アメリカで新型コロナワクチンを受けられる場所と方法

こんにちは!ハナセルです。今回はアメリカで新型コロナのワクチンを受けられる場所とその方法について詳しくご紹介します。

2021年9月現在、米国では新型コロナのワクチンは主にジョンソン・エンド・ジョンソン、モデルナ、ファイザー社製が使われており、通常接種分、ブースター接種ともに、十分な量が供給されています。

アメリカで新型コロナワクチンを受けられる場所と方法

1. アメリカで新型コロナのワクチンを受けられる場所

アメリカで新型コロナのワクチンを受けられる場所は主に(2021年9月現在)

  • ドラッグストア:CVS、ウォルグリーン、ライトエイドなど薬剤師のいる大手薬局など
  • スーパーマーケット:ウォルマート、コストコ、クローガーなど薬局を併設している大手のスーパー
  • クリニック・病院

です。もし日本からアメリカに移住・留学で来たばかりの方で、すぐに受けたい場合は、ドラッグストアやスーパーマーケットの薬局を利用するのがいいでしょう。

クリニック・病院ではかかりつけ医がないと受けられない場合があります。ドラッグストアやスーパーの場合は手続きもとても簡単です。(後で詳しく解説します

2021年の2~5月ごろまでは医療従事者や優先度の高い人たちは政府主催のスタジアムや大型施設を利用した「メガサイト」という場所に行き、ワクチンを受けていました。メガサイトでの接種方法はとても効率が良く、ドライブイン、または流れ作業で短時間で大人数が受けることができました。都市部のメガサイトの場合、一箇所につき10万単位に及んだと言われています。

現在では多くの地域で当初の目的の人口が接種済みとなったので、メガサイトは6月ごろから随時閉鎖となり、ドラッグストア、スーパーマーケット、クリニック・病院が主要な接種場所となっています。また、今後は地域によっては3回目の接種のために再オープンする可能性もあると言われています。

2. アメリカの新型コロナのワクチンに関わる費用

アメリカ国内では、新型コロナのワクチン接種、検査、治療に関わる費用はすべて無料です。

2-1. アメリカ国内なら誰でも無料!

CDC(アメリカ疾病予防管理センター)によると、米国に住む全ての人、ビザステータスにかかわらず、医療保険加入の有無にかかわらず、全ての人に無料で提供される、とあります。

米国に住んで働いている人だけではなく、どんなビザステータスの人にも、また合法的に滞在していない人や観光客にも無料となっています。

アメリカは現在、大多数がワクチンによって免疫を獲得することで、ワクチンを受けられない新生児などを守ろうとする考え方をしています。

2-2. 本当に無料?有料と言われるケースもある?

米国は日本のような皆国民保険制度が根付いておらず、医療保険に加入していない人も多くいます。でも、そんな場合でも自己負担はなく新型コロナワクチンを受けることができます。

また、CDCは「もし有料である、料金を請求されるケースがあれば、それは詐欺かもしれない。」と警告を出しています。

コーペイ(自費の診察費)やコーインシュランス(保険のプランによって異なる自己負担額)などの自己負担額を求められたり、お金を支払わなければ接種できないと言われることはありません。万が一そのような対応をされてしまった場合は違法行為です。

3. アメリカで新型コロナワクチンを予約する方法

アメリカで新型コロナワクチンを予約する方法

ドラッグストアやスーパーでコロナワクチンを受ける際の手順を紹介します。先に挙げたような大手のドラッグストアではホームページやアプリから簡単に予約ができます。

3-1. アプリ・ホームページから簡単に予約する方法

予約の際に必要となるのは、氏名、生年月日、性別、医療保険の加入の有無、医療保険の企業名・ID番号(加入していれば)、既往症やアレルギーの有無、住所、電話番号、メールアドレス、接種を受けたい店舗の州、町の名前、いつ受けたいかの月日、時間帯、希望するメーカー(選べる場合・選べない場合もある)などです。

また、予約後は接種前日などにメールが送られ、新型コロナと疑われるような諸症状はないかなどの問診も送られてきます。接種する際は事前にきちんと答える必要があります。

接種の際は身分証明(運転免許やパスポートなど)を持っていきます。

予約の際は、モデルナやファイザーなどの2回接種が必要なワクチンの場合は1回目、2回目共に予約が取れます。(なお、ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンは1回で接種が完了します。)

3-2. 予約なしで新型コロナワクチンが受けられる場合も

2021年9月現在はスーパーの薬局はじめ、大手のドラッグストアでも予約なしで突然行ってもワクチンが受けられるのが主流になっています。

確実に受けたい場合は、事前に先述の予約方法を済ますか、直接電話をして今日は在庫があるか、ホームページから予約をする必要があるかを聞いておくことをお勧めします。

4. 新型コロナワクチンの接種証明書について

新型コロナワクチンを接種するとCDC発行の証明書カードをもらえます。これは2回目接種の時にも同じカードに記入してくれます。

さらに、今後もこの証明カードはいろいろな場面で必要となるようなので、きちんと保管しておくのをお勧めします。ただの厚紙の小さいカードなので、ジップロックバッグなどに入れて保管するのが良さそうです。

4-1. 新型コロナワクチンを接種すると受けられるサービス色々

コロナワクチン接種を推進するために一般の企業がキャンペーンをしているケースも多々あります。ドーナツ無料や、宝くじ、現金、ノベルティ、ニューヨークなどでは地下鉄の1週間タダ券がもらえるなどのキャンペーンもありました。企業も積極的に盛り上げ、ビジネスにつなげるのはアメリカらしいですね。

大手の配車サービスのLyft(リフト)とUber(ウーバー)ではワクチン接種に行く際の利用が無料のサービスがありました。日本でもブームとなったクリスピークリームドーナツでは2021年の終わりまで、ワクチン接種証明書を提示するとドーナツが1日一個無料でもらえるキャンペーンがSNSでも大々的に広告されました。

ドラッグストアのCVSではワクチン接種者の中から抽選でスーパーボウルにご招待の賞品もありました。また出会い系のアプリ大手のMatchやTinderなどではワクチン接種済みの人に対して有料コンテンツへのアクセスが無料で提供されたり、メジャーリーグ、ナショナルフットボールは無料の観戦チケットをプレゼント、オールスター、スーパーボウルへの招待の抽選がありました。

また、大手企業を中心に、ワクチン接種のための時間は有給とするなどの計らい、アマゾンやインスタカート、スーパーマーケットなどのエッセンシャルワーカーによって成り立っている企業では、ワクチン接種済みの労働者に対し、数十ドルから多いところでは500ドルのインセンティブ制度も設けられました。

まとめ

アメリカでの新型コロナワクチン接種は2021年初めから大々的に行われ、6月末までに目標であった人口の接種が終わりました。政府も一般企業もあの手この手でワクチン接種を促すためのアピールやキャンペーンを用意して、とても勢いのあるものでした。

2021年9月現在では、ドラッグストアやスーパーマーケット併設の薬局などで接種でき、予約も不要のことが多くなっています。

以下の記事では、アメリカの新型コロナの安全対策を紹介しています。職場・学校 ・お店・レストランなどの現状がわかる記事となっていますので、合わせてご覧くださいね。

アメリカでの新型コロナの安全対策について、2021年9月時点での状況をお伝えします。米国在住の筆者が、アメリカの職場・学校・お店・レストランの様子や、地域ごとの意識の違い、マスクや消毒液は簡単に手に入るのかなどを紹介します。

アメリカ携帯ハナセルが運営する「アメリカ新生活・移住ブログ」では、本記事のように、アメリカでの生活や旅行で困ったときの解決方法や、アメリカに行く前に知っておきたい知識など、アメリカで役立つ様々な情報を発信しています。

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監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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