eSIMでネットが繋がらない原因は?対処法も解説!

eSIMの開通手続きを行ったのに、インターネットに繋がらないということがしばしば起こります。とくに、海外旅行や出張で現地でデータ通信が使えないとなると、同行者と連絡を取ったりホテルまでの経路を調べたりすることもできません。

本記事では、eSIMを設定したのにインターネットに繋がらないというときの原因や対処法をお伝えします。

1.eSIMが繋がらないときにまず試すこと3選

eSIMを設定したのにインターネットに繋がらない場合は、原因を細かく確認する前に、まず次の基本操作を試してください。設定の反映待ちや一時的な通信不具合であれば、これだけで解決することがあります。

特に海外到着直後は回線の切り替えが完了していないこともあるため、基本操作の確認が大切です。

・端末を再起動する
・機内モードをON→OFFにする(10〜30秒ほど待機)
・データローミングをオンにする(海外利用の場合)

※データローミングの設定は、利用しているeSIMの種類によって異なります。多くの海外eSIMは他社回線を利用する仕組みのため、ローミングをオンにする必要があります。一方、ハナセルのアメリカeSIMはアメリカの回線を直接利用するタイプのため、アメリカ・ハワイではローミングをオフのままで利用できます。原則としてオフでの利用を推奨しています。

上記3つを試しても改善しない場合は、以下の原因と対処法を順番に確認しましょう。

2.eSIMがインターネットに繋がらないときの原因と対処法

eSIMがインターネットに繋がらない主な原因は、次の5つです。

・有効な回線が選択されていない
・データローミングが有効になっていない
・APNを設定していない
・他のAPN構成プロファイルがインストールされている(iPhone限定)
・5Gに接続されている

※データローミングの設定は、利用しているeSIMによって異なります。多くの海外eSIMは他社回線を利用するため、ローミングをオンにする必要があります。一方、ハナセルのアメリカeSIMはアメリカの回線を直接利用するため、アメリカ・ハワイではローミングをオフのままで利用できます。
オフのままの利用を推奨しており、誤ってオンにすると、日本帰国後に高額なローミング料金が発生する可能性があります(※プリペイドプランは日本で利用できない仕様です)。

まずは機内モードのオンオフや端末の再起動を試したうえで、これらの設定を順番に確認していきましょう。

2-1.原因①有効な回線が選択されていない

原因①有効な回線が選択されていない

eSIMを利用すれば、1台のスマホに複数の回線を追加できます。そのため、単純に現在使いたい回線が選択されていないことで、データ通信が繋がっていない可能性があります。まずは、使用したい回線が選択されているか確認しましょう。

回線を切り替える手順は下記の通りです。

iPhoneの接続するネットワークを切り替える方法

1.「設定」→「モバイル通信」の順にタップ
2.「SIM」の追加されている回線一覧で、使用したい回線が「オン」になっているか確認
4.「オフ」の場合は「オン」にする
※トグルがグリーンのときはオン、グレーのときはオフ
4.「モバイル通信」の「モバイルデータ通信」をタップ
5.使用したい回線をタップ、チェックマークが入ったら完了

Androidの接続するネットワークを切り替える方法

1.「設定」→「接続」→「モバイルネットワーク」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」の順でタップ
2.追加されている回線一覧から使用したい回線をタップ
3.「モバイルデータ」のトグルをオンにする
※トグルがグリーンのときはオン、グレーのときはオフ
4.回線を使用するか聞かれるので「使用」をタップ

eSIMの設定方法については以下に詳しく解説しております。合わせてご覧ください。

機種変更や通信事業者の乗り換えを検討している人であれば、「eSIM」というあまり見慣れない単語を目にする...

2-2.原因②データローミングが有効になっていない

原因②データローミングが有効になっていない

通常、eSIMの回線を利用する際は、モバイルデータ通信の「SIM」から使用したい回線を選択することで使用できます。しかし、一部の海外SIMやAndroid端末では、モバイルデータ通信の「データローミング」をオンにしないとインターネットが繋がらないことがあります。

データローミングを有効にする方法は以下の通りです。

iPhoneのデータローミングをオンにする方法

1.「設定」→「モバイル通信」の順にタップ
2.「SIM」欄の使いたい回線をタップ
3.「データローミング」をタップして「オン」にする
※トグルがグリーンのときはオン、グレーのときはオフ

Androidのデータローミングをオンにする方法

1.「設定」→「接続」→「モバイルネットワーク」の順にタップ
2.「データローミング」をタップ
3.「データローミング」のトグルをタップして「オン」にする
※トグルがグリーンのときはオン、グレーのときはオフ

Androidの場合は、機種によって設定画面の文言や設定の流れが異なることがあります。

データローミングについては、下記の記事でも詳しくご紹介しています。あわせてご覧ください。

データローミングとは?詳しくご存じの方は少ないと思います。ここでは、具体的なサービス内容や、海外SIM利用時の設定方法を解説していきます。

2-3.原因③APNを設定していない

原因③APNを設定していない

一部のeSIMやAndroid端末では、eSIMを追加するときに、新規のAPN(アクセスポイント)を作成しなければならないことがあります。APNの設定がされていないと、インターネットの接続はできません。新規APNの設定が必要な場合は、eSIM購入時の設定方法に詳細が書かれているのが一般的です。

iPhoneのAPN設定方法

1.eSIMをインストールする
2.通信事業者のWebサイトから「APN構成プロファイル」をダウンロードする
3.iPhoneホーム画面「設定」→「プロファイルがダウンロードされました」の順にタップ
4.右上の「インストール」をタップ
5.iPhoneに設定しているパスコードを入力
6.右上の「インストール」をタップ
7.画面下部に表示される「インストール」をタップ
5.インストール完了画面が出たら、右上の「完了」をタップ

インストール時に、「プロファイルをインストールできませんでした」というメッセージが表示されたら、次項で紹介する他のAPN構成プロファイルの削除作業が必要です。

iPhoneのAPN設定方法(手動で設定する場合)

1.「設定」→「モバイル通信」の順にタップ
2.「モバイルデータ通信ネットワーク」
または
2.「通信のオプション」→「モバイルデータ通信ネットワーク」
3.「APN設定」が表示されたら、購入時に提供されたAPN設定情報を入力

通信事業者がAPN設定を認めている場合のみ、ステップ2のあとに「APN設定」が表示されます。

AndroidのAPN設定方法

1.「設定」→「接続」→「モバイルネットワーク」の順にタップ
2.「APN」または「アクセスポイント名」をタップ
3.右上に表示される「追加」をタップ
4.購入時に提供されたAPN設定情報を入力
5.右上の「︙」→「保存」を順にタップ

Androidの場合は、機種によって設定画面の文言や設定の流れが異なることがあります。

2-4.原因④他のAPN構成プロファイルがインストールされている

原因④他のAPN構成プロファイルがインストールされている

こちらはiPhone限定のトラブルです。iOSの仕様上、APN構成プロファイルは、1つのデバイスに1つしかインストールできません。そのため、過去にAPN構成プロファイルをインストールしたことがある場合は、新しいeSIMが利用できません。

この場合、下記の手順で既存のAPN構成プロファイルを削除する必要があります。

プロファイルの削除方法

1.「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理」の順にタップ
2.「構成プロファイル」に表示があれば、ファイルをタップ
3.次の画面で表示される「プロファイルを削除」をタップ
4.パスコードを入力する
5.画面下部に表示される「削除」をタップ

2-5.原因⑤5Gに繋がっている

原因⑤5Gに繋がっている

5G通信のせいでインターネットが使えないこともあります。たとえば、5Gが使えないプランなのに5Gに繋がっている、または5Gの電波状況が悪い場合です。この場合、4G通信に切り替えることで、インターネットが繋がるようになる可能性があります。

iPhoneの通信規格の設定方法

1.「設定」→「モバイル通信」→「通信オプション」→「音声通話とデータ」の順にタップ
2.「4G」をタップ

複数の回線を追加している場合は下記の流れでとなります。

1.「設定」→「モバイル通信」→「通信オプション」の順でタップ
2.「SIM」欄の使用したい回線をタップ
3.「音声通話とデータ」をタップ
4.「4G」をタップ

Androidの通信規格の設定方法

1.「設定」→「接続」→「モバイルネットワーク」→「ネットワークとインターネット」の順でタップ
2.「SIM」をタップ
3.「優先ネットワークの種類」をタップ
4.「4G」をタップ

Androidの場合は、機種によって設定画面の文言や設定の流れが異なることがあります。

2-6.エラーメッセージ別の対処法

設定中に特定のエラーメッセージが表示される場合は、内容に応じた対応が必要です。代表的な表示例と対処法を確認してみましょう。

【「モバイル通信プランは追加できません」と表示される場合】

このメッセージは、端末側の制限や設定状況が原因で表示されることがあります。

・eSIMの保存上限(8〜10個)に達している→不要なeSIMを削除する
・SIMロックが解除されていない→契約キャリアで解除手続きを行う
・端末がeSIM非対応→設定画面でEIDの有無を確認する

eSIMは端末ごとに保存できる数に上限があります。また、SIMロックが残っていると他社のeSIMは利用できません。事前に対応状況を確認しましょう。

【「QRコードはもう有効ではありません」と表示される場合】

QRコードの利用条件に関するエラーです。

・使用期限が切れている→eSIM提供元に再発行を依頼する
・すでに一度読み取り済み→QRコードは原則1回限り有効

eSIMのQRコードは基本的に再利用できません。機種変更や再設定の際は、新しいコードの発行が必要になる場合があります。

【「eSIMをアクティベートできません」と表示される場合】

通信環境や端末ソフトウェアが原因で発生することがあります。

・Wi-Fi接続が不安定→安定したWi-Fi環境で再試行する
・iOS/Androidのバージョンが古い→最新版へアップデートする

アクティベーションには安定したインターネット接続が必要です。公共Wi-Fiなどでは失敗する場合もあります。

【「アクティベート中」のまま進まない場合】

設定処理に時間がかかっている可能性があります。

・最大24時間ほどかかることがある→しばらく待機する
・機内モードのON/OFFや端末の再起動を試す

通信会社側で処理が完了するまで時間を要することもあります。すぐに削除せず、まずは基本操作を試してみてください。

2-7.海外旅行先でeSIMが繋がらない場合の対処法

海外に到着した直後は、現地回線への切り替えが完了していないことがあります。空港やホテルで通信が安定しないケースも多いため、まずは基本設定を落ち着いて確認しましょう。

【海外到着直後にまず確認すること】

・データローミングをオンにする
・機内モードがオフになっているか確認する
・10〜30秒ほど待ってから接続状況を確認する

※データローミングの設定は利用しているeSIMによって異なります。多くの海外eSIMはローミングをオンにする必要がありますが、ハナセルのアメリカeSIMはアメリカの回線を直接利用するため、アメリカ・ハワイではローミングをオフのままで利用できます。原則としてオフでの利用を推奨しています。

【通信事業者を手動で選択する方法】

自動設定のままだと、正しい現地キャリアに接続されない場合があります。その際は手動選択を試してください。

・iPhone:「設定」→「モバイル通信」→「ネットワーク選択」→「自動」をオフ→提携キャリアを選択
・Android:「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「ネットワークの自動選択」をオフ→手動で選択

【4G/LTEに切り替える方法】

5G設定のままだと、エリア外で接続が不安定になることがあります。通信が安定しない場合は4G/LTEへ切り替えてみましょう。

・iPhone:「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「音声とデータ」→「4G」を選択
・Android:「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「5Gを無効にする」

海外では回線環境が日本と異なるため、設定を一つずつ確認することで改善するケースも多くあります。

3.インターネットに繋がらないときのその他の対処法

インターネットに繋がらないときのその他の対処法

インターネットに繋がらない原因が、一時的な不具合ということも珍しくありません。

その場合、「デバイスを再起動する」または「フライトモードをオンにしてOFFにする」ことで、不具合が解消される可能性があります。eSIMを手順通りに追加したはずなのに、インターネットに繋がらないときは、まずはこの2つを試してみてください。

また、OSのバージョンが古い場合も、eSIMが上手く機能しないことがあります。最新のソフトウェアにアップデートされていない場合は、更新してから試してみましょう。

4.eSIM利用前に確認しておくべき4つのポイント

eSIMのトラブルは、渡航前に確認しておくことで防げるケースも多くあります。出発前に次の項目をチェックしておきましょう。

【①端末がeSIMに対応しているか】

まず、お使いのスマートフォンがeSIMに対応しているか確認します。

・iPhone:「設定」→「一般」→「情報」→「EID」が表示されていれば対応
・Android:「設定」→「端末情報」→「EID」が表示されていれば対応

EIDが表示されない場合は、eSIM非対応の可能性があります。

【②SIMロックが解除されているか】

SIMロックがかかっている端末では、他社のeSIMを利用できません。

・iPhone:「設定」→「一般」→「情報」→「SIMロック」が「なし」なら利用可能
・Android:「設定」→「端末情報」→「SIMカードの状態」→「許可」なら利用可能

なお、2021年10月以降に発売された端末は原則SIMフリーです。

【③OSが最新バージョンか】

古いOSではeSIMが正しく認識されない場合があります。設定前に最新バージョンへ更新しておくと安心です。アップデートは安定したWi-Fi環境で行いましょう。

【④eSIMプロファイルがダウンロードされているか】

eSIMの設定が完了していても、プロファイルが正しく保存されていない場合があります。

・iPhone:「設定」→「モバイル通信」でプロファイルが表示されている
・Android:「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」で状態を確認

これらを事前に確認しておくことで、現地到着後のトラブルを防ぎやすくなります。

まとめ:eSIMが繋がらないときの対処フロー

eSIMが繋がらない場合は、原因を一つずつ確認することで解決できるケースがほとんどです。次の順番で対処していきましょう。

【STEP1:まず試す】
・端末を再起動する
・機内モードをON→OFFにする(10〜30秒待機)
・データローミングをオンにする(海外利用の場合)

※ハナセルのアメリカeSIMはアメリカ回線を利用するため、原則オフで利用します。

【STEP2:設定を確認】
・使用したいeSIM回線が選択されているか
・APNが正しく設定されているか
・他のAPN構成プロファイルが干渉していないか(iPhone)

【STEP3:海外特有の対処】
・通信事業者を手動で選択する
・5Gをオフにし、4G/LTEへ切り替える

【STEP4:それでも解決しない場合】
・OSを最新バージョンへアップデート
・eSIMプロファイルを削除し、再インストールする
・eSIM提供元のサポートへ問い合わせる

焦らず順番に確認することで、多くのトラブルは解消できます。

https://www.hanacell.com/users/america-sim/esim-merit-demerit/

アメリカ携帯ハナセルが運営する「アメリカ新生活・移住ブログ」では、本記事のように、アメリカでの生活や旅行で困ったときの解決方法や、アメリカに行く前に知っておきたい知識など、アメリカで役立つ様々な情報を発信しています。

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吉田店長の写真

監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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