外eSIMといえば、有効期間・使用データ容量が決まっているプリペイド式が一般的です。短期滞在ならプリペイド式の海外eSIMで問題ありませんが、長期的な滞在になるとプリペイド式だと割高になる可能性があります。プリペイド式のeSIMの多くは、有効期間が最大でも30日程度です。滞在する国やデータ容量、月額制のeSIMのほうが割安になる傾向があります。ただし、月額制のサービスでは解約手数料が取られることもあるため、最終的なコストから選択するようにしましょう。
アメリカで使えるおすすめSIMカード・eSIMの選び方については以下に詳しく解説しております。合わせてご覧ください。
アメリカでスマホ利用するならアメリカSIMの利用をおすすめします。留学・ビジネスなどでアメリカへ長期間行く方のなかには、現地でスムーズなスマホ利用を行うために「アメリカ現地SIM」の利用をお考えの方もいらっしゃるでしょう。しかし、日本での準備を怠ると、「アメリカで自分のスマホが使えない」という事態になる可能性があることに、注意しておかなければなりません。
6.海外eSIMの使い方
海外eSIMの使い方は非常に簡単です。海外旅行に行く前に日本でしておくことと、現地に着いてからすることの2つに分けてみていきましょう。
6-1.出発前の日本でしておくこと
海外に着いてからすぐにデータ通信を使えるように、日本にいる間にeSIMのファイルをダウンロードしておきましょう。eSIMのダウンロードには通信環境が必要なので、現地に着いてからダウンロードしようとすると、空港やホテルなどのフリーWi-Fiを利用しなければなりません。eSIMはIPhoneでもAndroidでも、QRコードを読み込むことでダウンロードが可能です。日本で使っている回線と新しく入れた回線がわからなくならないように、海外で使う回線には名前をつけておくと分かりやすいでしょう。
6-2.現地に着いてからすること

iPhoneの場合、海外に着いたら、モバイル通信をオンにして、日本で入れた現地で使える回線を選択することで使用できるようになります。Androidの場合、eSIMの回線をオンにしたら、「モバイルデータ通信」をオンにします。その後アクセスポイント名から新規APN(新規アクセスポイント)を作成し、最後にこの新規APNを選択したら利用可能です。
Androidでは機種によって設定の方法や文言が違うことがあるため、事前に利用開始方法を確認しておくのがおすすめです。
eSIMでネットに繋がらない場合については以下に詳しく解説しております。合わせてご覧ください。
https://www.hanacell.com/users/uncategorized/esim-iphone-android/
7.アメリカ・ハワイ旅行でeSIMを使うならHanaCell(ハナセル)がおすすめ
ハナセルでは、アメリカ・ハワイ旅行にぴったりの、
アメリカ短期プリペイドeSIMをご用意しております。
短期プリペイドeSIMは、
旅行日数(7日間、15日間、30日間)によってeSIMを選べます。
ハナセルの公式サイトでお申込みいただいた後、すぐに利用開始いただけます。
ハナセルの短期プリペイドeSIMの詳細や、対応機種の確認はこちらのページをご覧ください。
日本語でストレスフリー
園田 沙理さん
問い合わせの対応も比較的はやく、とても丁寧です。また、日本語で問い合わせられるためストレスフリーでとても助かります。
初めてのeSIMでもストレスなし
トッシーさん 旅行先:ハワイ、7日間eSIM利用
通話およびデータ通信ともストレスなく利用できました。また、設定方法も丁寧なガイドのおかげで簡単にできました。ありがとうございました! 以前はSoftbank契約でアメリカ放題を使っていたのですが、Ymobileに変更した後はWifiルーターをレンタルしていました。しかし、通話が出来できず、現地チャーリータクシーやレストランの予約に困っていました。今回初めてeSIMを使い、通話が普通に出来て本当便利でした。今後もeSIMを利用させていただきます。
スムーズに利用できた
FAさん 旅行先:アメリカ合衆国、7日間eSIM利用
本当に簡単な手続きやスムーズな切り替えで、携帯が日本と同様にすぐに使用できた為、快適な滞在ができました。ありがとうございました。
質問への対応がよかった
しこうさん 旅行先:ホノルル(ハワイ)、7日間eSIM利用
質問にスピーディーにわかりやすく答えてくれた。とても親切だったのでまた利用したいと思う。
まとめ
今回は、海外旅行に便利な海外eSIMについて詳しくお伝えしました。eSIMなら、申込から利用開始までスピーディーで、1台のスマホで複数回線を切り替えて使うことができます。日本で使っているSIMカードを紛失・破損するリスクもないため、eSIMが使える機種であれば、eSIMを選んでおいて間違いはないでしょう。