ハワイのSIMやeSIMを自分のスマホで使うには?国際ローミングやWi-Fiとの比較も
ハワイへの旅行中、ハワイで使えるSIMやeSIMを利用すれば携帯代がお得になります。しかし、SIMってなんだか難しそうに感じる人も多いはずです。
次のハワイ滞在でSIMを使ってみたいという方のために、ハワイのSIMを使う方法をできるだけ易しく解説してみたいと思います。
そもそも、SIMやeSIMって何?
「SIMカード(シムカード)」または「SIM(シム)」というのは、スマホや携帯の中に入っているICチップです。このICチップの中に、どの携帯電話会社のどの携帯電話番号を使うか、といった情報が記録されています。
日本で使っているSIMカードを携帯から取り出して、ハワイのSIMに差し替えれば、携帯端末を買い替えることなく、ハワイ現地価格の携帯電話サービスが使えるようになります。
また、最近ではSIMの差し替えが不要になった「eSIM(イーシム)」も普及してきています。
eSIMとは、SIMカードを物理的に挿入する必要がない、スマホに組み込まれた電子的なSIMカードです。スマホの中に内蔵されている電子的なSIMカードを用いますので、物理SIMの装着は不要です。スマホにeSIMをインストールすることで、通信サービスが使えるようになります。
ハワイのSIMを使うと安い?国際ローミングやレンタルWi-Fiとの比較
ハワイへの旅行中にスマホを使うには、ハワイ現地のSIM以外にも、日本で使用しているキャリアの国際ローミングやモバイルWi-Fiのレンタルなどの方法があります。 その中からハワイ現地のSIMやeSIMを選ぶ理由はどこにあるのでしょうか。
国際ローミングハワイでは、ソフトバンクやドコモ、auの電波は飛んでいないので、現地の携帯会社の電波を借りることになります。 これを「国際ローミング」といい、日本国内とは異なる料金設定が適用されます。一般的に料金は割高です。
<ドコモ、auの場合>
ハワイでデータを使うには、24時間で980円の追加料金がかかります。ハワイで4日以上データを使う方は、ハワイ現地のSIMを使った方が安くなる場合が多いです。
また、ハワイで電話を使う方も、ハワイ現地のSIMを使った方が安くなります。ドコモ・auの国際ローミングの場合、ハワイを含むアメリカ国内へ電話をかける場合の通話料金は1分およそ120円です。日本と特に違う点は、かかってきた電話に出た場合も着信料金がかかること。どこからかかってきても1分165円または175円と、米国内発信よりも高いです。注意しましょう。
データ | 1分の通話 米国へ・着信 | |
---|---|---|
ソフトバンク | 無料(アメリカ放題) | |
ドコモ | 980円/24時間 | 125円・175円 |
au | 980円/24時間 | 120円・165円 |
<ソフトバンクの場合>
ソフトバンクと契約していればアメリカ放題をハワイでも利用できます。
ハワイでのデータ通信や通話に追加料金は発生しません。なお、日本・アメリカ以外の国への発信は、1分210円の通話料がかかります
Wi-Fiレンタルの料金はレンタル会社や利用できるデータ量によってまちまちですが、1日当たり600~1,000円ほどかかってきます。レンタル日数が長くなると料金がかさみます。通話やSMSはできません。 また、レンタル品なので破損・紛失時には弁償が必要な場合があります。
さらに、レンタルWiFiを利用する場合はモバイルWi-Fiルーターのほか、充電アダプターや海外用マルチ変換プラグをセットでレンタルすることとなるため、荷物が増えます。 貸出時にしっかりしたポーチに入れてくれるレンタルショップが多いですが、レンタル品を保護できる安心感はあるものの、ポーチごと持ち運ぶとかさばるのがネックです。 Wi-Fiの充電が切れてしまうと通信ができなくなくなる点にも注意しましょう。
ハワイ現地のSIM・eSIM
ソフトバンク以外のキャリアと契約していて、ハワイでの滞在日数が4日以上の方や電話を使う方は、ハワイ現地のSIM(ハナセルのアメリカSIMなど)を使ったほうが料金がお得になることが多いです。
現地SIMに切り替えると、日本の携帯電話会社の通信サービスが使えなくなるので、間違って国際ローミング料金がかかってしまうということもありません。日本に帰ってきたら、日本のSIMに戻せば、また日本の携帯電話サービスが使えるようになります。
アメリカ携帯ハナセルのご紹介
ハナセルのアメリカSIM・eSIMなら、オンラインからの簡単申し込みで国際ローミングやレンタルWi-Fiよりお得にデータ通信が可能です。さらに米国内の通話は使い放題。ハワイ滞在中にお店を予約する場合などにも重宝します。
さらにeSIMなら、配送を待つことなく、最短で即日に利用開始でき便利です。SIMの入れ替えが不要なため紛失する心配もありません。
ハワイのSIMやeSIMを購入するには?
ハワイはアメリカの州のひとつですので、ハワイで利用するには、アメリカのSIMやeSIMを購入します。アメリカのSIMは基本的にアメリカ本土とハワイのどちらでも使えます。
なお、余談になりますが、グアムやサイパンは、アメリカ領ではあるものの、州ではありません。そのためか、グアムやサイパンではアメリカのSIMの多くが使えません。次にグアムやサイパンに行くことがあればご注意ください。
ハワイで使うためのアメリカSIMやeSIMは、ハワイに着いてから購入するか、日本で事前に購入しておくことができます。
eSIMの場合は、ウェブサイトから申込んだら、その日のうちに利用を開始することもできます。SIMの差し替えも不要ですし、旅行にはeSIMの方が便利かもしれません。販売するオンラインショップによって、日本語で申し込みや使い方の説明がある場合と、英語のみの場合があります。
物理SIMは、店頭で購入するか、オンラインショップならSIMカードが届くまで数日待つ必要があります。 アメリカで使うSIMの場合、店頭で手に入れるためにはアメリカに着いてから英語で購入することになるので、少々敷居が高いです。 オンラインショップを利用するなら、お届け日数を考えて余裕を持って日本で申し込むか、アメリカでSIMを注文してから届くまでの数日を携帯電話の電波が拾えない状況で過ごすことになります。
実は私自身はハワイに行ったことがないのですが(ぜひ一度行ってみたいものです)、ネットで調べた情報によると、2023年現在でもハワイの空港にはSIMカードを販売しているお店が無いそうです。国際空港ならどこでもSIMカードが売られているものかと思っていましたが、意外ですね。
ハワイに着いてから購入する場合は、空港から出て市街地まで移動した後ということになります。携帯キャリアのショップだけでなく、WalmartなどのスーパーマーケットでもプリペイドSIMが販売されています。
空港に着いてすぐに携帯が使いたいなら、ネットでハワイで使えるSIMやesIMを購入し、事前に準備しておきましょう。
現地で購入する方法
では、旅行などでハワイを訪れた際に事前に利用できるSIMを用意していなかったり、突然SIMが必要になった場合、現地のどこで購入できるのでしょうか。
お使いのスマホがeSIMに対応しているなら、ホテルやカフェなどWiFiが使える場所に行き、ウェブサイトからeSIMを購入すれば、その日のうちに使えるようになります。
物理SIMを使う場合は、ハワイのワイキキなどの街中では、SIMカードを販売しているお店がたくさんあります。ABCストアやセブンイレブンでも気軽に購入する事ができます。
ハワイ最大のショッピングモールであるアラモアナセンターには、アメリカの大手キャリアAT&Tのショップもあります。 ギガ数によって価格分けされたSIMカードや、旅行客向けの7日間データ無制限のプリペイドSIMなどが購入できます。 ほかの島などにも店舗が多くあり利便性は高いですが、日本語対応ではない店舗も多いので不安な方は注意しましょう。 オハナイーストにあるHOKU WIRELESSもおすすめです。 ここでも滞在期間に合わせて7日間データ無制限のものや10日間、29日間など価格分けされたものを購入できます。 アメリカの国内通話や日本の固定電話通信が無制限になるサービスもあるので、気兼ねなく利用できますね。滞在期間や目的に合わせたSIM・eSIMを購入して、ハワイ旅行を充実させましょう。
アメリカ携帯ハナセルの短期プリペイドeSIMのご紹介
ハナセルの短期プリペイドeSIMは、オンラインで簡単に申し込めます。 なお、ハナセルのeSIMは即日開通ができることはもちろん、早めに注文しておきたい人向けに開始日を事前予約することもできます。
短期プランは、旅行日数(5日間、7日間、15日間、30日間)によってeSIMを選べます。
日本語でお問い合わせいただけますので、わからないことも日本にいるうちに解決できます。
SIMカードをスマホに入れるのって難しくない?
ハワイのSIMをインターネットやスーパーマーケットで購入した場合は、自分でSIMカードを入れ替えることになりますが、これまで一度もSIMカードに触ったことが無いという方も多いですよね。
SIMカードの入れ替えは実は結構簡単です。動画を交えつつ紹介します。
SIMカードには、「通常」「マイクロ」「ナノ」という3つのサイズがあり、どのサイズを使うかはお持ちのスマホによります。決まったサイズしか使えないSIMもあるので、購入前に自分のスマホのSIMサイズを確認しましょう。
最近では「通常」「マイクロ」「ナノ」のどのサイズにも切り取れるマルチカットのSIMカードが一般的です。どのSIMサイズのスマホでも使えるので、SIMのサイズで悩まず購入できます。
下の動画のように、SIMカードを台紙から切り取ります。マルチカットSIMでは、切り取るサイズを間違えても、後から別のサイズに変更することができます。
切り取ったSIMカードをスマホに入れます。今回はもっとも代表的なiPhoneを例に紹介します。
iPhoneのSIMを入れ替えるには、購入時に付属していたSIMピンが必要です。失くしてしまった場合も、ペーパークリップなどで代用できます。iPhoneをケースに入れている場合はケースを取り外し、iPhoneの側面にある穴にSIMピンを差し込むと、SIMトレイが飛び出します。SIMトレイにSIMカードを置き、SIMトレイを元に戻せば完了です。
文字での説明はわかりづらいので、下の動画をご覧ください。
iPhone以外の機種をお使いの方は、購入時に付属したユーザーガイドやオンラインマニュアルを参照しましょう。
SIMカードを入れる場所はメーカーや機種ごとに異なります。
また、eSIM対応機種なら、SIMカードを入れ替えることなく、eSIMを手順に従ってダウンロードすることで、契約したSIMカードが使えるようになります。
eSIMはSIMの入れ替えが不要なため紛失する心配もありません。ダウンロード方法も簡単です。ハナセルでeSIMを購入した場合、開通完了後にeSIMのダウンロードに必要なQRコードとアクティベーションコードが発行されます。
QRコードの準備完了のご案内メールを受信されましたら、お客様ページにログインしてダウンロードを行ってください。
QRコードで有効化する場合:別の端末でQRコードを表示させ、eSIMをダウンロードする端末で読み取ります。
他の端末がない場合:アクティベーションコードを手入力する方法でダウンロードできます。
eSIMのダウンロードの詳細については、購入時に付属したユーザーガイドやオンラインマニュアルを参照しましょう。
eSIMをダウンロードする手順はメーカーや機種ごとに異なります。
アメリカ携帯ハナセルの短期プリペイドeSIMのご紹介
アメリカ携帯ハナセルの短期プリペイドeSIMは、SIMカードの入れ替えが必要なく、簡単にダウンロードいただけます。SIMカードを持ち歩かなくて良いので、紛失する心配もありません。
日本語でお問い合わせいただけますので、eSIMの設定に不安がある方も安心してご利用いただけます。
自分のスマホで、ハワイのSIMが使えないかもしれないって本当?
お持ちのスマホでハワイのSIMを使うには、
(1) SIMロックが解除されていること
(2) 周波数が対応していること
という2つのチェックポイントがあります。
ひとつずつ解説していきましょう。
(1) SIMロックが解除されていること
ドコモ、ソフトバンク、auなどの携帯電話会社で購入した端末は、そのままの状態では他社のSIMが使えません。これを「SIMロック」といいます。このSIMロックは、決まった条件を満たしていれば、端末を購入したキャリアで解除してもらうことができます。
- 2015年5月以降に発売された機種であること。iPhoneの場合は、6s plus、6s、SEや、それより新しい機種です。これは、2015年5月からSIMロック解除が義務化されたからです。ドコモは他社に先駆けて2011年4月からSIMロック解除を受け付けてきたので、それより古い機種でもSIMロックを解除できることがあります。
- 購入から101日経っているか、機種代金の支払いが終わっていること。
自分が持っているスマホ機種の発売時期がわからない場合は、購入したキャリアに問い合わせるとよいでしょう。ただし、店頭や電話でSIMロック解除の申し込みをすると、3,000円の手数料がかかります。キャリアのサポートサイトから申し込めば、手数料無料でSIMロック解除ができます。SIMロックを解除してはじめて、ハワイの現地SIMが利用できるようになります。
アマゾンや家電量販店、アップルストアなどでは、初めからSIMロックがかかっていない「SIMフリー」のスマートフォンが販売されています。MVNOで購入した格安スマホもSIMフリーの場合が多いです。SIMフリーの場合は、SIMロックの解除をしなくても、そのままハワイの現地SIMが利用できます。
(2) 周波数が対応していること
SIMロック以上に難解なのが、この周波数です。
なお、iPhoneは5s/5cの頃から世界各国の周波数に対応していますので、iPhoneユーザーは周波数については気にしなくて大丈夫です。読み飛ばしてください。
通話やインターネットをするためには、スマホで携帯電話会社の電波を拾う必要があるわけですが、その電波の周波数は利用する国や携帯電話会社によって異なります。自分のスマホがハワイの携帯電話会社の周波数に対応していなければ、電波を拾うことができません。
iPhoneのように世界展開しているハイスペック機種は、世界各国で使えるようにたくさんの周波数に対応していますが、格安スマホや日本オリジナルの機種などは、ハワイの携帯電話会社の周波数が入っていない場合があります。また、同じ機種であっても、販売国やキャリアによって、対応する周波数が異なることもあります。
iPhone以外の機種をお使いなら、自分の持っているスマホが、ハワイで使うSIMカードの周波数帯(バンド)に対応しているか確認しましょう。
※eSIMを使用する場合
eSIMを使用する場合は「使用する端末がeSIM対応機種であること」も必須条件となります。
eSIMは物理的なカードが不要で、デバイスに直接埋め込まれている電子的なSIMカードです。
大変便利なeSIMですが、比較的新しい技術のため、機種が対応していない場合があります。
iPhoneでは2018年に発売されたiPhone XS/XRから、eSIMと物理SIMの両方が搭載されるようになりました。一度もeSIMを使ったことがないという方でも、実はお持ちのスマホがeSIMに対応しているかもしれません。
eSIM対応スマホにはEID番号というeSIMの識別番号がついています。
iPhoneの場合、「設定」アプリの「一般」>「情報」より確認できます。
Androidスマホの場合、「設定アプリ」>「デバイス情報」>「SIMのステータス」より確認できます。
「EID」という欄があり、32桁の数字が記載されていれば、eSIM対応機種です。
アメリカ携帯ハナセルのご紹介
アメリカ携帯ハナセルでは、カスタマーサポートに日本語でご質問いただけます。お持ちのスマホで使えるかわからない場合や、SIMの設定方法がわからない場合はお気軽にお問い合わせください。
ハワイのSIMを入れたのにつながらない場合は、どうすればいい?
無事にハワイのSIMをスマホにセットできたのに、つながらない時にはどうしたらいいのでしょう。様々な理由が考えられますが、代表的な対処法をご紹介します。
電波が入らない場合
■旅行前ではありませんか?
ハワイ用のSIMを日本で事前購入した場合、旅行前にSIMが使えるか試してみたくなるかもしれませんね。しかし、アメリカのSIMのほどんどがアメリカ以外で使えないため、日本でSIMカードを切り替えても電波は入りません。
■アクティベーションが必要なSIMではありませんか?
アメリカのSIMは利用する前にアクティベーションという手続きが必要です。SIMのユーザーガイドを確認しましょう。
■スマホの電源を入れ直してみましょう
スマホの電源を切り、入れ直すことで、SIMを認識することがあります。
電波は入るけれど、ネットにつながらない場合
■スマホの電源を入れ直してみましょう
電波が入らない場合と同様に、電源を入れ直すことで、ネットにつながる場合があります。
■APN設定が必要なSIMではありませんか?
APNはモバイルデータ通信を使うための設定です。大手キャリアを使う場合、この設定をしなくてもネットにつながることが多いですが、アメリカの格安SIMを使う場合にはAPNが必須です。SIMのユーザーガイドに書かれているAPNを設定し、スマホの電源を入れ直しましょう。
■日本でMVNO(格安SIM)を使っていませんか? 日本のAPNを削除しましょう
日本でMVNO(格安SIM)を使っている場合、日本のAPNが邪魔をしていることがあります。APNを削除し、スマホの電源を入れ直しましょう。iPhoneの場合は、設定→一般→プロファイルからAPNを選び、アンインストールします。
日本に帰ってきたら、日本のAPNを入れ直すことを忘れないでくださいね。
また、ハナセルのeSIMは即日開通ができることはもちろん、早めに注文しておきたい人向けに開始日を事前予約することもできます。SIMカードについても、送料無料で日本で旅行前に手に入れることができるので、ハワイに着いたらすぐにスマホを使うことが可能です。
ハナセルのアメリカSIMをハワイで使う場合のよくあるご質問
アメリカSIMに切り替えても、LINEはいつも通りに使えますか?
はい。機種を変えない限り、SIMカードを切り替えてもいつも通りにLINEをご利用いただけます。
データの上限を超えたらどうなりますか?
ハワイ現地のSIMは、データの上限を超えると全く通信ができなくなる種類のものもありますが、
ハナセルの場合、データの上限を超えても低速で利用することが可能です。
いつごろ申し込めばいいですか?
eSIMは、いつお申込みいただいても構いません。
物理SIMは、余裕をもって、ご利用開始希望日の1週間以上前を目安にお申込ください。
<アメリカ発送>
FedEx便で発送し、お申し込みから2~5営業日でお届けします。
※曜日・時間指定、土日祝日の配送は行っておりません
<日本発送>
東京より、クロネコヤマト便でお届けします。
- SIMカードのみ:メール便(2~4日内でお届け、ポスト投函)
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