5Gはアメリカで使える?普及率についても解説

スマホを含むモバイル端末の通信規格は約10年周期で世代交代があり、2025年現在、アメリカの5G人口カバー率は77%に達し、北米は世界の5G普及を牽引する市場となっています。しかし、そもそも5Gとは何か、世界各国における普及状況はどうかを知りたい人も多いのではないでしょうか。

今回は、5Gの概要やメリットに加えて、アメリカにおける5Gの普及状況について解説します。アメリカで5Gスマホを使用したいと考えている人は、記事内で紹介する注意点も参考にしてください。

1.アメリカの5G普及状況【2025年最新データ】

2024年末時点で、北米(アメリカを含む地域)の5G接続数は、約2.89億件に達し、前年から67%の増加を記録しました。これにより、北米の5G人口カバー率は約77%にまで拡大しています。

さらに、2024年時点で商用展開されている4GLTEネットワーク数と5Gネットワーク数は同数に達し、地域全体で5Gの普及が実質的に4Gと並ぶ段階に移行していることが確認されています。将来的には、2029年までに北米のモバイル契約の約90%が5Gになると予測されており、5Gがモバイル通信の主流となる流れは加速する見込みです。また、主要キャリアによる5G展開も進んでおり、それぞれの国や都市圏でカバーエリアの拡大が続いています。

なお、5G人口カバー率の拡大は進んでいるものの、実際の通信環境はエリアや建物内、移動状況によって4G LTEと5Gが自動的に切り替わる併用フェーズにあります。2029年に5Gが主流になると予測されている一方で、当面は4G回線がバックアップとして重要な役割を担い続けると見られています。

2.アメリカにおける5Gの普及状況

5Gは日本だけでなくアメリカにおいても利用が開始されています。ここではアメリカを中心に、日本・韓国・中国における5Gの普及状況を解説します。

〇アメリカ

アメリカにおける5Gの商用化開始は2019年4月であり、早い段階で5Gの商用サービスが提供された国です。2021年時点で4社の大手移動体通信事業者が5Gサービスの商用化を行い、うち2社がアメリカ全土でサービス展開を開始しました。

アメリカでは当初、利用できる都市が少ないといった問題があったものの、現在ではサービス地域の拡大によって改善が進められています。5Gを利用した実証実験や、産業・医療分野における導入も進められているなど、5G市場は活発であることも特徴的です。5G対応端末の売上シェアも順調に伸びているため、5Gの普及が進んでいることが分かります。

〇日本

日本では2020年3月に5Gの商用化が開始しました。2025年には5G接続の普及率は153%となり、5Gスマートフォンの普及率は2025年に81%に達するという予測も出ています。

〇韓国

韓国における5Gの商用化開始は2019年4月です。5G加入者の普及率は、2026 年までに78%と高い水準に達すると予測されています。

〇中国

中国における5Gの商用化開始は2019年11月です。中国でも5G利用者は、全体の56%を超え、人口にして10億人を突破したと発表されています。

2-1. 5G対応のスマホを活用する

スマホが5G 600MHz帯に対応していて、あなたが5Gサービスエリア内にいれば、HanaCellでは追加料金なしで5Gを利用することができます。アメリカ国内で使えるスマホを探している人は、HanaCellのサービスをご利用ください。

3.アメリカ主要キャリアの5Gサービス比較

アメリカの5Gサービスは、キャリアごとに重視しているポイントが大きく異なります。そのため、渡航者や短期滞在者にとっては、最高速度よりも「どの場所で5Gにつながりやすいか」を基準に選ぶことが重要です。

T-Mobileは、2.5GHz帯を中心としたミッドバンド5Gを全米で広く展開しており、都市部から郊外まで5Gに接続できる時間が長い点が特徴といえます。一方、Verizonはミリ波を活用したUltra Widebandにより、対応エリアでは非常に高速な通信が可能ですが、利用できる場所は都市部の一部に限られます。AT&TはCバンドの導入を進めることで5G速度の底上げを図っており、安定性を重視したサービス提供が特徴です。

キャリア 5Gの特徴 主な5G周波数帯 カバー状況・接続傾向 料金目安
T-Mobile 5Gカバレッジで業界トップ
  • n41(2.5GHz)
  • n71(低帯域)
  • n41(2.5GHz)を中心としたミッドバンド5Gを全米で広く展開
  • Extended Range 5G(n71)により約3.25億人をカバーし、5G接続可能時間が長い
月$50〜$105前後
Verizon 速度重視の5G
  • n77(Cバンド)
  • n260 / n261(ミリ波)
  • 対応エリアでは最大4Gbps級の高速通信が可能
  • ミリ波対応エリアは都市部を中心に限定的
月$65〜$90前後
AT&T 安定性重視の5G
  • n77(Cバンド)
  • n260 / n261(ミリ波)
  • Cバンド導入で5G速度を段階的に改善中
  • 5G+(ミリ波)は空港や都市部など限定的
月$50〜$85前後

※料金は2025年時点の一般的な無制限プランを基準とした目安

4. 5Gとは

5Gとは、携帯電話やスマホなどに使われている無線通信の次世代通信規格です。Gは「Generation(世代)」であり、5Gは「第5世代」を意味します。5Gより前には1G・2G・3G・4Gがあり、以下のような特徴がありました。

世代 主な年代 特徴
1G 1980年代
  • 音声通話のみができるアナログな通信方式
2G 1990年代
  • テキストベースのメール送受信やインターネット回線への接続が可能になる
3G 2000年代
  • 写真や音楽などの送受信も可能になる
  • 初となる国際標準の移動通信システムであり、日本の携帯電話が海外でも使用可能になった
4G 2010年代
  • 動画やアプリ・ゲームなど大容量コンテンツの通信も可能となる
  • スマホの登場により、日常生活やビジネスにおける無線通信の利用機会が大幅に増加した

1Gから4Gまでは約10年周期で世代交代があるように、5Gは2020年代の主流と目される通信規格です。4Gによる無線通信の利用上昇を受け、5Gの普及によって生活・ビジネスにおける利便性をさらに広げる働きが期待されています。

4-1. 5Gのメリット

5Gの主なメリットは以下の3つです。

〇通信速度の向上

5Gでは「Massive MIMO」と「ビームフォーミング」と呼ばれる2つの技術により、高速大容量の通信を可能としています。5Gの通信速度は最大20Gbpsであり、2019年における4Gの最大1Gbpsと比較して約20倍の速度です。

〇低遅延化による信頼性の向上

5Gを支える技術の1つが、デバイス・サーバー間の物理的な距離を短くするエッジコンピューティングです。データ送受信における遅延速度は4Gの10msに対して、5Gは1msまで縮まりました。低遅延化により、通信のリアルタイム性が求められる分野における信頼性が向上しています。

〇多数同時接続の向上

4Gでは、基地局が事前許可を発行しなければデバイスがデータを送信できないため、同時接続数は1平方キロメートルあたり10万台に限られていました。5Gは「グラント・フリー」と呼ばれる技術により、基地局の事前許可なしにデータを送信可能です。
5G通信の同時接続数は1平方キロメートルあたり100万台となり、4Gの10倍に及ぶ多数同時接続を実現しています。

4-2. 5Gの普及によりできること

5Gネットワークによって実現が予想される技術・サービスの例は、以下のとおりです。

〇自動運転技術の発展

自動車の自動運転では、高速通信と遅延の少ない通信技術が求められます。5Gは2つの要素を兼ね備える上に多数同時接続も向上しているため、自動運転技術の発展は最も期待されている分野です。

〇IoTの加速

2021年現在で登場しているIoT(モノのインターネット)は、5G技術によってさらに加速します。ビジネスでは製造ライン制御・遠隔医療・マーケティングなど、日常生活では家電や証明のIoTが進み、より利便性の高い時代となるでしょう。

〇VR・ARなどの体験技術の進化

5Gによって高速・低遅延の通信が可能となることで、VRやARなどはより没入感のあるサービスを提供可能です。VR・ARはゲームなどの娯楽に使われることが多いものの、体験技術の進化によって、医療福祉やサービスなど幅広い分野における技術開発が進みます。

5.アメリカの5Gスマホはキャリアごとの「周波数帯」に注意!

5Gスマホを利用する際に注意しなければならないことが、スマホと通信会社(キャリア)の「周波数帯」です。周波数帯とは無線通信に使われる周波数の帯域であり、キャリアごとに周波数帯が割り当てられています。5Gスマホであっても、契約するキャリアの周波数帯に機器が対応していなければ5Gを利用できません。

キャリアごとに5Gの周波数帯が異なる点は、アメリカにおいても同様です。アメリカにおける5Gの周波数帯は下記の種類があり、それぞれがキャリアごとに割り当てされています。

  • 600MHz帯
  • 2.5GHz帯
  • 24GHz帯
  • 28GHz帯
  • 39GHz帯

アメリカで5Gスマホを購入して特定のキャリアと契約しても、別のキャリアに乗り換えた場合は、5Gが使えなくなる可能性があることに注意してください。

6.日本で購入したスマホはアメリカの5G回線を使える?

日本で販売されているスマートフォンは、多くがアメリカの5G回線でも利用できますが、対応状況は機種によって大きく異なります。

ただし、日本版iPhoneはアメリカで一部展開されているミリ波(mmWave)には対応していないため、スタジアムや空港周辺などの限られたエリアで提供される超高速5G通信は利用できません。一方、主要エリアで使われているsub-6の5Gには対応しており、通常の5G通信自体は問題なく利用できます。

一方、Android端末はメーカーやモデルによる差が大きく、アメリカの主要キャリアが使用するバンド(5G周波数帯)に対応しているか事前確認が必要です。特に、T-Mobileが主力とする「n41」「n71」、AT&TやVerizonが展開する「n77」などは、端末によって対応状況が異なるため、日本で購入したモデルが必ずしも対応しているとは限りません。対応バンドを事前に確認せずに使用すると、アメリカでは5G通信が利用できない、もしくは4G通信に切り替わる可能性があります。

さらに、SIMフリー端末であることも重要で、国内キャリア販売の端末は購入後にSIMロック解除が必要なケースがあります。渡航前には、利用予定のアメリカキャリアが提供する5G周波数帯一覧を確認し、手持ちの端末が対応するバンドをカバーしているかチェックすることで、現地で安定した5G通信を利用できます。

7. 5Gの普及による影響

5Gが普及することによって、我々の生活にも様々な分野への影響があります。

●娯楽への影響

5Gで大容量の高速通信が可能になると、娯楽の面でもできることが増えていきます。

スポーツ観戦やライブ鑑賞でも、自宅からでも高画質なリアルタイム映像が見られるようになります。
多数のカメラを設置して自由に見たい視点で鑑賞することも可能になるでしょう。
既にそういったサービスを行っているところもあります。

VR技術の発達や通信の遅延などが少なくなると、ゲームの分野の発達にも影響してきます。
特にFPSなどの通信速度が重要になる動きの速いオンラインゲームでは5G技術によってさらに進化していくでしょう。
大容量のデータのやりとりが可能になり、クラウドやサブスクリプションでのプレイが主流になる未来もあるかもしれません。

他にも、大容量の映画を一瞬でダウンロードできたり、娯楽を楽しむ上でストレスになる部分の利便性が格段に向上します。

●交通や医療など社会への影響

通信の遅延が少なくなると、ブレーキ機能など自動運転の機能向上にも活きてきます。

遠隔操作やデータ分析にも役立つため、自動運転以外にも災害の予測や災害時に2次被害を回避しながら復旧作業を行ったり、離れた場所からタイムラグなく指示することも可能です。

また、5G技術は医療の面でも非常に期待されています。
遠隔治療や遠隔手術が遅延なく行えれば、ロボット技術の発展とともに、地方にいても最先端の治療を受けることができるようになるかもしれません。

●働き方への影響

また、我々の生活と密接に関係している働き方の面でも影響があります。

5Gが普及し高速通信がどこでも使用できるようになれば職場へ出向いて作業を行う必要性は更に減り、オンラインでの会議もより快適に行えるため、リモートワークのさらなる普及につながります。

子育てなどで自宅を離れられないなど、それぞれのライフスタイルに合わせて多様な働き方ができるようになります。
移動にかかるコストや時間も抑えられ、より効率的に企業の生産性を高めつつストレスのない働き方ができるようになっていくでしょう。

もちろん、5Gの導入には課題もあります。
業務に導入するためにはコストがかかりますし、身の回りのものすべてがインターネットに繋がることになれば、よりセキュリティに気をつけなければ情報漏洩のリスクが高まります。

よりよい生活のために、5G機器をうまく活用することが今後の課題になりますね。

8.アメリカで快適に5G対応のスマホを使うなら「HanaCell」がおすすめ

アメリカで快適にスマホを使うなら、「HanaCell」のサービスを利用することがおすすめです。HanaCellはアメリカのスマホを日本人が利用しやすい体制で提供しています。利用の申し込みから契約・解約までが全て日本語であるため、英語の専門用語が多い文面は苦手な人も安心です。

HanaCellでは店長をはじめとして、スタッフ全員が海外在住経験のある日本人で構成されています。日本とアメリカにおける携帯電話サービスの違いを理解しているため、利用者が感じやすい不安も丁寧に対応してくれることが特徴です。

短期滞在の場合は短期プリペイドeSIMがおすすめです。
旅行日数(7日間、15日間、30日間)によってeSIMを選べます。
eSIMはSIMの差し替えが不要なので、ハナセルの公式サイトでお申込みいただいた後、すぐに利用開始いただけます。
ハナセルの短期プリペイドeSIMの詳細や、対応機種の確認はこちらのページをご覧ください。

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料金を減らし、安心感も得ることが出来ました
野上 春澄さん(在米2年、$29プラン利用)
ハナセルの前に、アメリカの電話会社のサービスを利用していました。プランの変更、機種変更、これらに伴う相談やトラブル対処を英語でするのが難しく、電話や店舗で確認するたびに違う回答となり、結局プランの変更・機種変更などを諦めていました。ハナセルに移行する際、過去解決できなかった他の電話会社との対応、機種変更等についても具体的なアドバイスを頂き、以前より費用を減らし、安心感を得ることが出来ました。使っている最中に発生するトラブルや疑問も丁寧に教えて頂き、満足しています。

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WiFi+緊急通話時のみの子供用に
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友人から紹介してもらいました。子供用にSIMフリーiPhoneを購入し、プロバイダを選考した際、やはり価格と日本語サポートが魅力で決めました。$9.99というプランは他には無く、WiFi+緊急通話時にしか使用しない子供用のスマートフォンには最適です。

アメリカでSIMカードを活用する際は『hanacell SIM』がおすすめです。

アメリカSIM 長期滞在
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まとめ

・5G普及状況:アメリカの5G人口カバー率は77%(2024年時点)に達しており、都市部を中心に利用環境が整っています。

・主要キャリア:アメリカの大手通信会社は、T-Mobile・Verizon・AT&Tの3社で、各社で5Gの展開方針や対応エリアに違いがあります。

・iPhoneの対応状況:日本で購入したiPhoneは、12以降のモデルであれば、アメリカの5G(sub-6)に対応しています。

・Android端末の注意点:日本版Androidは機種ごとにバンド(5G周波数帯)が異なるため使用できるか確認が必須です。

・利用スタイル別の選び方:短期滞在は手軽に使えるeSIM、長期滞在や在住の場合はポストペイド契約が向いています。

アメリカ携帯ハナセルが運営する「アメリカ新生活・移住ブログ」では、本記事のように、アメリカでの生活や旅行で困ったときの解決方法や、アメリカに行く前に知っておきたい知識など、アメリカで役立つ様々な情報を発信しています。

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吉田店長の写真

監修者
ハナセル店長 吉田

モベルコミュニケーションズ取締役
アメリカ携帯電話業界に20年携わる専門家

小学生の頃に日本を離れた後、海外の大学に進学。海外携帯電話会社に入社し、現在も海外生活を続ける。
2007年、一時帰国の度に感動する日本品質のサービスを米国在住者にお届けしたいという想いから、日本人のためのアメリカ携帯サービス「HanaCell(ハナセル)」を立ち上げる。
コラムでは、一般の方にもわかりやすいアメリカ携帯電話に関する情報や、バイリンガルを活かしたアメリカ生活情報の発信・監修を行っている。

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