【高額請求?】データローミングとは?海外SIM利用時はONにする?

海外でeSIMを利用する際のデータローミング設定で高額請求(通称:パケ死)を防ぐには、『日本のキャリア回線(主回線)のデータローミングは必ずOFFにし、海外用eSIMのデータローミングのみONにする』のが鉄則です。
プリペイド型の海外eSIMなら定額で安心ですが、設定を間違えると数万円〜10万円以上の請求になる場合があるため、正しい設定方法を出発前に確認しておきましょう。
しかし、知らないまま利用してしまうと、大変なことになりかねません。
データローミングとは何か、そして海外で利用するべきサービスは何かを解説します。

1.データローミングとは?

まずは、データローミングとはどのようなサービスなのか、解説します。
これは、海外に行った際にその現地の通信事業者のネットワークを通じて、日本の携帯電話会社の通信網と通信できるようにするサービスです。

日本には、docomo、au、ソフトバンク、楽天といった通信事業者があります。
それぞれ、独自で通信網を構築しているのですが、それはあくまでも日本国内に限ったものです。

海外に行くと、原則としてそれらの通信事業者の通信網がないので、直接接続することはできません。

そこで、日本の通信事業者と提携している現地の通信事業者の回線を利用して、データ通信ができるようにしているのです。

通常、スマートフォンは契約している通信事業者の通信網にしか接続できません。
しかし、データローミングをオンにすることで、海外の通信事業者の通信網にも接続できるようになります。
そうすることで、日本で契約したスマートフォンをそのまま海外でも使用できるようになるのです。

1-1.海外eSIM利用時のデータローミング設定(高額請求を防ぐ3ステップ)

海外でeSIMを利用する際は、設定の順番を間違えると意図しない通信が発生することがあります。出発前から帰国後まで、次の流れで設定を確認しておきましょう。

【ステップ1:出発前(日本国内)】
まず、日本で契約している主回線の設定を確認します。特にローミング設定は重要です。確認するポイントは次の通りです。

  • ・主回線(docomo、au、ソフトバンク、楽天など)のデータローミングをOFFにする
  • ・海外用eSIMを端末にインストールしておく(まだ有効化はしない)
  • ・「モバイルデータ通信の切り替えを許可」をOFFにする

この段階で主回線のローミングをオフにしておくことで、海外到着時の高額請求リスクを防ぎやすくなります。

【ステップ2:現地到着後】
現地に到着したら、利用する回線を海外eSIMへ切り替えます。操作のポイントは次の通りです。

  • ・主回線の「この回線をオンにする」をOFF、または音声通話のみに設定
  • ・海外用eSIMのデータローミングをONにする
  • ・モバイルデータ通信の優先回線を海外eSIMに切り替える

※多くの海外eSIMはローミングをオンにする必要がありますが、ハナセルのアメリカeSIMはアメリカ回線を直接利用するため、アメリカハワイではローミングをオフのままで利用できます。原則としてオフでの利用を推奨しています。

【ステップ3:帰国後】
帰国後は、設定を元に戻すことも忘れないようにします。確認する項目は次の通りです。

  • ・海外用eSIMのデータローミングをOFFにする
  • ・主回線のモバイルデータ通信をONに戻す

帰国後に設定を戻し忘れると、意図しない通信が発生する可能性があります。最後まで設定を確認することが大切です。

1-2.データローミングがONのときに利用できる機能

海外でデータローミングをONにしておくと、次のような機能が利用できます。

  • ・インターネットへの接続
  • ・地図アプリ
  • ・メールアプリ
  • ・SNSアプリなど

データローミングは、海外でインターネットを接続するうえで必要な仕組みです。モバイルルーターや海外SIMに接続できない状況下で、インターネットを利用するためにはONにする必要があります。

最近はインターネットに接続して利用するのが前提となっているアプリも多数あります。地図やメール、SNSなどはその代表例です。これらアプリを海外で利用するときにも、モバイルルーターや海外SIMを用意するか、データローミングをONにする必要があります。

1-3.データローミングがOFFのときに利用できる機能

データローミングをOFFにしても、海外で利用できる機能の代表例は次の通りです。

  • ・電話
  • ・SMS

これらの機能はデータ通信を必要としないため、日本国内・海外ともにローミングOFFでも利用可能です。

なお、一般的に海外では、電話・SMSを使用するときに「音声通話ローミング」という仕組みを利用します。料金体系や仕組みが日本とは異なるので注意しましょう。たとえば、日本では着信には通話料がかかりませんが、国によっては発信・着信双方で通話料を徴収されます。

1-4.海外eSIMのデータローミングは高額請求にならない理由

海外eSIMを利用する場合、日本のキャリア回線をそのまま海外で使う場合とは仕組みが異なります。多くの海外eSIMはプリペイド(買い切り)型が主流で、あらかじめ購入したデータ容量や利用日数の範囲内で通信を行う仕組みです。そのため、基本的には利用上限を超えない限り、追加料金が発生することはありません。

また、eSIM事業者と現地キャリアの間であらかじめ契約が結ばれているため、従量課金方式ではなく、定額または容量制での利用となります。これは、日本のキャリア回線を海外でローミング利用する場合との大きな違いです。

1-5.なぜ高額請求が発生するのか?

高額請求が問題になるのは、日本のキャリア回線で海外ローミングをオンにしたまま通信を行った場合です。定額プランに加入していないと、パケット単位の従量課金となり、知らないうちに料金が積み上がることがあります。さらに、アプリのバックグラウンド通信などによって意図せずデータ通信が行われるケースもあります。

海外eSIMと日本のキャリアローミングは仕組みが異なるため、設定と回線の選択を正しく行うことが重要です。

2.データローミングの落とし穴?高額請求を未然に防ごう

海外でもそのままスマートフォンが使えるようになるデータローミングは、一見非常に便利なように思えるでしょう。
しかし、実はそこに落とし穴があるのです。

それは、データ通信量です。
現在のスマートフォンの場合、通信料金は定額もしくは段階的定額のプランが多いため、あまりデータ使用料を気にしていない人も多いでしょう。

ところが、データローミングを使用した場合は、国内で使用しているデータ通信料金とは別の計算となります。
そのため、いくら国内で定額プランに加入していても、海外での使用分はそれとは別に計算されるのです。

データローミングについては、それぞれ別に定額プランが用意されています。
使い放題プランの場合、段階的定額を用意していることが多く、最大でも1日あたり2,980円等の料金になっています。
また、追加料金を支払うことで国内のプランのデータ量から差し引くものもあります。

2-1.【iPhone編】データローミングの落とし穴を未然に防ぐ方法

データローミング機能は初期設定では基本的にONになっています。
データローミング機能の確認やプランの加入をしないまま海外に行き、データ通信を利用してしまうと、高額なデータ通信料を支払わなければいけなくなってしまいます。

海外に行く際には定額プランに入るなどの準備を行うか、端末の設定からデータローミング機能をしっかりOFFにしていきましょう。

データローミング機能をOFFにしたい場合、iPhoneでは、

  1. 『設定』を開き、『モバイル通信』の項目をタップする
  2. 『通信オプション』の項目をタップする
  3. 『データローミング』のON・OFFマークをOFFの方(ボタンが白色になった状態)に切り替える

だけで、簡単にOFFにすることができます。
出発前にきちんと確認して、高額請求を未然に防いでおきましょう。

また、モバイルデータ通信の項目ごとOFFにすることで自動的にデータローミング機能もOFFにする、というやり方もあります。
設定や、画面上部をスワイプすると出てくるコントロールセンターのアンテナマークからモバイルデータ通信を切ってしまうのも、簡単にできる方法ですね。

2-2.【Android編】データローミングの落とし穴を未然に防ぐ方法

つづいては、Android端末でデータローミング機能をOFFにするやり方です。

  1. 『設定』を開き、『接続』の項目をタップする
  2. 『モバイルネットワーク』の項目をタップする
  3. 『ローミング設定』の項目をタップする
  4. 『データローミング』と、『データ通信を有効にする』のボタンを両方OFFの方(ボタンが白色になった状態)に切り替える

上記の方法で、Android端末でも同じように設定からON・OFFを簡単に切り替えることが可能です。

分かりにくい場合は設定ページの上部の虫眼鏡マークから検索も行えます。検索欄に「ローミング」と入力すれば、そのままローミング設定まで移動することができます。

また、これはiPhoneでも同様なのですが、海外に行きキャリアの圏外に出てしまう前に『機内モード』をONにしてしまえば、自動的にデータ通信とデータローミング機能がOFFになります。

機内モードではデータ通信だけでなく音声通話やSMSなどの機能も使えなくなってしまうというデメリットはありますが、WiFiを個別にONにすることでデータ通信を切ったままWiFiのみを利用することも可能なので、海外でもフリーWiFiなどのWiFiだけを使用して、高額な通信費の発生に対処しながらスマートフォンを利用することもできます。

2-3.事前の申し込み必須

しかし、こういったプランは全て、事前の申し込みが必要です。
決して、自動的に適用されるものではありません。
そして、定額プランに申し込まなかった場合は従量課金制となってしまうのです。

そうなると、1パケットあたり0.2円かかります。
8パケットで1KBとなり、その場合は1.6円です。
1MB使用すると、1600円かかってしまいます。

1MBは、写真1枚表示するだけでもそのくらいのデータ量となることもあります。
国内の定額プランは10GB、20GBというものも多いため、国内で使用する時と同じように使用していてはあっという間に1GBを超えるでしょう。
そうなると、従量課金制では160万円にもなります。

その為、海外でデータローミングを使用するのであれば、必ず定額プランにも加入するべきなのです。
それを忘れてしまうと、思わぬ高額請求に苦しむこととなるでしょう。

ちなみに、海外からショートメッセージを送信した場合、1通につき100円かかります。
これには、データローミングの申込は必要ありません。
受診に関しては、海外でも無料です。

3.海外でのデータ通信には何を利用するべきか

データローミングは、定額サービスに申し込まなければ高額な請求をされてしまうこともあるので、利用する際は注意が必要です。
そして、たとえ定額サービスを利用したとしても、その料金は1日最大で2,980円と安くはないのです。

では、海外でデータ通信を気兼ねなく使えるようにしたければ、どのような方法があるでしょうか?
データローミングと定額サービス以外の方法について、解説します。

3-1.モバイルルーターをレンタルして利用

まず考えられるのが、海外で利用できるモバイルルーターをレンタルして利用することです。
空港などで受け取れるように申し込むことも可能で、複数台の接続もできます。

複数人で海外に行く場合や、スマホとノートパソコン、タブレットなど多くのデバイスで接続するのであれば、この方法も悪くはありません。
しかし、料金面ではデータローミングほどではないものの、それほど安くはありません。

例えば、人気のあるモバイルルーターレンタルの料金を見ると、1日300MB限定のプランで1日あたり600円弱、無制限プランだと1日1,000円近くかかります。
1カ月にすると、18,000~30,000円ほどかかるのです。

また、通話料などはまた別途かかります。
その際、国際電話や国際ローミングなどを利用していると、アメリカからアメリカにかける際も料金が通常の通話量よりかなり高くなります。
そのため、トータルでは結構な料金になってしまうでしょう。

レンタルWiFiとSIMカードのメリット・デメリットについては、下記の記事でも詳しくご紹介しています。あわせてご覧ください。

海外でインターネットを利用したい人に向けて、海外レンタルWiFiとSIMカードを徹底比較します。それぞれのメリット・デメリットと、おすすめの状況について詳しく紹介するため、ぜひ当記事を参考にしてください。

3-2.海外のSIMカードと差し替えて利用

やはり、利用するなら現地のものが最も安くなります。
そこでおすすめしたいのが、海外のSIMカードと差し替えて利用することです。
SIMフリースマホなら、SIMを差し替えることでその現地のスマホと同様に利用できます。

現在、docomoやau、ソフトバンクなどで利用しているスマートフォンも、SIMロック解除をすればSIMフリースマホになります。
そうなったら、SIMカードを差し替えるだけで海外でも利用できるのです。

その方法で利用する場合は、いくつかのプランがあります。
月額1,000円前後のプランなら、通話料が1分30円、データ通信量も1MBあたり30円と、データローミングよりかなり安い価格で利用できます。

一定量のデータを使い放題のプランや、通話使い放題などのプランもあります。
データも通話も使い放題のプランなら、月額1万円未満で利用できるものもあるのです。
そのようなタイプなら、気兼ねなく利用できるのではないでしょうか。

利用するには、SIMフリースマホを別途用意するか、携帯電話会社に申し込んでSIMロックを解除する必要があります。
ただし、通信事業者によってロック解除できる条件が決まっていることもあるので、注意してください。

手続き自体はそれほど難しいものではなく、オンラインで完結するところもあります。
また、ロックを解除したとしても今まで使用していたSIMカードが利用できなくなるということもありません。

海外のキャリアも、SIMカードのサイズは変わりません。
場合によっては、必要なサイズにSIMカードを調整して使用できるものもあります。
ほとんどのスマホで、利用は可能でしょう。

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ハナセルのアメリカSIM・eSIMの詳細や、対応機種の確認はこちらのページをご覧ください。

海外でスマホを使用する方法や、SIMロックの解除方法等については下記の記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

海外SIMとは?海外SIMでiPhoneを利用する方法が分からない!といった方に向け、使用方法やSIMカードの選び方を解説します。
スマホにはSIMロックが施されているものが多く、SIMカードを差し替えただけでは、現地SIMを利用しての海外での通話やデータ通信ができない可能性があります。日本とアメリカの通信事業者別に「スマホのSIMロックの解除方法」をご紹介します。
海外からスマホでお得に電話をする方法を紹介します。また、海外での利用におすすめなSIMの選ぶ際のポイントについても紹介するため、海外からスマホで音声通話を楽しみたい人は、ぜひ当記事を参考にしてください。

4.海外eSIMとデータローミングに関するよくある質問

Q.eSIMのデータローミングは高額請求されますか?

A.プリペイド型の海外eSIMであれば、事前に購入した容量や日数の範囲内で利用する仕組みのため、基本的に追加請求は発生しません。日本のキャリア回線を海外ローミングで利用する場合とは仕組みが異なります。

Q.eSIMの高額請求を防ぐには?

A.日本の主回線のデータローミングをOFFにし、海外用eSIMのみを利用する設定にすることが重要です。なお、ハナセルのアメリカeSIMはアメリカ回線を直接利用するため、アメリカ・ハワイではデータローミングをオフのままで利用できます。

Q.eSIMのデータローミングはオンにするべきですか?

A.多くの海外eSIMはローミングをONにして通信します。一方、日本の主回線はOFFにしてください。ハナセルのアメリカeSIMはローミングをオフのまま利用する仕様です。

Q.eSIMデータローミングオンなぜ?

A.一般的な海外eSIMは現地キャリアの電波を利用する仕組みのため、ローミングをONにしないと通信できません。ただし、ハナセルのアメリカeSIMはアメリカ回線を直接利用するため、ローミングをオフのままで利用できます。

まとめ

データローミングとは、海外でデータ通信ができるようになるサービスです。
しかし、利用時には従量制の通信料金がかかります。
定額サービスもありますが、それもあまり安いとは言い難いので使うのをためらう方も多いでしょう。

海外でなるべく安くスマホのデータ通信を使うのなら、海外のキャリアのSIMカードを利用するのがベストです。
料金的にも他の方法より安くなるので、まずはその料金から確認してください。
現在使用しているスマートフォンも、SIMロックを解除すれば使えるケースが多いので確認してみましょう。

アメリカ携帯ハナセルが運営する「アメリカ新生活・移住ブログ」では、本記事のように、アメリカでの生活や旅行で困ったときの解決方法や、アメリカに行く前に知っておきたい知識など、アメリカで役立つ様々な情報を発信しています。

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吉田店長の写真

監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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