アメリカでスマホ・携帯電話を使うには?日本で契約して行く方法も解説

アメリカの通信契約は、日本と比べて仕組みが複雑だったり、手続きに時間がかかることが多く、言語の壁や必要書類の問題でスムーズに契約できない場合もあります。

そのため、日本出発前に自分に合った通信手段を選び、日本で契約しておくのがおすすめです。アメリカ到着後すぐにスマホが使える状態にしておくことで、安心・快適な滞在への第一歩となるでしょう。特に、アメリカでの観光・生活に慣れていない人は、事前の準備が重要です。

本記事では、アメリカにおけるスマートフォンや携帯電話の契約方法や、日本で準備していく方法について解説します。

アメリカのスマホ・携帯電話の契約方法

アメリカでスマートフォンや携帯電話を使うには、大きく分けて「ポストペイド方式」と「プリペイド方式」の2つの契約方式があります。日本とは契約の仕組みや契約のハードルが異なるため、事前に違いを把握しておくことが重要です。

ポストペイド方式

ポストペイド方式とは、月ごとの使用量に応じて、後から料金を支払う契約形態を指します。日本の三大通信事業者(NTTドコモ・au・Softbank)での契約と似た形式で、月額固定のプランが多く、長期利用に向いています。

しかし、アメリカで日本人がポストペイド契約を結ぶのは簡単ではありません。契約をするためには、クレジットヒストリーやソーシャルセキュリティナンバー(社会保障番号/SSN)が必要となるケースがほとんどです。

クレジットヒストリーとは、アメリカでのクレジットカード利用履歴から算出される信用スコアのようなものです。アメリカで作ったクレジットカードがないと履歴を出せません。また、ソーシャルセキュリティナンバーは、個人識別に用いられるIDで、アメリカには戸籍がないので、このIDで個人を特定しています。日本人の場合、主に就労ビザを持つ人が取得できるもので、観光ビザや学生ビザの人はIDを取得できません。

アメリカに一時的に滞在する日本人や、初めてアメリカでの生活を始める日本人にとっては、これらの条件を満たすのは困難です。そのため、ポストペイド契約はハードルが高いといえます。

内部リンク:アメリカでのクレジットヒストリーとは?

プリペイド方式

対して、プリペイド方式は事前に料金を支払い、チャージした分だけ使える契約形態です。契約に際してソーシャルセキュリティナンバーやクレジットヒストリーは不要で、パスポートなどの身分証明書さえあれば、誰でもすぐに利用を開始できます。契約期間に縛られることもないため、解約も自由に行えます。必要なときだけ利用できる気軽さは、アメリカに来たばかりの人や短期滞在者にとっても使いやすい選択肢です。

ただし、プリペイドプランの内容によっては国際電話が使えなかったり、通信速度に制限がかかるケースがあるため、プランの詳細は契約前にしっかり確認することが大切です。また、現地でのキャリア選びや購入、設定、トラブル対応は基本的に英語でのやり取りになるため、英語が流暢に話せない人にとってはハードルが高いかもしれません。

アメリカでスマホ・携帯電話を使用したい時は日本で契約を!

アメリカでスマートフォンや携帯電話を使いたい場合、現地で契約する方法もありますが、短期滞在者や初めて渡航する人の場合は、日本で事前に通信手段を用意していく方法が断然おすすめです。

ここでは、日本で準備できる代表的な3つの方法として、「海外レンタルWi-Fi」「海外ローミング」「海外SIMカード・海外eSIM」について紹介します。

海外レンタルWi-Fi

従来多く使われてきたのが、モバイルルーター型の海外レンタルWi-Fiです。自宅はもちろん、日本の空港で受け取り・返却ができ、到着後すぐにインターネットが使えるため、旅行者や短期滞在者に人気のサービスです。

自分のスマホをそのまま使え、複数デバイスで同時に接続できるというメリットもあります。家族や友人と旅行に行く場合や、PCやタブレットをフリーWi-Fiに接続するリスクが心配という場合にも便利です。

ただし、ルーターをスマホとは別に充電・持ち運びしなければなりません。また、1日の通信料が決まっており、1日2,000~3,000円と割高になりやすい傾向があります。Wi-Fiなのでネット環境を確保することはできますが、通話はできません。

海外ローミング

日本で普段契約している通信事業者の海外ローミングサービスを利用する方法もあります。海外ローミングとは、日本の通信事業者が提携している現地の通信事業者の回線を利用することで、アメリカでそのまま自分のスマホが使えるサービスです。

料金も日本の通信事業者から請求されます。日本にいる間にスマホ上で申し込みをしておけば、現地に到着後に追加の手続きをしなくても通話・通信が可能です。

一方で、データ通信料や通話料がかなりの高額になる場合があるため、必ず利用料金や定額プランの有無を事前に確認しましょう。通信事業者やプランにもよりますが、通話1分あたり100~800円、1MBの通信料が1,000~2,000円ほどかかるものも。日本と同じように使えるからと気軽に使用すると、1日で数万円の請求が発生する可能性があります。数日の滞在や緊急時の利用には便利ですが、コスト面から長期滞在には向きません。

海外SIMカード・海外eSIM

海外SIMカード・海外eSIMは、近年では特に有力な選択肢となっています。そもそもSIMとは、契約者情報を記録した小さなICチップです。スマホやタブレットは、このSIMがないと通話もデータ通信も利用できません。従来はSIMカードを物理的に入れ替えることで、通信事業者を切り替えることができましたが、近年はデバイス内部にICチップが組み込まれているeSIMの利用が広がっています。

そして、海外SIMとは、海外で通話やデータ通信を使えるようにするためのSIMカードやeSIMです。特に、海外eSIMが便利。日本の専門サイトやECモールで購入したら、そのままスマホ上で操作するだけで、現地で使用する回線の設定・切り替えができます。

プランにもよりますが、プリペイド式が一般的で、使用できる期間・1日に使える通信量が決まっています。スマホだけで通話も通信もできるため、ルーターを充電・持ち運ぶような手間はありません。レンタルWi-Fiと海外ローミングの良いとこ取りをしたようなサービスにも関わらず、1日あたりの料金はレンタルWi-Fiや海外ローミングよりも低いのも魅力です。

アメリカSIMなら『HanaCell(ハナセル)』がおすすめ

HanaCell(ハナセル)は、日本人にアメリカ国内で使えるアメリカSIMを提供するサービスです。SIMカード・eSIMの購入から契約手続き、サポートまで、すべて日本語で対応しています。日本で契約して行くのがおすすめですが、アメリカに着いてから購入・契約することも可能です。

データ通信に加え、アメリカ国内での通話やSMSも使い放題、または非常に安価で使用が可能。短期プランも長期プランも用意されているため、旅行や短期出張、留学から長期出張や海外赴任まで幅広い用途でお使いいただけます。もちろん、契約・解約に際して追加手数料がかかることはありません。

カスタマーサポートでよくある、カタコトの日本語が話せる外国人対応ではなく、日本人スタッフが丁寧に対応するので、英語に自信がない人でも安心して利用できます。アメリカでスマートフォン・携帯電話を利用するための信頼できる選択肢の1つとしてぜひご検討ください。

アメリカ携帯ハナセルが運営する「アメリカ新生活・移住ブログ」では、本記事のように、アメリカでの生活や旅行で困ったときの解決方法や、アメリカに行く前に知っておきたい知識など、アメリカで役立つ様々な情報を発信しています。

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吉田店長の写真

監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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