3Gと4G LTE、5Gとは?Wi-Fiについても解説

携帯電話の電波マークの隣に表示される「3G」「4G」「LTE」という文字。
なんとなく、4GやLTEだと速いというイメージはあるかと思いますが、どういう意味があるのかご存知でしょうか?

3G(3rd Generation)の基礎知識

3G

「3G」は、ITU(国際電気通信連合)によって定められた携帯電話の通信規格の1つです。全世界の80%以上を占めているGSM方式が2G(第二世代携帯電話方式)と呼ばれていることに対し、3G(第三世代携帯電話方式)と呼ばれています。

その一番の特長は、2G(GSM)より高速のデータ通信が利用できることです。「3G」が普及した結果、高品質な通話や動画、テレビ電話機能など、さまざまなサービスが提供できるようになりました。

また、2Gの時代、日本では世界的に普及しているGSM方式を採用しなかったため、日本の携帯電話をアメリカなどの海外に持って行っても利用できませんでした。
3Gではドコモとソフトバンクが世界に広く利用されるW-CDMA方式を採用したため、日本で購入した携帯電話をアメリカでも使えるようになりました

関連記事:2G GSM(ジー・エス・エム) アメリカ携帯・SIMカードの基礎講座

ハナセルの場合は
条件を満たしていれば、日本で購入した携帯電話でハナセルのアメリカ携帯電話プランをご利用いだけます。携帯持ち込みの詳細はこちらをご覧ください

4GとLTE(Long Term Evolution)

3Gよりもさらに高速のデータ通信が使えるよう進化したものが、「4G」(第四世代携帯電話方式)です。日本でよく目にするLTEは、4Gの中の1つの方式です。(厳密に言うと、LTEのデータ速度は4Gの規格よりも遅いです。そのため、3.9GやPre-4Gなどとも呼ばれています。)

国土が広いこともあり、3Gの普及率がいまいちなアメリカ。その分、現在ではLTEの普及に力を入れています。

ハナセルの場合は
ハナセルのアメリカ携帯電話プランでも、LTEデータ通信が使えます!
アメリカ長期滞在SIM・eSIMの$29プランと$49プランは、毎月2GBまで高速データ通信が使え、その後もベストエフォート128kbpsでデータ使い放題です。($49プランは米国内通話が使い放題になります)
また、4G LTEが使い放題のアメリカ携帯電話プランを月$79で提供しています。
短期プリペイドeSIMについても、LTEデータ通信が使えます。

アメリカSIM 長期滞在
アメリカeSIM 短期プリペイド

5Gとは?

5Gは、「5th Generation」の略です。第5世代移動通信システムのことで、4GやLTEの次世代にあたるためより高速な通信を実現しています。

特徴としては、超高速だけではなく超低遅延、多数同時接続などがあります。通信速度は、最大通信速度で4G/LTEの10倍にも及ぶとされており、4Gが110Mbps~約1Gbps、LTEは37.5~150Mbpsとなっているのに対して、5Gは10Gbpsとされています。

DVDの容量は4.7GBなので、最大通信速度が保たれている状態では3~4秒でダウンロードが完了する計算になります。5Gは、これまでのコンテンツに加えてさらにデータ量が多い4Kや8Kの動画、高グラフィックがゲームなどにも対応することを前提としているため、大容量のコンテンツも遅延なく利用することができるのです。

また、5Gにはエッジコンピューティングという技術が使われています。これは、デバイスの近くで情報処理を行うことでデバイスとサーバー間のデータ転送距離を短縮して、遅延を発生しづらくする技術です。

その他にも例えば、「MIMO」という送信側と受信側でそれぞれ複数のアンテナを用いて通信を行う技術や、「ネットワークスライシング」という1つのネットワークを仮想的に複数の通信となるように分割する技術などがあります。これらの技術を駆使して快適なモバイル通信環境を確立しています。

Wi-Fiとは?

Wi-Fiは、ネットワーク接続に対応しているパソコン、スマートフォン、ゲーム機などを無線でLANに接続するための技術です。これに接続するには、インターネット回線とWi-Fiルーターが必要です。

同じようなもので無線LANというのもありますが、Wi-Fiとの違いは、Wi-Fiのロゴが製品に記されているかどうかですv。Wi-Fiは、Wi-Fi Allianceというアメリカの業界団体によって、国際標準規格のIEEE 802.11規格を使用して相互接続をしているということを示す名称と定められています。その認証を受けないと、Wi-Fiとは言えません。ちなみに、その企画の中でもa、b、cやn、ac、axなどの規格があり、今は11nが4、11acが5、11axが6とも呼ばれています。

Wi-Fiは、様々な場所で利用されています。職場はもちろん、最近では自宅に設置している方も多いのではないでしょうか。また、誰でも自由に使える公衆Wi-Fiが駅や空港、飲食店などに置かれることも増えてきました。

ポケットサイズの持ち歩けるWi-Fiルーターなども、月額数百円から利用できるので便利です。持ち歩くタイプのWi-Fiルーターは、4GやLTE、5Gなどのモバイル通信を利用していることが多いです。ルーターにすることで、複数台が高速で同時接続することも可能となります。但し、Wi-Fiの電波は最大で数十メートルしか届きません。遠方の基地局から電波が届く4GやLTE、5Gとはその点が大きく異なります。

アメリカ携帯ハナセルのプラン

アメリカ携帯ハナセルが運営する「アメリカ新生活・移住ブログ」では、本記事のように、アメリカでの生活や旅行で困ったときの解決方法や、アメリカに行く前に知っておきたい知識など、アメリカで役立つ様々な情報を発信しています。

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監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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